アルインコ社の公式Webサイトに掲載されていなかったり、Amazonでも掲載されていない機種なども含めて、アルインコ社のエアロバイクを網羅して一覧表も作っているので是非ご覧いただきたい。
それにしてもアルインコ社の公式サイトにはこの半分しか掲載していないってなぜなのだろう・・・。
※2022年の6月に更新しています
アルインコ社の概要と業界内のポジションはこちらをクリック
アルインコ社株式会社の概要
アルインコ株式会社は年商500億円を超える、東証プライム上場の超大手企業である。
主事業は足場を中心とする建設資材の製造・販売・レンタルである。
しかし、それにとどまらず家庭用品や、業務用無線機やアマチュア無線機といったデジタル機器の製造販売も行っている。
特に無線機といった高周波機器は設計や製造の難易度が高い分野である。 アルインコは昔から高度な電子機器を作っていたわけである。いってみれば精密電子機器の老舗なのだ。
また、家庭用品も様々なものを販売している。 昔は「アルインコテレビショッピング」という名称で、今のジャパネットたかたぐらいの勢いで、通販のCMを流していた。それでアルインコという名前を覚えている人も多いかもしれない。
こんなCMを大量に流していたのである。
エアロバイクにおける業界内のポジション
このように書くと、エアロバイクには力を入れていないように感じられるかもしれないが、会社の規模がそもそも違う。
家庭用フィットネス機器を中心とする、住宅機器関連の2022年3月決算の売上は約149億円にのぼっている。
エアロバイクという商標を持っているコナミスポーツは別格であるが、他にこのたぐいのトレーニング機器を扱っている専業メーカーの規模とは全く比べ物にならない。
日本国内では大手であっても、年商が数億円程度なので全く比較にならないというレベルである。
家庭用エアロバイクのラインナップについて他社を圧倒する品揃えを誇っている。
またジョギングマシンといった室内運動器具の他にマッサージチェアといった健康器具、ダンベルといったトレーニンググッズも扱っている。総合家庭用フィットネス用品メーカーであるということだ。
アルインコのエアロバイクのラインナップ
エアロバイクについては2022年6月現在、ホームページに掲載されているだけでも20機種のラインナップがある。
その他にもホームページには掲載されていない機種も多数あるため実際には更に多い。
ラインナップで他社を圧倒している。
Amazonや楽天といった通販サイトに掲載されている機種なども含めて調査したのが以下のラインナップである。2022年6月に私が調査した結果44機種(Reebok社製造の2機種を含む)あったのだが、実際はもっとあると思われる。
それにしてもなんで公式Webサイトに全て掲載しないのかがとても謎なのである・・・。
アルインコは数多くのエアロバイクを販売しているが、タイプが似通っている機種が数多くあるため迷ってしまうと思うのであえてお勧めを選定している。
それにしても似たような機種をたくさん販売しているので、3分の1ぐらいに絞り込んでもいいのではないかと思う・・・。
※赤く記載している機種は特にお勧めの機種
機種名 | AHE8019 | AFB7219 | AFB7218 | BKJ7118 | AHE7020 | AHE7019 | AFB7018 | AFB6319 | AFB6216 | AF6200SP | AF6200E | AF6200 | AFB6119 | AFB6112 | BKJ6020K | AFB5721 | AFB5220K | AFB5219 | AFB5216G | AFB5215 | AFB5013 | AFB4520K | AFB4820 | AFB4518 | AFB4428 | AFB4419CX | AFB4417 | AFB4417X | AFB4416 | AFBX4321 | AFB4309WX | AFB4309GX | AFB4020 | AFB4017 | AFB3016 | AFB2119 | AFB2018 | AFB2017R | BK1721 | BK1621 | BK1518 | ZJET460 | ZJET430 |
外観 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
価格 | ¥85,800 | ¥49,900 | ¥61,155 | ¥65,600 | ¥64,990 | ¥29,828 | ¥24,800 | ¥29,800 | ¥38,144 | ¥31,500 | ¥32,800 | ¥24,012 | ¥19,758 | ¥31,517 | ¥24,053 | ¥16,000 | ¥14,500 | ¥13,000 | ¥16,416 | ¥30,631 | |||||||||||||||||||||||
