いつも家の中でエアロバイクばっかり乗っているので、たまには外に行ってみようという!ということで、ちまたで話題の星野リゾート「BEB5土浦」にロードバイクで行ってみた。というレポート。
一泊して翌日土浦からりんりんロードを片道40kmを北上し、土浦を経由して10km程離れた自宅に帰ってくるというまあそんなプランである。
100km弱ぐらいしかないし、ほとんど平地なので大したことはないはずなのだが、なにぶん外で自転車に乗るのは2年ぶりという状況である。
自宅からわずか10km程なので、30分足らずで到着。
BEB5土浦のエントランスである。ちょっとかっこいい。
水色のクロモリ(鉄製のこと)のWレバー(昔は変速ギアってこうだったわ)のなんかちょっとアンティークな雰囲気のランドナー(長い距離を旅する用の自転車)がなんかが飾ってある。カッコ多すぎである。
ロビーがちょっとおしゃれ。喫茶が併設されていて、コーヒーなどを買って飲むのもよし、外で買ってきたものを食べたりしてもよいらしい。
この日はスーツ姿のビジネスマンの宿泊客が来ていて、このロビースペースでプレゼン資料のパワーポイントを色々議論しながら修正していた。おそらく次の日がプレゼンなのであろう。「頑張ってね!」と思った次第。
面白いのがこれ。喫茶でスムージーを買って自転車の前の部分に取り付けてペダルを回すといいあんばいにかき混ぜられて飲めるようになるというもの。
飲まなかったのは残念である。今度行ったら飲んでレポートするのである。
喫茶スペースには書棚があって、自転車の本が結構置いてある。大体これで全部。
それにしても「かわうその自転車屋さん」いろんなところにある。
自転車をテーマにしたカフェとかにはよくある。どこから読んでもほんのりと面白く、1話ずつ読み切りで過度にハマらないところがいいのだろう。まあ、弱虫ペダルなんか置いてあったら、居座っちゃう人が出るw
競技ではなく様々な楽しみ方を書いているのがなかなかいい。調べていたら、Kindleだと紙の本の半額であることがわかり思わず買ってしまったではないか!散財である・・・。
BEB5土浦は自転車をテーマにしたホテルということで、こんな感じでどの部屋でも自転車が置けるものかと思っていた。しかし、部屋に入ってみたら自転車を置くスペースはなかった。
私が泊まった部屋の中はこんな感じ。
自転車と一緒に泊まりたいのであれば「サイクルルーム」という部屋をを予約しなくてはならない。
ちなみに私が泊まったのはダブルルームという部屋。
でも自転車で来ても問題はなかった。というのもサイクルラックが廊下に設置されていて、そこに駐められるのである。こんな感じ。
基本的には入り口は宿泊者しか通れないし、またエレベーターには防犯カメラがついているので、盗まれるということはまずないだろう。でも盗難が心配であれば、サイクルルームに泊まるのが精神衛生上吉である。
部屋の雰囲気はすごくいい。
値段的に普通のビジネスホテルとあまり変わらないのだが、広くてゆったりしているし、おしゃれで最高である。
最近はLet’s noteというこのノートパソコンを買って、そこらじゅうで仕事をしたりしているのだが、BEB5はなかなかWiFiの電波の状態がよく快適だった。ホテルはWiFiがだめだめなところが多いので好印象である。仕事で宿泊するのににもすごく良さそう。
ちなみに窓の外の景色はこんな感じ。土浦駅の駅ビルなのでそりゃあそうだよねっていう眺めである。
残念ながら大浴場などはない。
部屋に風呂があるが、取り立てて大きくも小さくもない。給湯の湯量はたっぷり出る。
もし、露天風呂に入りたいのであれば、湯楽の里というスーパー銭湯があるので、そこに行くのがおすすめ。BEB5からは1.5kmしか離れてないので、ロードバイクなら5分ほどである。湯楽の里に我が家は時々行くのだが、風呂に入ったあとでここでまったり夕食を食べるのがお気に入り。
トイレはこんな感じ。
面白いのがホテル内にあるレンタサイクル。
この駅ビルの地下でも借りられるのだが、ホテルの中にもあるのがポイント高い。ハローサイクリングというアプリを使うことで、自動的に決済などもできるので人の手を介さなくても借りられるのだ。
首都圏にはこのハローサイクリングの駐輪場が多数あるのでこの機会に登録してもいいのではないかと思う。
ここのレンタサイクルには普通のママチャリもあるが、クロスバイクのド定番GIANTのESCAPEが3台ある。
街乗りには最強だし、ちょっと体力があれば土浦から霞ヶ浦一周ぐらいなら十分できるはず(我が家の息子は別に体力自慢ではないが、高校生の頃これよりちょっと性能の劣るクロスバイクでも霞ヶ浦一周できた)。
コインランドリーもある。
最低限の服だけもってきて、ホテルを拠点にして毎日自転車旅といった使い方も良さそう。
