エアロバイクという呼称は実はコナミスポーツ&ライフ社の登録商標のため、本来はエクササイズバイクやフィットネスバイクといった名称で呼ぶべきであるが。しかし、名称として定着しているのでエアロバイクと呼ぶことにする。

さて、下記の特徴があるためエアロバイクはダイエットや心肺トレーニングによく用いられている。

  • 室内の自転車運動は有酸素運動でありダイエット効果が高い。
  • ジョギングなどと異なり膝関節への負担がほとんどない。特に体重が重い人によるランニングは膝関節への負荷が高く膝を壊すことが多い。
  • テレビや読書などのながら運動ができるので続けやすい。

しかし、多くのエアロバイクには重大な欠点があることを知っておいた方がよい。

多くのエアロバイクに共通する重大な欠点とは

連続使用時間が30分までという制限

家庭用のエアロバイクにはたいてい30分以内という使用時間の制限がある。家庭用のエアロバイクのメーカーとして最もシェアを持っているのがおそらくはアルインコ社だと思われるが(少なくとも発売しているラインナップの数は圧倒している)。その中で最上位機種AFB7218だけは60分使用できる。しかしそれ以下の機種には30分以内の制限がある。

調査のために連続使用制限時間やその他の特徴をまとめてみた。

まとめてみたらかなり大変で嫌になってしまったのだが、何とかやり切った!それにしてもアルインコはすごいラインナップである。

機種名参考価格
(税込)
連続
使用
折畳体重
上限
負荷
調整
心拍
測定
W数
表示
プログラム
AFB721939,800円30分120kg16段階
AFB721859,800円60分135kg36段階
BJK711859,800円30分120kg24段階
AFB701833,350円30分90kg24段階
AFB701439,989円30分90kg32段階
AFB631939,800円30分120kg24段階
DSY621926,784円30分120kg8段階××
AFB621619,800円30分90kg16段階
AFB621527,800円30分90kg16段階
AFB611934,800円30分120kg24段階
AFB601627,950円30分90kg16段階
AFB521929,800円30分120kg8段階××
AFB5216G26,870円30分90kg8段階××
AFB521517,799円30分90kg8段階××
AFB501314,800円30分90kg8段階××
AFB461824,800円30分90kg8段階××
AFB451831,412円30分90kg8段階×××
AFB442814,800円30分90kg8段階×××
AFB4419CX24,800円30分90kg8段階××
AFB4417X16,893円30分90kg8段階×××
AFB441614,800円30分90kg8段階×××
AFB430925,250円30分90kg8段階××
AFB411724,800円30分90kg8段階××
AFB401717,556円30分90kg8段階×××
NZ30319,800円30分90kg8段階×××

※注
折畳:〇は全体が折りたためてコンパクトになる構造。△はハンドルと椅子の部分のみ短く縮小できる
負荷調整:ペダルの重さを何段階で変えられるか
W数表示:単なる速度ではなく、どれだけの出力(馬力)が出ているのか計測できる
プログラム:目的別(ダイエット、心肺能力向上、自給力向上など)に自動的にトレーニングプログラムを実行してくれる機能

これを見ると30分を超えて使える機種はわずか1機種しかないことがわかるだろう。

連続使用時間が30分までだと中途半端である。
ながら運動をするならばテレビ番組を見ながらやることが多いだろう。

私は室内自転車で運動する場合はドラマを見るかアニメを見ていることが多い。
普通の1時間枠のドラマだと約45分、アニメの30分枠だと22分程度だ。アニメの場合だと大体は2話か3話見る。いずれにしても30分では足りない。
室内で自転車をこぐのはとても退屈なので、動画を見ながら乗るといったながら運動ができないとなかなか続かない。
私の場合はAmazonプライムの特典のアニメを見ながら乗ったりしている。アニメだと1話22分で、2話見るとまあ時間的にちょうどいい感じ。
それで、さらに面白くてもう1話見たくなったりすると60分ちょっとぐらいになる。アニメを見たくてもっと多くの時間、自転車に乗るようになるわけだ。