リカベント | アップライト | アップライト | アップライト | リカベント | リカベント | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | アップライト | コンフォート | コンフォート | コンフォート | アップライト | コンフォート | アップライト | アップライト | アップライト | コンフォート | コンフォート | コンフォート | アップライト | アップライト | ミニ | ミニ | ミニ | ミニ | スピンバイク | スピンバイク | スピンバイク | アップライト | アップライト | |
連続使用 | 60分 | 30分 | 60分 | 60分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 30分 | 15分 | 30分 | 30分 | 15分 | 60分 | 60分 | 60分 | 60分 | 60分 |
折畳 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||||||||||||||||||||||
体重 上限 | 110kg | 120kg | 135kg | 120kg | 120kg | 120kg | 90kg | 120kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 120kg | 90kg | 120kg | 120kg | 120kg | 120kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | 120kg | 90kg | 90kg | 90kg | 90kg | ー | 120kg | 120kg | 120kg | 120kg | 120kg |
負荷調整 | 8段階 | 16段階 | 36段階 | 24段階 | 8段階 | 8段階 | 24段階 | 24段階 | 16段階 | 16段階 | 8段階 | 8段階 | 24段階 | 16段階 | 16段階 | 8段階 | 9段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 8段階 | 12段階 | 8段階 | 8段階 | 微調整 | 8段階 | 無段階 | 無段階 | 24段階 | 8段階 |
心拍測定 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | × | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ |
W数示 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ◯ | × |
体力評価 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ◯ | ◯ |
プログラム | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ◯ | × |
その他特徴 | IoT対応 | テーブル付 | 上半身運動可能 | 上半身運動可能 | 電動 | Reebok社製 | Reebok社製 |
※赤く記載している機種は特にお勧めの機種
※価格について Amazon.comにて調査(Amazon.comにて品切れの場合は楽天の価格が表示されています) 2024/10/12 08:59:13時点 価格が空欄は現在売り切れ
種別について
1.リカベント
背もたれのある椅子に座ってトレーニングするタイプ。楽な乗車姿勢なので高齢者やリハビリの方などに特に向いている。反面前後に幅をとるためスペースが他のタイプより必要なのが欠点である。
2.アップライト
普通のママチャリのような姿勢で乗るタイプ。いわゆるエアロバイクというとこのタイプを指すことが多い。長所も欠点もない普通のエアロバイクである。
3.コンフォート
アルインコ社独自の呼称。アップライトとリカベントの中間タイプ。 小さい背もたれがあり、アップライトのような姿勢でのトレーニングもできるが、背もたれに寄りかかって楽な姿勢でもトレーニングが可能。使わないときは折りたたんでコンパクトにすることができる。反面強い負荷をかけることはできないため、アスリート志向の人には向かない。
4.スピンバイク
スポーツ自転車のような前傾姿勢も可能でかつ、強い負荷をかけることができるのでアスリート向けとされている。しかし、アップライトのような普通の乗車姿勢もとれるので普通にのんびり乗ることもできる。
5.ミニ
一般的な名称ではないのだが、机やテーブルの下において使う簡易的なタイプ。
について
