クラウドファンディングで開発された製品である
これはクラウドファンディングという仕組みを使って開発資金を調達して作られる製品である。
開発資金を出すというリスクを負う代わりに、開発が成功した際には販売される予定価格よりも安い価格で手に入る予約権が手に入るのだ。
INDIEGOGOというクラウドファンディングの募集サイトで開発資金の募集がなされている。
クラウドファンディングの個々のプロジェクトには募集の目標金額が掲示されているが、その目標を8倍も上回る金額を集めている。2015年12月16日現在で405,000ドル以上を集めており、期待の大きさが伺える。
ちなみに定価としては149ドルを想定しており、出資額は119ドル。開発に失敗したら手に入らないが、成功すればこの出資額で手に入るのである。
本題、SmartHaloとはなんぞ?
SmartHaloはとんでもなくすごいアイテムである。
ハンドルに取り付けると、ただの自転車がIT化した自転車に変身するというアイテムだ。
つたない英語力を駆使しまくってすごさをお伝えするのである(ちなみに英語赤点でしたw)。
右折の時にはこのように右に曲がれという表示が出る。
いままで自転車でナビが欲しいと思った場合は、
スマホをハンドルに取り付けるか
もしくはGarminの810以上といった高級モデルを買うかといった選択肢しかなかった。でも欲しいのは地図ではなくって、曲がりたい方向なわけなのでこれで充分用がたいていは足りるのだ。
これだけでもちょっとすごい。まあこの機能だけではないのだが、この機能がメインなのでちょっと詳しく語ってみよう。
SmartHaloの基本機能「ナビゲーション」
- スマホアプリに目的地をセットする
- スマホをしまう
- 目的地に向かって走る!
右に曲がるときは上記の左のように光る
Uターンするときは上記の真ん中のように光る
目的地に到着した時は上記の右のように光る
といった、直感的にすごくわかりやすい仕組みである。
オートマチックトラッキング
iPhone、androidいずれも対応するサイクルコンピューター、ナビゲーションアプリと連携する。
これがなかなか実用的である。
- 時間
- 距離
- 平均速度
- 消費カロリー
- 獲得標高
- 地図
を確認することができる。まるでガーミンのようである。それで、目標設定ができるのだが、単に目的地を設定できるだけではない。
距離や乗車時間、消費カロリーを目標としてセットすることが可能だ。そして、すごいのは、中段の写真である。
Set Goals.Get Fit.Bike Hard.のところをご覧いただきたい。
この目標まであとどれくらい残っているかがスマホでも、SmartHaloでも確認できるのである。これはすごいと思う。
そしてソーシャル連携、他のユーザーと走行データを共有できるのだ。これまたGarminみたいである。
そしてそして、これまた素晴らしいのが他のWebシステムと連携ができる。「STRAVA」「Google Fit」「myfitnesspal」といったアプリと連携ができるわけだ。STRAVAは結構使われているし(私も使うつもり)。Google Fitは私も使っているフィットネスのライフログ的アプリだが、これにも対応しているのはうれしい。それにしても日本のメーカーはこういうオープンなプラットホームの連携しないのがホントに駄目だ。タニタとかには頑張ってほしいのだが・・・。
スマート ライト
暗い時に走り出すと自動的に点灯し、止まると消灯する。ううむ、賢い。
これもすごい便利。自転車乗りであればこの便利さはわかるであろう。特にロードバイクなどではダイナモがないので、自動的に発電しないからこのありがたみはひとしおである。
呼び出し・警告機能
携帯が着信すると上記のように点灯して知らせてくれる。自転車に乗っている時に、妻が電話してきてもいつも気がつかず電話に出なくて怒られるので、とてもこれはありがたい。
また、雷といった悪天候の警告も表示されるとのこと。素晴らしい。
盗難防止アラーム
ロードバイク乗りの最大の天敵が泥棒である。
泥棒を防ぐためのかなり素晴らしいソリューションである。
振動を検知してアラームを鳴らしてくれる。
そして、この盗難防止アラームであるが、これとペアリングしてあるスマホを持って近づけばアラームが解除されるっていう親切設計。
で、スマホをなくしたり、電池がなくなったら大丈夫か?という疑問が出そうであるが、それについてもSmartHaloに設定したコードをタップすれば解除できるのだ。ううむ、すきがない。
その他のお楽しみ機能
- As the crow filesのところはわかりません。誰か訳してくださいw
- スピードメーター機能がある。スマホアプリで最大速度をセットしておくと、その最大速度になった時に全ランプが点灯するようになる。というアナログメーター的な機能である。結構これは使えそうではある。
- ベルを鳴らす機能がある。うーん、いらない。
- ディスコモード
ライトをディスコのように華やかに点灯させる機能。何でこんな機能がついているのか?って疑問に思うところだが、制作会社側もそこは何でだろう?と言っているw うーん、絶対いらないw
どんな自転車にでも取り付けられる
盗まれない
付属の鍵で固定するので、この鍵がなければ外せない。
強度が軍事規格に準拠しており、強靭に自転車に設置されるため外されることはない。
これで安心ですな。
スペック
- ライトの照度
250ルーメン - 大きさ
幅81mm
奥行67mm
高さ20mm(本体)
67mm(接続クリップ含む) - 重量
150g以下 - バッテリー容量
2000mAh(通常の使用であれば3週間もつ) - ファームウェアのアップデート方法
Bluetooth LEを使う - サポートするスマホ
iPhone4以上もしくはBluetooth4.0をサポートするandroid - 充電はUSBで
出荷時期
2016年のクリスマスごろを予定しているらしい。
ずばり、私は買います!
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