トレーニングを始めて20分以上たってから脂肪は燃焼し始めるともいわれている。20分ぐらいまでは筋肉や肝臓にあるグリコーゲンを主なエネルギーとして消費し、グリコーゲンが尽きてから脂肪が主なエネルギーとして使われ始める。
実際はこんなに時間ではっきり分けられるわけでもないのだが、脂肪を運動のメインとするエネルギーとして消費するのにはある程度の運動時間がかかるのである。
20分はまるっきりグリコーゲンしか使わないとすれば30分運動しても、10分の運動分だけしか脂肪燃焼に寄与しないことになる。
30分の運動時間と60分の運動時間では、2倍しか時間が変わらないが脂肪燃焼時間は4倍の差になる。
とにかく有酸素運動というものは負荷は軽くてもいいので、長時間行うことが大切なのである。
ということで、30分しか脂肪燃焼時間が取れないエアロバイクは実にもったいないということになるのだ。

ちなみに制限時間の30分を超えるとどうなるのか?
マグネットは温度が上がると磁力が減り、ある一定以上の高温になると、常温に戻っても磁力が完全に回復しないという現象が起こる。
また、制限時間を大きく超えたり、高頻度で制限時間を超えて使用するとゴムベルトが焼き切れたりすることもある。

アルインコ社の説明によれば1時間いったん休ませてやればまたトレーニングできるとのことではある。完全に冷まさなければならないのである。

では何を買えばいいのか?お勧めは9機種ある

当記事はもともと2017年に公開したもので、当時はおすすめできる安価な機種はほとんどなかった。

さて、それから時間が経ち選択肢は増えた。そこで安価で長時間乗れる機種をまとめてみたのである。
実際にはもっと多くあるのだが、この9機種で業務用を除くすべてのニーズは充足できると考えており、特にコストパフォーマンスの高いモデルをまとめてみたのである。

さて、今回紹介するは9機種は下記の基準で選定している。

  • 最低60分使用できること
    前述のように不可欠ともいえる重要な要素である。
  • 製造メーカー
    信頼ができるメーカーが製造していること
  • 静粛性が高い
    静かであることは家庭で使う上では非常に重要な条件である。静粛性の非常に高いマグネット式、電磁式の機種のみをチョイスしている。このふたつの方式は負荷をかける部分が接触しないのでほぼ無音であることが特徴である。ふすま一枚隔てた隣の部屋が寝室であってもまったく差し支えないぐらい静かである。
  • スマホやタブレットをメータの上に置けるようになっていること
    意外に重要だ。
    室内で自転車をこぐのはとても退屈なので、動画を見ながら乗るといったながら運動ができないとなかなか続かない。
    私の場合はAmazonプライムの特典のアニメを見ながら乗ったりしている。アニメだと1話22分で、2話見るとまあ時間的にちょうどいい感じ。
    それで、さらに面白くてもう1話見たくなったりすると大体60分ちょっとぐらいになる。アニメを見たくてもっと多くの時間、自転車に乗るようになるわけだ。鬼滅の刃とかみていたときはアニメの続きを見たくて、2時間近くエアロバイクに乗った日もある。
    これは、意外に意外に重要で、使ってみると便利さがわかると思う。

更に用途として4つに分けている。

  1. 気軽に乗れる
  2. リハビリ・高齢者・腰痛のある人向け
  3. 強度の高いトレーニングもでき一般的にもお勧めできる
  4. 科学的なトレーニング

お勧め機種

No型番メーカー定価(税抜)
乗車姿勢タイプ
連続使用時間
適応身長
椅子前後調整
最大体重
負荷方式
負荷調整
ホイールカバー
ペダルタイプ
スマホ置き
心拍計測
電源
パワー計測
トレーニングプログラム
TR FB003-XBTIGORA¥9,990アップライト60分不明90kgマグネット式8段階フラット不要
DK-662HDAIKO¥15,636アップライト・
リカベント中間タイプ
60分155cm~190cm110kgマグネット式(推定)8段階フラット不要
型番なしBTM¥14,363アップライト・
リカベント中間タイプ
60分不明120kgマグネット式(推定)10
段階
フラット不要
DK-1021RBDAIKO¥27,090リカベント60分150cm~190cm110kgマグネット式8段階フラット不要
FITBOXAINEXT¥45,272スピンバイク90分145cm~185cm100kgマグネット式8段階フラット/スパイク
両方付属
不要
FITBOX LITEAINEXT¥31,636スピンバイク90分145cm~185cm100kgマグネット式8段階フラット不要
AFB7218ALINCO¥59,000アップライト60分160cm~190cm135kg電磁負荷式36段階フラット◯充電可必要
DK-8920DAIKOU¥45,800アップライト60分150cm~180cm135kgマグネット式32段階フラット必要
GB50-19Reebok ¥68,000アップライト99分(推定)148cm~190cm(推定)120kg電磁負荷式(推定)32段階フラット必要

