プロテインの有用性と問題点
筋力を高めるためには、トレーニング終了30分以内にプロテインを摂取することが重要である。
筋肉を作る材料はタンパク質なので、タンパク質を大量かつトレーニング後速やかに摂取しないとならない。
しかし、大量のタンパク質を食事から摂るのは非常に難しい。だからほとんどがタンパク質である、プロテインを摂取するのが効果的なのだ。
しかし、プロテインには重大な問題がある。それは、
「体臭が臭くなる」
ことである。私はもともと家族から全く無臭だといわれていたのだが、プロテインを飲むようになってから、臭うようになったといわれたのである。
いったん止めてみたらにおいがなくなったといわれ、効用と体臭のはざまではなはだ困り果ててしまったのである。
何故プロテインを摂ると体臭が臭くなるのか
- 腸内細菌に悪玉菌が増える
- タンパク質が腸内で腐敗する
このふたつの理由により発生したガスの一部が腸で吸収され血液で全身を循環するので全身が臭くなる。
1つの解決策が、プロテインとして一般的なホエイプロテインではなく、ソイプロテインにすることである。
乳製品であるホエイプロテインではなく、大豆から作ったソイプロテインにすることで、悪玉菌の発生が相対的に低くなり体臭の発生が抑制されることがよくある。一度試してみる価値がある。
ソイプロテインにしてから「無臭になった」と家族から言われるようになった。
少なくとも私の場合は効果があった。また、実際にソイプロテインにすることで体臭の発生が抑えられたという報告は非常に多くある。体臭が気になるのであれば試してみたらいいと思うのである。
で、色々試した中でオリヒロのアクティブプロテイン100がよかったのだ。
ちなみに私は、結構色々なプロテインを飲んでいる。今までに飲んだ銘柄は20を下らないが、その中でこれが最強なのではないか思っている。
オリヒロのアクティブプロテイン100を勧める理由
1.なんといってもとても安い
有名なプロテインブランドである、ザバスのソイプロテインとコスト比較をしてみよう。
オリヒロのアクティブプロテインは360グラムで、定価はないのだが大体900円ぐらい
ザバスのソイプロテイン100は945グラムで大体4,000円ぐらい
プロテインのコスト比較は単純に重量で比較しても意味がない。
タンパク質の含有量を加味して比較しなければならない。大体において安いプロテインは糖分といった安い成分が多く、そのせいで安いのである。
プロテインの価格の比較は、通常は製品の中に含まれるタンパク質1gあたりで比較をするのが通例である。
価格 | g数 | タンパク質 含有率 | タンパク質 含有量 | タンパク質 1g価格 | |
アクティブプロテイン100 | ¥899 | 360 | 81.0% | 292 | ¥3.1 |
アクアホエイプロテイン100(ココア味) | ¥1,518 | 231 | 68.2% | 158 | ¥9.6 |
¥4,009 | 945 | 68.2% | 644 | ¥6.2 | |
¥7,180 | 1,890 | 68.2% | 1,289 | ¥5.6 |
※価格は2021年4月25日 Amazon.comによる
一番小さいサイズのアクアホエイプロテイン100と比べると、価格差は約3倍。
945グラム2個セットの一番大きいものと比べても、約45%も安い。
とんでもない価格差である。
2.安かろう悪かろうではない
今、一般に市販されているプロテインはアミノ酸スコアが100のものしか売られていない。
オリヒロのアクティブプロテイン100もこの例外ではない。タンパク質の品質としては他の製品と同様であるということだ。
アミノ酸スコアとはちょっとだけ難しいのだが、食品の中に含まれる必須アミノ酸のバランスを指す。
人間の体内に取り込まれたあとで、一番含有率の低い必須アミノ酸の量によって利用される量が制限されてしまう。他の必須アミノ酸は余ってしまって利用できないことになるのである。
例えば、とある食品の中にタンパク質が10g含まれていたとして、しかし、そのタンパク質を構成するアミノ酸の中に、イソロイシンという必須アミノ酸がまったく含まれていなければ、アミノ酸スコアはゼロになる。
この場合、まったく体内で利用できないということになる。
必須アミノ酸が全てバランスよく含まれて、まんべんなく使われるような組成になっているプロテインはアミノ酸スコアが100である。オリヒロのアクティブプロテイン100も当然アミノ酸スコア100である。
また、タンパク質の含有率が非常に高いこともわかるだろう。
ザバスのアクアホエイプロテイン100は68.2%に対して、アクティブプロテイン100は81%と純度が高い。
3.味も飲みやすいというか飽きがこない
ソイプロテインは大体がおいしくない。