普段鍛えているロードバイク乗りなら、初日にヒルクライミングで不動峠に登り、そのままりんりんロードを踏破。翌日霞ヶ浦一周。その翌日に利根川の土手を走って銚子まで往復とかそんな使い方とかいいのでは(自分は死んでもやらないw)。
工具めっちゃ充実している。この部屋誰もいないのだが盗まれたりしないのだろうか・・・。
よく使うアーレンキーとかドライバー、タイヤレバーといった普段使う工具は使いやすいように台の上に置いてある。
しかし、チェーン洗いとかあるけど、これ使ったとしたら後始末どうするんだろう・・・。そもそも自転車洗う場所ないよなぁ。
連泊するのなら屋上とかに自転車の洗い場が欲しいなあ。
ちなみにホテル内の自動販売機は割と安い。ホテル内にありがちなボッタクリ価格ではない。
ちなみに土浦にサイクリングで来たならばおすすめの店が大阪串揚げ一土浦店である。980円で15品の食べ放題(お通しのキャベツが280円かかるので実際は1,260円である)がある。それよりも差額を払うと21品や25品に増えるが、15品でも十分満足という感じ。
120分の飲み食べ放題が2,980円であるので、BEB5から歩いても5分ぐらいしかかからないので、夕食時であれば歩いてくるのがお勧め。パン粉が細かくて、秘伝のソースがこれがあっさりめで非常に美味しい。是非お腹をすかせて来てもらいたいものである。空腹は最高の調味料というし。
こんな感じで夕食にエネルギーを充填して、ホテルに戻ったわけである。
ちなみにBEB5では食事は提供しておらず、ホテルがある駅ビルの中の飲食店と提携している。
朝食ありの宿泊プランだと駅ビルの中の飲食店で朝食をとることができる。
タリーズコーヒー/パン工房「クーロンヌ」/スロージェットコーヒー の3店舗のいずれかの朝食が選べる。いずれもパンなので、お米党の私には物足りないのだが、地元では美味しい店として有名なクーロンヌの朝食をチョイス。
美味しかった。パン党の妻だったらすごく喜んだのではないか?という気がする。
チェックアウトを済ませ約40km先のりんりんロードの終点岩瀬駅へ向かう。
ちなみにBEB5土浦のチェックインやチェックアウトはすべてタブレット端末を操作するだけで完了するという仕組み。カウンターには係の人は1名しかおらず、こういうところもコストの削減が行き届いていて、宿泊代の軽減につながっていると思われる。
ちなみに宿泊用具やパソコンなどの仕事道具は土浦駅のコインロッカーに預けておいた。
気温は28度~30度ぐらいだったので暑かったのではあるが、時々涼しい風が吹きつける時があって「うわ、気持ちいい!」と久しぶりに自転車に乗ったら改めて自転車の楽しさを思い出した感じである。
筑波山ってひとつの山と思われているが、実は筑波連山とも言われていて、南から北まで様々な山が連なっている。りんりんロードから見える山はこんな感じである。
加波山といった歴史的大事件のあった場所もありちょっと感慨深い。
こんな山を右手に見ながら北上していくわけだが、景色が良くて楽しい。
りんりんロードの終点の岩瀬駅。
最近は全然道路を走っていなかったので、もっと苦労するかと思いきや2時間ぐらいで来ることができ楽勝だった。※健脚な人なら1時間半かからないはず・・・。
岩瀬駅の周辺には何もないと思っていて物足りないと感じていた。いつも到着したらそのままUターンしていたのである。
しかし、美味しいうどん屋があることが分かったのである。
山ぼうしという店である。岩瀬駅から約2kmほど離れた、山の中にある店である。うどんの小麦も天ぷらの野菜も全部自家栽培。なんと店自体も店主が自分で建てたらしい\(◎o◎)/!
一日20食しか作れないというそんな店だ。で、高いのかと思いきやこのボリュームで800円である。私はかなり大食いなのであるが、お腹いっぱいである。
ちなみにいいお酒を置いている。久保田の萬壽とか西田酒造店の田酒とか、二階堂酒造の吉四六とか。
店主によると、このあたりは石材店を営むお金持ちが多いので高いお酒を飲む人が多いのだそうだ。確かに真壁石って有名だし。
ここでお酒を飲んで自転車を輪行バッグにしまって、岩瀬駅から電車に乗って帰るっていうのもありかもしれん(でも駅まで2キロぐらいあるし、どうしたものか・・・)。
食事を終えて帰路についたのだが行きは「ヒヤッハ―!」という勢いで、楽勝だったのだが帰りはヘロヘロで、なんとかかんとか家までたどり着き、その後数日間はひたすら眠くて大変だった。というオチである。
話の主題がわからなくなったので、とりあえず星野リゾートBEB5土浦はお勧めだよということを繰り返して終わるのである
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