※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

※2020年10月現在、各社ともコロナウイルスの影響と思われるがエアロバイクの在庫が枯渇している。

欲しいと思った機種が品切れであった際には、目的別におすすめ機種をまとめた表を作成したので是非ご覧頂きたい。この機種も私自身が買ってもいいと思う選択肢である。

エアロバイク目的別おすすめ全30選

気軽に乗れる3機種

エアロバイクを買ってみるものの続けられるかどうか自信がない・・・。という人にはイチオシである。
エアロバイクはもし飽きてしまったら、場所をとるし、売るにも捨てるにも非常に大変である。そのためコンパクトであること、安いことは非常に重要なのだ。
安い機種の中で60分以上乗れ、コンパクトなエアロバイクを3機種ここではチョイスしている。

在庫がない場合は買って後悔しない!【一覧表つき】目的別エアロバイク23選こちらも参考にされたい。

①TIGORA(ティゴラ)TR FB003-XB

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※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

定価(税抜)
¥9,990
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
不明
椅子前後調整
最大体重
90kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴
折りたたみ可能

連続使用時間が60分で最安値はおそらくこの機種であろう。
実売価格は税抜であれば1万円を切る衝撃の安さ。
コンパクトに折りたたむことができ、しかも重量12kgしかないので持ち運びが楽。
品質という意味でいうと、これはスポーツ用品販売最大手のアルペンのプライベートブランド商品である。アルペンやスポーツDEPOの店頭でも販売されている。
ということで、品質的には全く問題ないものであると考える。

最低限運動できるというだけで付加機能はまったくないし、ペダルの負荷は8段階であるが最も重くしてもやはり軽いので、トレーニング用途には不向きである。
しかし、ダイエット用途であればとにかく長時間運動し続けることだけが重要である。そういう意味ではちゃんと使える機種だ。
適応身長の明記はないが、子供でも大人でも乗れているので普通は大丈夫だと思われる。

DAIKOU(大広) DK-662H

DAIKOU DK-662H

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※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

定価(税抜)
¥15,636
乗車姿勢タイプ
アップライト・リカベント中間タイプ
連続使用時間
60分
適応身長
155cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
110kg
負荷方式
マグネット式(推定)
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴
折りたたみ可能

実売価格17,200円(税込)という安さ!
しかも、この機種は背もたれがついている。
乗車姿勢が普通のエアロバイクのようなアップライトタイプ(普通の自転車と同じような乗車姿勢)でありながら、後述するリカベントタイプに近い楽な姿勢をとることができる。
しかも折り畳めるタイプであるのが特徴だ。
製造はこの業界では業務用エアロバイクやルームランナーで老舗のDAIKOUである。品質は間違いないだろう。

③BTM エアロフィットネスバイク 

これもDAIKOUのDK-662Hと同じく、リカベントタイプに近い姿勢をとることができる。というか、ほぼリカベントタイプと同じ使い方もできる。この点において更に優れているともいえる。値段も更に2,000円ほども安い。

しかも同じように折りたたむことも可能な造りである。

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※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます
品切れになっている場合、5色あるので他の色は在庫があるケースが多いので、他の色も確認して欲しい。

定価(税抜)
¥14,363
乗車姿勢タイプ
アップライト・リカベント中間タイプ
連続使用時間
60分
適応身長
不明
椅子前後調整
最大体重
120kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
10段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴
折りたたみ可能

