私が初めて買ったエアロバイクのメーカーが「ハイガー産業」である。
これが私が初めて買ったエアロバイクで、非常に思い出深い器具だった。
詳しくは激安スピンバイク「HG-YX-5006」長期使用レビュー これは買いだ!をご覧いただきたい。
廃番になり、現在売られていないのだが後継機種のHG-YX-5006Sが発売されている。デザインがスタイリッシュになり、なかなか良いと思う。
ハイガー産業のエアロバイクの特徴
ハイガー産業はエアロバイクのいちカテゴリである「スピンバイク」について多くの機種を製造販売している群馬のメーカーである。
スピンバイクとは家庭用エアロバイクの中でも、高強度のハードなトレーニングも可能な製品のカテゴリである。
もちろん、ゆっくりのんびり乗ることもできる。
現在、エアロバイクの中でスピンバイクは大きな位置を占めている。
私が初めてスピンバイクを購入したのは2015年のことだが、この当時はスピンバイクは自転車と同じチェーンで回転を伝える方式が主流だった。
しかし、チェーンは伸びてしまったり回転音がうるさい欠点がある。
しかし、当時からハイガー産業はチェーンではなく半永久的な寿命があり、ほぼ無音のゴムベルト方式を採用していた。
他社がこれに追従したことによりスピンバイクが脚光を浴びるようになったのである。
ハイガー産業は2023年5月現在、1.5万円程度から4万円程度までエアロバイク7機種(うちスピンバイク3機種)をラインナップしている。
ハイガー産業のエアロバイクの特徴は以下の通りである。
- コストパフォーマンスが非常に高い。
これは自社で製造も販売もしているため、流通コストが抑えられていることによる。 - 連続使用時間が長い
ほとんどのメーカーのエアロバイクの連続使用時間が30分である。これに対してハイガー産業のエアロバイクは時間制限が無制限か2時間といった長時間使用に耐える機種を多く作っている。
これは他社にないメリットである。
ダイエット目的には、歩くぐらいの運動強度でできる限り長時間運動すると効率よく痩せることができる。
LSDといった有酸素運動のベースを作るためのトレーニングには、楽に会話できる程度の運動強度でとにかく連続で長時間運動することが求められる。
これらの目的のためには、30分ではまったく物足りない。最低でも90分程度以上は行いたいところである。これができる数少ないメーカーである。 - 部品の供給がされている
自社で製造しているので、交換部品も供給しておりメンテナンスにおける心配が少ない。
ということで、私としては自信をもっておすすめできるエアロバイクのメーカーである。
その中でもおすすめの機種を3機種あげてみる。
買って後悔しないことまず間違いなしである。
ハイガー産業のおすすめのエアロバイク
①HG-919X
この機種だけは連続使用時間が短く30分の制限がある。
とはいえ、このエアロバイクは長時間連続して使うような用途を想定して作られていない。
安価で軽めのトレーニングを家庭で行うニーズに特化した機種である。
- 使わないときには折りたたんでコンパクトになる
- 楽な姿勢で運動ができる
椅子の脇に取っ手がついており、また背もたれがあるので楽な姿勢のまま運動を続けることができる。腰痛を持っている人、高齢者、リハビリ、ダイエット目的など、ゆるめのトレーニングに最適である。
②HG-YX-5006S
HG-YX-5006は回転するホイールが露出していたため、ペットや幼児が運動中に巻き込まれる危険性があった。
後継機種であるHG-YX-5006Sにはその心配がほぼないといっていい。ホイールをカバーが覆っているので危険性が少ないのである。
HG-YX-5006と同じくスピンバイクであり、連続使用時間の制限がない。
後発モデルだけあって、スマートな外見に仕上がっておりスタイリングも洗練されている。
ドリンクホルダーが2個ついているのもちょっとしたポイントである。
長時間運動するとなると水分補給が必要になるので、手元にドリンクホルダーがあるのはなにげに便利。
HG-YX-5006を使っていた私は後から他社製品のドリンクホルダーを取り付けて使用していた。
③HG-Y700
消耗部分がないので壊れない限りは半永久的に使える。
HG-YX-5006Sについてはすり減るフェルトのパットが消耗部品として販売されている。
パットは1,000円弱で販売されており、1日1時間の使用であれば3年以上は持つのであまり気にする必要はないのだが、消耗部品がないということはやはりメリットである。
また、磁力式のメリットとしては、ペダルを回しているときの負荷が自然な感じであることが挙げられる。
フェルト生地を押し当てて発生させる負荷は、引きずる感じがあってあまり気持ちが良くない(まあ、引きずっているのと同じだし)。
それに比較すると、磁力式の負荷は自転車に乗っているときの坂道の傾斜の感じに近く自然である。
あと、見て分かる通り完全にホイールはカバーに覆われているので、幼児やペットのいる家での安全性としてはこれが最も良いと思う。
まとめ
ハイガー産業のスピンバイクは連続使用時間の制限がない、あるいは長い機種が多い。
そのため強度の高いトレーニングやダイエットといった目的に対して非常に適している。
これよりも高い機種もあるが、私としてはコストパフォーマンスの高さからこの3機種を推したいのである。
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