前々から買おうと思っていた「Wahoo Fitnessスピード・ケイデンスセンサー ANT+」を買ったのである。
約5千円という低価格で、ANT+のスピードとケイデンスセンサーの両方が手に入るという素晴らしい(はずの)製品である。
これをスマホにつなげば超高機能のサイコンが簡単に手に入るのではないか?
でも、気になるアイテムでありながら、ずっと買わなかった理由がある。それは・・・
「Wahoo」という名前がよくない
なんか、Yahoo!のまがい物みたいな感じがするではないか!
そして「和風」と読めなくもない。
買わない理由としてはどうでもいい理由なのだが、そんな理由は大きかった。
大学を卒業するときに私は無名の会社に就職したのだが、教授のコネで富士通に就職するという話もあった。
富士通が好きではない理由があった。
その理由は、当時富士通はFM-TOWNSというパソコンを作っていて、そのテレビCMに宮沢りえを起用していたのだ。当時宮沢りえがとても嫌いであったのだ。それが理由で富士通もなんとなく嫌いだったわけだ。
今思えば、宮沢りえはあんなに素晴らしい女優になったのだし、富士通に就職すればよかったかなぁと思ったりもシレミレドミという感じである。
というわけで、このWahooも同じような感じで食わず嫌いだったのだ。
でも・・・。買ってから知ったのだが、Wahooって日本の代理店がミノウラなのである。
そう知っていれば、買うのに抵抗がなかったはずである。というか速攻で買っていたはずだ。
私はミノウラの3本ローラーを愛用しているのであるが、このローラーのねじをなくした時があった。そのときミノウラのホームページから問い合わせたら、
平素は弊社トレーナーをご愛用くださいまして、ありがとうございます。
交換用のボルトを郵送いたします。
こちらに付け替えてご使用ください。
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株式会社 箕浦 カスタマーサービス
〒503-2305 岐阜県安八郡神戸町神戸1197-1
担当:箕浦 浩
というご丁寧なメールを頂戴し、送料無料で送ってくださったのである。
神のような対応である。
で、箕浦という会社で、箕浦氏からメールを頂戴したってことは、ひょっとして・・・と思って調べてみたら、専務の箕浦浩氏は製造担当の副社長ではないか!ビックリである。それ以来ずっとミノウラLOVE!なのである。
さらに調べてみたら、初めてのローラー台選びという枻出版社のコラムで見たことがあったことを思い出した。枻出版社といえば、あのBiCYCLE CLUBの枻出版社である。そんな方に対応いただいてとてもとてもいまでも恐縮しているのである。
さて、やっと本題。
Androidで使えるのか?
商品説明にはこう書かれている。
- ANT+対応スピード・ケイデスセンサー
- Wahoo Fitness Bike Case for iPhone 4S/4/3GS ANT+は、ANT+アダプタを内蔵したiPhoneケースとマウントがセットになった自転車用ホルダーセットです。
- iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GSに対応し、ANT+対応機器と通信が可能となります。
- ANT+対応機器をiPhoneで使う Wahoo Fitness Bike Case for iPhone 4S/4/3GS ANT+は、ANT+アダプタをケースの内側に内蔵しており、別売のストライドセンサー ANT+、スピード・ケイデンスセンサー ANT+、心拍計 ANT+などと連携が可能です。
iPhoneでないと使えないというような表現である。
でもANT+規格に準拠しているってわけなので、ANT+に対応しているAndroidスマホであれば使えるはずである。
でも、使えるのであればAndroidって書くよなあ・・・。
使えると思えるのだが・・・。どうなのだろう?
検証機種
DOCOMO AQUOS SH-01G、Androidバージョン5.0.2である。
Xperiaでは動作検証をしたという記事は多くあるのだが、このようなマイナー機種には全く情報がない。
ANT+が動作する機種をまとめたページもある。しかし、ここに含まれていない。
一抹の不安を覚えつつ購入した次第なのだ。
さて、開封の儀。
中身はこれだけである。
まあ、これ以上はいらんわな。
自転車に取り付けた写真は撮っていない。
室内自転車で動作は検証したためである。
ちなみに室内用自転車に取り付けた図である。
あまりの素人仕事っぷりに涙が出そうである。
ちなみに取り付け方についてはスピンバイクにANT+のサイクルコンピューターをつけるをご覧ください。
さて、この室内自転車とロードバイクにて動作を検証してみた。
Androidスマホをサイクルコンピューター化するのに必要なアプリ
IpBike ANT+™ サイクルコンピューター
画面のキャプチャーを貼っておくが、これだけですごく使えそうってわかってもらえるだろう。
Garmin Connectと同じぐらい高機能である。パワー計測にも対応しているので、3万円位のサイクルコンピューターに匹敵する機能がある。
多機能すぎて難しいのが難点である。
でも実はこのアプリだけでは使えない。
まずは、このアプリをインストールすると、下記のアプリをインストールして下さいというメッセージが表示される。
IpSensorMan
このアプリが別途必要となる。
ANT+やBluetoothやBluetooth LEの機器をスマホと接続するためだけのアプリである。
OI File Manager
トレーニングデーターを保存するためにこのアプリが必要になる。ファイルのコピーや移動をするためのアプリなのだが、結構有名らしい。
すでにインストールされているのであれば改めてインストールする必要はない。
ロードバイクで検証してみた
検証として100kmほど走ってみた。
途中で休憩を入れたり、道がわかるところはスマホの電源を切って(画面を消して)走ってみた。
スマホの電源を切っているところでは、ルートの記録がされなかった。
これはWahoo Fitnessの問題ではなく、単にサイクルコンピューターアプリの問題である。
そして、1つ面倒なことがある。
サイクルコンピューターのアプリを起動しているときは、ナビを見ることができないのである。
私は知らないところを走る場合は方向音痴なので必ずGoogle Mapをナビとして使う。しかし、当然のことながら、同時に画面に映すことはできない。画面を切り替えないといけないのだが、切り替えといった複雑な操作を行うのは自転車に乗りながらだと難しいのである。
やっぱり別途サイクルコンピューターが欲しくなるだろう。とはいえ、使えないわけではない。
WahooのAndroidアプリは使えるのか
Wahoo Fitness: Workout TrackerというWahoo純正のアプリがある。
これが使えるかどうか試してみたのだ。
非常に高機能なアプリらしいのでこれを使いたかったのである。
結論:使えない
このアプリはどうやらWahooのサイクルコンピューターと同期して動作するアプリらしい。センサー単体では動作しないのである。残念。
終わりに
ロングライドなどではスマホの電池が減りが早く丸一日は持たない。
それは外付けバッテリーで補うといった対応が必要である。少々面倒だ。
5時間ぐらい乗るぐらいなら問題なさそうだ。
長時間乗る場合は、食事の時間などにスマホを充電しながら乗る、あるいは外付けバッテリーも含めてトップチューブにスマホを取り付けるといった対処が必要になる。
これなんか評判がよいのでよさそうだ。
なにはともあれ、買ってみて試してみるのがお勧めである。
最悪自分のスマホで認識しなくても、ヤフオクで売り払えば4千円以上では売れる。
ということで買ってみることをお勧めするのである。
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