普通のエアロバイク(アップライトバイクともいう)と同じように体を起こした姿勢のアップライトモード。
そして、リカベントタイプと同じように背もたれによりかかり、足を前に突き出して運動するリクライニングモード。
このふたつを切替えられる。
また、DAIKOUのDK-662Hより安いにもかかわらず優れている点がある。椅子(サドル)の脇に持ち手がついていることだ。
持ち手の有無は大きな違いであり。これをつかんで乗ることで、上半身を完全にリラックスさせ楽に乗ることができる。

このことからBTM エアロフィットネスバイクは値段を抜きにしても最高であるといえるのだが、ふたつ注意点がある。

1.信頼性に疑問がある

レビューでは異音がする、メーターが正常に動かなかったという感想がある。

BTMは中国メーカーであり、日本では輸入代理店が販売している。BTM社の公式ホームページを探したのだがどこにも見つけることはできなかった。そのためアフターフォローの対応に少々疑問が残る。
「より太脚に效くトレーニング」
といった表記があり、修正されていないところを見ると不安を感じるのは無理からぬところである。
しかし、Amazonで購入すれば最悪交換が可能なので、買ってみるのも悪くないとは思う。
BTM製品は少なくとも2018年以前からAmazonで売っていることを考えれば、交換などの対応は大丈夫だとは思う。最悪壊れてしまっても1年保証はある。

2.適応身長が不明確

リカベントモードで乗る場合は、メーカーの記載で160cm以上を推奨となっている。
背が小さめな女性などではこの点困る可能性がある。この写真のモデルの身長が163cmと明記されているが、写真でわかるようにほぼ前足が伸び切り、つま先を下に向けて曲げている。この乗車姿勢は腓腹筋が緊張してなかなか苦しいはずである。なので、実際に楽に乗るためには165cm以上身長があったほうが望ましい。女性にはDAIKOUのDK-662H、あるはもっと本格的なリカベントタイプのDK-1021RBをお勧めする。
問題はこれだけではなく適応身長の記載がないのである。163cmの女性モデルと、181cmの男性モデルが乗っている写真が掲載されているが詳細は不明である。181cmの男性モデルが乗っている写真では、脚を伸ばしたときに膝がだいぶ余りそうで、椅子をもっと高くすれば問題ないのかも知れないが、180cmぐらいになると、ちょっと低いかも知れない。
170cm前後であれば問題なさそうという感じである。

機能面、価格面では1番目に推したかったのだが、このふたつの問題があったので2番めの候補としたのである。ちなみに15,800円と、12,800円の機種がある。
12,800円の機種は椅子の脇の持ち手がないので、できれば15,800円の方をお勧めしたい。

リハビリ・高齢者・腰痛のある人などに

DK-1021RBは在庫がない。
そこで5,000円程度高いのだが、同じくDAIKOの上位機種のDK-8304Rをおすすめしたい。買って後悔しない!【一覧表つき】目的別エアロバイク23選 こちらも参考にされたい。

DAIKOU(大広) DK-1021RB

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定価(税抜)
¥27,090
乗車姿勢タイプ
リカベント
連続使用時間
60分
適応身長
150cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
110kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

リカベントタイプとはこのように背もたれのある椅子に座り、足を前に突き出すような乗車姿勢で乗れるエアロバイクのタイプである。

長所としては体を支えるための筋力をあまり必要としないので、体の弱っている人のリハビリや高齢者のロコモ対策、また体重のわりに筋力がない人にもおすすめだ。
体重が重い、あるいは筋力が少ない人にとってはウォーキングといった運動でも膝や腰への負担が大きい。そのため、リカベントタイプのエアロバイクは最適なダイエット方法として推奨できる。

60分の連続実用に耐えるリカベントタイプにもかかわらず、3万円を切る超低価格で販売できるというのもDAIKOUならではという感じである。

DAIKOUのDK-662HやBTMエアロフィットネスバイクも、リカベントタイプのように乗ることができるが、あくまで簡易型と考えたほうがよいだろう。
それに対してDAIKOUのDK-1021RBは座面や背もたれが大きくしっかりしているので、楽さはこちらが上である。
あとは、身長が150cmから対応していることも重要なポイントである。