- 上半身運動 上半身を鍛えるための機能を内蔵しているタイプ
- 電動 ペダルが自動で回るタイプ
- IoT対応 詳細なトレーニング履歴をスマホアプリで確認することができる。
連続使用について
私としてはエアロバイクはながら利用を勧めている。ドラマやアニメを見ながら毎日乗るようにすると億劫にならない(面白いと、続きを見るために乗るのが楽しみになる)。ドラマだったら1本、アニメだったら最低2本見るために60分の連続使用ができる機種を私としてはお勧めしている。 というわけで60分使用できる機種については太文字で記載した。
プログラムについて
フィットネスクラブにある業務機にあるような電子制御機能の有無である。詳細後述
アルインコ社のエアロバイクの特徴
1.家庭用に特化している
他に日本国内だとエアロバイクを製造販売している大手メーカーとしては、他に大広株式会社があるが、大広社との大きな違いは家庭用に特化していることである。
大広社はフィットネスクラブ用の筋肉トレーニングのマシーンや、エアロバイクについては準業務用の30万円を超える高級機のラインナップが数多くある。
これに対してアルインコは家庭用に完全に特化していることが特徴である。
2.価格設定が安い
1万円程度ぐらいからラインナップされており、最も高額なアドバンストバイクAFB7218であっても、実売価格約6万円と業務用に比較すると非常に安い価格設定である。
3.静音性に優れている
アルインコのエアロバイクは全てが磁力によって負荷を作り出す方式になっている。 この方式は長時間の連続使用には耐えないものの(コストをかければ別である)、静音性が高くほぼ無音であることが特徴である。
4.コンパクトな折りたたみ方式が多い
家庭用ということで、なるべくじゃまにならないようにコンパクトに折り畳める機種が多い。 折りたたみ式は負荷を大きくできないものの、使用していないときはコンパクトになるのが特徴である。また、机の下に置いて使うミニタイプも多くラインナップしている。
5.Reebok(リーボック)のエアロバイクの正規代理店でもある
ZJET430及びZJET460という家庭用エアロバイクを日本国内で販売している正規代理店でもある。 Reebokはあまり知られていないことだが、高機能な家庭用のエアロバイクを製造しているメーカーでもある。
ZJET460はトレーニングプログラム、体力測定、パワー計測機能を備えたフィットネスクラブの業務機に匹敵する高機能な機種である。これはイチオシ。というかめちゃ欲しい。
ZJET430はこの廉価版で、トレーニングプログラムとパワー計測がないモデル。価格差が小さいのでこれを買う理由はないと思う。
6.電子制御の機能が充実している
フィットネスクラブにある業務用のエアロバイクのような、コンピューター制御の機能のある機種が非常に充実しておりかつ安い。高度な電子機器を長年作ってきたアルインコならではである。
体力測定という機能であるが、業務用のエアロバイクであれば、計測結果に応じて客観的な体力を表示してくれる機能として結構おなじみだと思う。この体力測定がついている機種が、廉価なエアロバイクの中でもあるのがまずは素晴らしい。
また、電子制御によるトレーニングプログラムの機能がある機種も安価に提供されている。 ダイエットであったり、無酸素運動能力のアップであったり、心肺能力の向上といったトレーニングメニューが最初からセットされている。 トレーニングの目的をセットしておけば、個々人の体力レベルに応じて適切に負荷を調整してくれる機能だ。 例えばダイエットであれば、最高心拍数の50%~65%を維持するとか、最大酸素摂取量(VO2max)を高めるためには1時間維持できるパワーより多くのパワーを出すといった定量的なトレーニングが重要になってくる。 数値を基準とした科学的なトレーニングは、パワーや心拍数を測り、この調整を行うことで可能になる。
プログラムを選択すれば自然にそのように運動することができるのである。イメージとしてはトレーナーの人が隣についていてストップウォッチを持ちながら、
「はいもっと回して!」「もっともっと回して!」「はい少し下げて」
というようにメータを見ながら指示してくれるという感じである。特に高強度インターバルトレーニングなんかは、一滴残らず体力を絞り取ってくれる感じである。手(足?)を抜こうにもペダルが勝手に重たくなって、限界まで体力を絞り取ってくるのが恐ろしいプログラムである。
例えばこんな感じである。
また、トレーニングプログラムの中には体力測定といったプログラムもあり、客観的に心肺能力を評価するといったこともできる。 これは非常に使えるプログラムで、月に一回程度実施すると、体力がついてきたことを数字で把握できるのでモチベーションにつながる。
