ペダルの重さを調整する方法。
長所は以下の2つ
・コストを安く作ることができる
・接触部分がないので非常に静か
・消耗部分がない
欠点は以下の3つ
・長時間連続運動するとマグネットが発熱し劣化する
・安価なマグネット式は負荷が低く、高強度のトレーニングに向かない
・安価なマグネット式は負荷が安定せず、ホイールの中の負荷のかかるポイントのところだけペダルが重くなる、そのため乗り心地があまり良くない。
連続使用時間が30分に制限されていることが多いが、一部には長時間連続で使用できる機種もある。
アップライトタイプやリカベントタイプの場合には全て回転するホイールにカバーがかけられている。
これに対し、スピンバイクの場合にはホイールがむき出しになっている機種がある。
そのような機種の場合は運動中にペットや赤ちゃんがホイールに巻き込まれるという危険性がある。
とはいえ、ホイールがむき出しになっている機種であれば、スポーツ自転車などでは使用されるサイクルコンピューターをあと付けして、スピードを測るという機能拡張が可能である。
椅子(サドル)を前後にずらして位置を調整できる機能。
自転車でいえばスポーツ車にはこの機能があるが、ママチャリにはこの機能がない。
それと同じで、あるに越したことはないが、なくてもほとんど困らない。
当ページでは連続使用時間が60分以上の機種を推奨しており、それ以下の機種はおすすめ候補には挙げていない。
家庭用のエアロバイクのほとんどがマグネット負荷方式なのだが、マグネット負荷方式の製品の9割ぐらいは連続使用時間が30分という制限がついている。それ以上使うと加熱して劣化してしまう危険性がある。
諸説あるが脂肪は運動開始から20分経過してから燃焼し始めるといわれている。
30分しか使用できないとなると、実質脂肪燃焼させるための運動時間は10分間しかないことになる。ということで、長時間できるということはダイエットのためには重要である。
また、後述するエアロバイクとの付き合い方で、楽に1時間程度乗ることができる方法を紹介するので、1時間は乗れる機種を買う必要がある。
負荷の重さの調節段階の数。
段階数が多いほど細かく負荷の強さを変えることができる。
「無段階」となっている機種では負荷調整レバーの回転で調整するので、いくらでも細かく調整することができる。
スマホの置き場所の有無。
スマホがおけると動画などを見ながらエアロバイクに乗る退屈さを紛らわすことができる。
心拍計測の可否。
客観的な運動強度を測る指標である。科学的なトレーニングを行うなら心拍の計測は必須。
ただし、別に心拍計を用意して測ることもできるし、専用の機器の方が正確性が高く便利なので必須ではない。
コンセントからの電源供給が必要か
パワーとは、その人の出せる運動エネルギーの量である。単位はW(ワット)。
「トレーニング効果を客観的に測る」
「高いトレーニング効果を得る」
といった科学的トレーニングのための客観的指標である。
心拍数も科学的トレーニングには必要なのだが、心拍数は自分の体力を基準として、どれだけの運動負荷なのか?を測るものである。
それに対し、パワーは客観的にどれくらいの体力なのかを測ることに用いる。
また、自分のパワーを把握しておけば、運動で狙う効果に応じて最適なパワーを維持して走るといった使い方もできる。
フィットネスクラブにある業務用のエアロバイクや、一部のメーカーの機種の上位機種のみについている機能である。
トレーニングの目的に応じて、ユーザーがプログラムを選択する。
そうするとエアロバイクが自動的にペダルの負荷(重さ)をコントロールしてくれるといった機能だ。
イメージとしては、自分の隣にトレーナーがいて、ストップウォッチを片手に心拍数やパワーを見ながら、
「もっと回して!」
「スピード落として」
と声をかけてくれるのと同じである。