高齢者のロコモ対策、リハビリ、病中病後の体力回復などの用途にエアロバイクを購入するならこれ一択だ。

トレーニングにもダイエットにも

⑤AINEXT FITBOX / ⑥FITBOX LITE

FITBOX

FITBOX

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定価(税抜)
¥45,272
乗車姿勢タイプ
スピンバイク
連続使用時間
90分
適応身長
145cm~185cm
椅子前後調整
最大体重
100kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット/スパイク両方付属
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

FITBOX LITE

FITBOX LITE

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定価(税抜)
¥31,636
乗車姿勢タイプ
スピンバイク
連続使用時間
90分
適応身長
145cm~185cm
椅子前後調整
最大体重
100kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

ここではややこしいので「通常版」と「廉価版」と表記することとする。
通常版は我が家で使っているものである。

スピンバイクを2台(FITBOXとリーディングエッジ SPN-ST13)並べてみたところ

この手前に写っているのが通常版のFITBOXである。
ちなみに奥に写っているのはリーディングエッジのブランドで販売されていたSPN-ST13である。
このSPN-ST13もなかなかよかったが、FITBOXは発売時期が新しいことなどもあり乗り比べてみると完成度がけた違いに高かったのである。

どうよかったのか?なぜ同じようなものが2台あるのか?についてはこちらにレポートをまとめたのでご覧いただきたい。

子供や小柄な女性も使うのであれば適応身長を考慮に入れる必要がある。
適応身長の幅が非常に広く145cm~185cmまで対応している。小柄な女性であればこれ一択かも知れない。我が家の妻は身長が145cmぐらいしかないのだが、普通に乗れている。
乗車姿勢に無理がなく乗りやすい。
複雑な機械部分などがないので故障といったトラブルが考えにくい。
メンテナンスフリーでずっと乗れる。
ということで万人受けする機種である。

※ちなみにトライアスロンをやる人や自転車でのタイムトライアル競技をやる人向けにもおすすめ。DHバーを握るときと似たような乗車ポジションをとることができる。

ちなみにマグネット負荷式ではあるのだが、負荷のかかり方は非常に自然である。
安物のエアロバイクにありがちな、負荷のかかる場所での独特の引っかかり感はまったくなく乗り心地はとてもよい。
また、負荷を充分重くすることができるのもよい。安いマグネット負荷式のエアロバイクだと一番重くしても負荷がもの足りないのだが、最も重くするとアスリートも使えるぐらいの負荷になる(1分間90回転させると450W相当ぐらいありそう)。

通常版と廉価版の違い

後から販売開始された廉価版であるが、税込み価格でちょうど15,000円安い。これだけ価格差があるのだが、エアロバイクのコアとなる機能には全く違いはない。
通常版から省かれている機能は2つだけである。

  1. メーターパネルがない
  2. ペダルは靴を履かないで乗るフラットタイプのみ

これは大きな差ではまったくない。
フラットタイプであっても、ペダルのベルトは付属しているので高負荷で回しても脚が外れる心配はまずない。我が家もフラットタイプで使っているが、タバタトレーニングといった高強度のトレーニングにも普通に使えている。

また、メーターパネルがないのだが、心拍計は重要であるものの他社から3,000円弱といった非常に安価で良い製品が販売されている。むしろ専用の心拍計の方が使い勝手がいいので、ズバリこれを買い足すことを推奨したい。心拍計を別途買っても12,000円も安く済む。Amazonでしか売っていないのは残念だが、このコストパフォーマンスはすごい。

ランニングウォッチ スポーツウォッチ 心拍計

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心拍センサーは胸に巻くストラップになっていて、慣れないと気になるかもしれないが、心拍センサーを常に手で握るよりもずっと楽なので、慣れてしまえば使い心地がいいのである。