圧倒的にホエイプロテインの方が美味しい。ホエイプロテインであればデザートとして味わえるほどおいしいものがたくさんある。
しかし、ソイプロテインは我慢して飲む感じのものだ。
飲みやすくするために、様々な果物のフレーバーやカカオの味をつけたりしているのだが、これがなんとも逆に甘くて気持ち悪い感じである。
オリヒロのアクティブプロテイン100は味を何もつけていない感じが逆にいいのである。このプロテインは安かろう、悪かろうっていうことでめちゃめちゃまずいという意見が多い。それは、
「水で溶いて飲むからである」
確かに水で溶いて飲むのは無理な味である。味のないきな粉を水に溶いた味になってしまうからである。一回だけやってみたのだが、とてもではないがまずくて飲めない。
牛乳、もしくは豆乳で飲むと、無調整の豆乳みたいな感じで自然な味でとても飲みやすい。
飽きがこなくて、飲むのにまったく苦にならないのが素晴らしい。
今まで色々なプロテインを飲んできた。
ザバス、ウィダー、DNS、KENTAI、グリコといったメジャーどころだけではなく、ハーバライフ、アムウェイといったキワモノまで様々試したw
輸入物のプロテインで安かったから2kg買ったら、甘ったるくて飲み切るのにものすごく苦労したなんて経験もある。我ながらバカである。
飲み切るのが苦労した代物もいっぱいあったが、これが一番おいしい、というか飽きが来ない。もうすでに1年ぐらいこれを飲んでいるが全然飽きない。これは本当に素晴らしい。確かにザバスのホエイプロテインとかは美味しいのだが、すぐ飽きるし・・・。
まあ、このあたりは個人の好き嫌いがあるので、まずは1つ買ってみて試してみるのがいいだろう。360gだけなら、これは失敗した・・・。と思っても、何とか飲み切るのは難しくない。
4.溶けやすさはいまいち
そして、プロテインとして重要な要素である溶けやすさは、ザバスなどに比べるとやはり溶けにくい。シェイクが足りないとダマになる。
プロテインのシェイカーはこれがお勧め。
今はAmazonだと合わせ買い対象商品となってしまっているのだがこれは本当によい。
今まで使ってきたシェイカーは、ふたをしめるときに少し傾いた状態でしめてもふたがしまる。でも傾いてしまっている場合は、密閉ができていない。シェイクして周りにプロテイン入りの液体が飛び散ってしまうことがままあった。しかし、このDNSのプロテインシェイカーはそんなことはまったくない。
傾いてしまらないことに関する絶対的な安定感がある。
そして、何といっても素晴らしいのがふたの取っ手である。ここを持ってシェイクすれば溶け残りなしである。
まあ、溶け残ったまま口に入れても全然まずくないのだが、砂糖の入っていないきな粉みたいな感じで(まあ、大豆だしね)。とはいえ溶け残らないのはいいことだ。
泡立ちとしてはまあ普通って感じ。泡は普通に立つ。
5.お勧めの飲み方
お勧めの飲み方を発見したので書いておくのである。
アクティブプロテイン100に豆乳を加え、この黒糖を垂らしてシェイクして飲む。
そうすると、沖縄名物「ジーマーミ豆腐」みたいな味になるのである。
これは美味しい。一度お試しあれという感じだ。
このアクティブプロテイン100は本当にただの大豆プロテインで、糖分が入っていない。
運動直後に糖分を摂取しなくてはならないことは、ボディビルの世界では常識となっている。
糖分を摂取するとインシュリンが分泌され筋肥大を促すのである。
インシュリンが分泌されると太るから、糖分といった炭水化物を抜くべきというのが最近はやりのダイエットであるが、運動直後だけはこの原則が当てはまらない。積極的に糖分をとらねばならないのである。というわけで、これお勧め。
ちなみに他に試したものを列挙してみる
ちなみに全て豆乳や牛乳と合わせているので、ご参考までに。
1.練乳
練乳はうまいっちゃうまいけど、入れないほうがいいかもっていうぐらいの味。
2.ジャム
アヲハタのジャムは高級品(自分にとってはね)なので美味しいかと期待していたのだが、うまくはならなかった。むしろ入れると甘くなって飲みにくくなった感じである。
3.安い黒蜜
残念ながらジーマミー豆腐のような味にはならなかった。まあ、わるくはないって感じではあるが。値段も違うし仕方ないか・・・。
4.アサイーソース
体にいいといわれているアサイーは合わなかった。激まずとまでは言わないが、なかなかまずかった。
5.焼酎の割りシロップ
飲み屋さんなどで使われているキャプテンの割シロップ。
まあ、まずくはないがうまくはない。
最後に
味がプレーンで飽きなくて、私的には最強のプロテインだと思っている。
ぜひ一度お試しあれなのである。
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