アルインコ社のエアロバイクは、トレーニングプログラムの機能がついている機種が多数あるのが特徴である。 このあたりは無線機といったデジタル機器を自社で設計・製造している強みであろう。
アドバンストバイクAFB7218のメーターパネルはこんな感じ。業務用のエアロバイクと変わらないほど多機能であることがこれを見るだけでひと目で分かるだろう。
また、この機能がついている機種にはパワー計測機能がついている。 パワーとは自動車やオートバイの馬力と一緒で、どれだけの力が出ているかを示す指標である。 客観的な運動能力を測ることができるのである。このパワーの推移をメモしておくと、トレーニングによる身体機能の向上が数字で把握できるのだ。
アルインコのお勧めのエアロバイク
60分使える機種を3機種挙げている。この3機種はトレーニングプログラムを搭載しておりとてもおすすめできる素晴らしいフィットネス器具である。 60分の連続使用時間を保証しており、安全マージンを取っているはずなので、実際には5割増だったら90分まで使用できるぐらいだと思う。先程書いたアニメ3本の60分だったら問題ないはずである。
とはいえ、エアロバイクは隙間時間にちょいちょい乗ることでもちゃんとダイエットの効果が出る。 そこで他にもお勧めの機種をあげておこう。
「とにかく安く!」クロスバイク AFB4417
アルインコのエアロバイクの中で最も安いモデル。 実売価格約14,000円(税別)と低価格で、前モデルに比べるとフレームをS字型に曲げることによってコンパクトに収納できるようになっているのが特徴。 また、108ワット程度まで負荷を高めることができるので、アスリート志向とまではいかないにしても、ある程度以上体力のある人でも鍛えられる仕様になっている。
「一般家庭での使用にベストマッチ!」コンフォートバイク AFB4520K
「トレーニング履歴をアプリで見られる!」プログラムバイク AFB6119
実売価格約30,000円(税込) これは他社にないコンセプトモデル。AFB6319及びこの機種はトレーニングの履歴をアルインコのアプリで見ることができる。まさにデジタル機器を作っているアルインコならではである。 AFB6319と機能的な相違点はほとんどなく価格が1万円程度安いので、AFB6119がお勧めである。
「電子制御では最安値!」プログラムバイク BKJ6020K
なんと実売価格約22,000円(税込)程度で買えてしまう電子制御機能付きエアロバイク! 大広社も安い電子制御機能付きのエアロバイクを多く販売しているが、それにくらべても圧倒的に安い。 パワー計測や電子制御機能のある機種が充実しているのは大広株式会社である。こちらの大広の紹介ページもご覧になるといいと思う。 また、スタイリングもなかなかかっこいい。これはコストパフォーマンス最強である。
「アルインコの最高峰モデル!」アドバンストバイク AFB7218
【連続60分使用可能】 実売価格約65,000円(税込)と高いが家庭用エアロバイクの最高峰といっていいほどの多機能を誇る機種である。 電子制御機能が充実しており、後悔しない1台を買いたいというなら、私はこのアドバンストバイク7218をお勧めしたい。
「比較的安くて機能充実!」プログラムバイク LUXE BKJ7118
【連続60分使用可能】 実売価格はAFB7218より安い。 この機種は不思議なことにアルインコ社のWebサイトに掲載されていないのである。しかしAmazonや楽天で確かに市販されている。 AFB7218と比べると機能としては少々劣っている。 トレーニングプログラムの種類がAFB7218は12種類に対して、LUXE BKJ7118は6種類である。とはいえ、それほど大きな違いではない。 LUXE BKJ7118の方が値段が安いので、スタイルが好みだったらこれを買ってもいいだろう。
「Reebokのエアロバイク!」ZJET460
【連続60分使用可能】 実売価格約65,000円(税込)と。機能も価格もアドバンストバイク AFB7218とほぼ同等。日によって価格はどちらが安いか違うい、こちらがずっと安いこともある。
しかもリーボックの製品ということでテンションも上がると思う。これをアルインコの製品と呼ぶのかは微妙なところだが、アルインコのサポートが受けられるので安心感がある。
私としては価格を問題にしなければこれが一押しである。
最後に
アルインコのほとんどの機種は連続使用時間が30分と制限があるものの、コンピューターによるトレーニングプログラムに対応していたりといった、デジタル系の計測機能・トレーニング機能が充実している機種が多い。
また、一部上場ということで信頼性においても折り紙つきといってもいいだろう。家庭用のエアロバイクということであれば第一選択肢であることは間違いないのである。
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