最近はコロナのためなどもあってだろうか供給が間に合っていないようである。
売り切れの場合はこの次の項目のハイガー産業 HG-Y700の購入をおすすめしたい。
ハイガーは私も使っていたメーカーで派手さはないが、手堅い造りで非常によかった。
廉価盤のFITBOXより、1万円高いが連続使用時間が30分長く準業務用ともいえるスペックが特徴。
スタイリッシュでもあり、サドルとハンドルの高さが無段階で微調整できるので、体格にあわせてジャストフィットする。売り切れの場合FITBOX LITEの代わりにこれを勧める。5千円高い分だけの価値はある。4万円近いのでちょっと抵抗感があるだろうが買って損はしない。

ハイガー産業HG-Y700

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科学的なトレーニングに

⑦Reebok(リーボック) GB-50-19

リーボックがエアロバイクを作っているということはほとんど知られていない。しかし、リーボックはさすがスポーツ用品メーカーだけあって、ヘビーデューティーな使用に耐える製品を作っているのである。

ReebokGB-50

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※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

定価(税抜)
¥68,000
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
99分(推定)
適応身長
148cm~190cm(推定)
椅子前後調整
最大体重
120kg
負荷方式
電磁負荷式(推定)
負荷調整
32段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

実売価格65,000円(実際はもっと安いこともあるので要チェック)。とこの中で取り上げている機種の中では最も高い。しかし、99分の連続使用ができる(と考えられる)ことを考えれば、真剣にトレーニングに使うのであれば第一選択肢だと考える。
連続使用時間については推定なのだが、プログラムに時間を最大で99分59秒までセットできることを考えれば、99分は使えると考えてまず間違いないだろう。99分までセットできるのに60分以上使ったら壊れるとしたならば、PL法で訴えられてしまうはずである。
また、適応身長の幅が広いのも特徴だ。公式の資料には適応身長の記載がないのだが、ペダルからサドルまでの高さが65cm~95cmと記載があるので、145cm~210cmぐらいまでは乗れると思われる。
後述のアルインコAFB7218よりも小柄でも乗れる。

GB-50には枝番の-19がついていないバージョンもある。このバージョンは適応身長がちょっと高めなので注意が必要である。160cm~210cm程度となっているため気をつけたい。
もしGB-50-19を買おうと考えていて、品切れで買うことができない場合、適応身長が問題ないのであれば枝番なしのGB-50を買っても機能は全く変わらないのでいいだろう。

GB-50をAmazonで見る / 楽天で見る

ALINCO(アルインコ) AFB7218

アルインコAFB7218

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定価(税抜)
¥59,000
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
160cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
135kg
負荷方式
電磁負荷式
負荷調整
36段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
◯充電可
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

メータの表示がかっこいい。まるでフィットネスクラブにある業務機のような感じである。
適応身長はやや狭く155cm~180cmとなっている。
ALINCOの最上位モデル。とはいえ実売価格54,000円ということで機能を考えればむしろ安く、コストパフォーマンスは抜群に高い。

アルインコのフィットネスバイクAFB7218の液晶モニター

これだけでもテンションの上がりっぷりが違うっていうものだ。

DAIKOU(大広) DK-8920

実売価格は5万円を切りコストパフォーマンスは抜群に高い。スペックはアルインコのAFB7218やリーボックのGB-50-19とほぼ同等。しかし、適応身長についてはやや小さい人向けとなっており、150cm~180cmとなっている。身長が180cmに近い人はALINCOのAFB7218を買うことをおすすめする。

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※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

定価(税抜)
¥45,800
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
150cm~180cm
椅子前後調整
最大体重
135kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
32段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

リーボック GB-50-19と、アルインコ AFB7218とDAIKOU DK-8920は業務用に匹敵する機能を搭載している

フィットネスクラブにある業務用エアロバイクにある、ふたつの機能を搭載しているのがすごいのである。

1.パワーを測れる

パワーが測れることが素晴らしい。

パワーというものは客観的に脚力や心肺能力を測る指標となるものだ。これが測れることによってのみ、トレーニングの成果を測定できる。
これがなければダイエット(体重減少)以外の効果を測ることが全くできないのだ。
パワートレーニングは近年の科学的心肺トレーニングの基本であり、この機能を5万円程度といった低価格でも押さえているのが本当にすごいとしかいいようがない。

リーボック(Reebok)のエアロバイクのサイクルコンピューター

スポーツ自転車用のパワー計はそれだけ単体でも10万円ぐらいすることを考えれば激安といっていい。
計測の原理から考えると正確性はそれほど期待はできないだろう。しかし正確でなくても自分自身の進歩を測定する、あるいはトレーニングメニューのためのターゲットとなるパワーを設定するという用途には十分だ。
パワー計測は正確であることが重要ではなく割合が重要なのだ。例えば自分の出せるパワーが最大600Wだったとする。
でも誤差があったために800Wと表示されたとしよう。それでもよいのだ。

最大負荷の50%でトレーニングすべきという状況であれば、300Wを目標にトレーニングすればよい。
この誤差のあるパワー計であっても、400Wを目標にトレーニングすれば結果として300Wの負荷でトレーニングすることになる。最大負荷の何パーセントかがわかればトレーニングでの目的は達成できる。何ら問題ないのである。

2.トレーニングのプログラミング機能

トレーニングの目的をセットしておけば、個々人の体力レベルに応じて適切に負荷を調整してくれる機能が素晴らしいのである。
例えばダイエットであれば、最高心拍数の50%~65%を維持するとか、最大酸素摂取量(VO2max)を高めるためには1時間維持できるパワーより多くのパワーを出すといった定量的なトレーニングが重要になってくる。
数値を基準とした科学的なトレーニングは、パワーや心拍数を測り、この調整を行うことで可能になる。

この2機種はこのような科学的なトレーニングを行うためのプログラムが内蔵されている。プログラムを選択すれば自然にそのように運動することができるのである。イメージとしてはトレーナーの人が隣についていてストップウォッチを持ちながら、

「はいもっと出力上げて!」「もっともっと上げて!」「はい少し下げて」

というようにメータを見ながら指示してくれるという感じである。特に高強度インターバルトレーニングなんかは、一滴残らず体力を絞り取ってくれる感じである。手(足?)を抜こうにもペダルが勝手に重たくなって、限界まで体力を絞り取ってくるのが恐ろしいプログラムである。

例えばこんな感じである。

無酸素運動能力を高めるための代表的な「ソリア」と呼ばれるトレーニングを設定したときのイメージである。
このように自動的に心拍数をターゲットとなる心拍ゾーンに合わせるようにペダルの回転の重さが変化したり、画面上に「もっと早く」「もっと遅く」といったような表示が出るわけだ。

これはフィットネスクラブにあるエアロバイクであれば搭載されている機能なのだが、家庭用でもこのような機能のある機種があるのだ。

アルインコのAFB7014などの下位機種にもトレーニングのプログラミング機能があるのだが、30分しか使えないことは実に惜しい。
有酸素運動のトレーニングとして有名なマフェトン理論では、ウォーミングアップとクールダウンにそれぞれ15分を要する。30分しか使えないとなると本番のトレーニングが全くできないのである。ダメじゃんこれである。

さて、結局どれを買えばいいのか?

ちなみに自分はなぜリーボックやアルインコのエアロバイクを買わなかったのか?
というと、すでにパワーを測れるパワーメーターを持っていて、ガチの自転車トレーニングをする場合は、競輪選手がトレーニングするような感じで室内で自転車に乗っているためである。

もし、ガチで科学的に有酸素や無酸素トレーニングをしたいのであれば、リーボック GB-50-19が一番お勧め。次点でアルインコ AFB7218とDAIKOU DK-8920のいずれかを身長を考慮していずれかを買えばいいと思う。

でも、どうだろう?

フィットネスクラブに行ったときに、業務用のエアロバイクに乗った時にトレーニングのプログラム機能やパワー計測って使っているだろうか?使ってないのであれば、FITBOX LITEがいいのではないか?と思うのである。デザインが洗練されているし、身長の許容度が大きく家族で乗るには非常にいい機種であると思う。

あと下記の記事もエアロバイク(スピンバイク)について書いているので参考になるかも知れない。

エアロバイクを購入するべきか?買うならどのエアロバイクを買えばいいのか

エアロバイクを買ったらついでに買うといいかもしれないものについて

スピンバイクを使ったトレーニング法