実用的なパワーメーターとしては最低価格となるはずのLIMITSについて書いてみる。
クラウドファンディングとはなんぞ?
これはクラウドファンディングという仕組みを使って開発資金を調達して作られる製品である。
開発資金を出すというリスクを負う代わりに、開発が成功した際には販売される予定価格よりも安い価格で手に入る予約権が手に入るのだ。
INDIEGOGOというクラウドファンディングの募集サイトで開発資金の募集がなされている。
クラウドファンディングの個々のプロジェクトには募集の目標金額が掲示されているが、その目標を2.4倍も上回る金額を集めている。2015年12月7日現在で442,000ドル以上を集めており、期待の大きさが伺える。
これであるが、予定の販売価格は399ドル(約49,200円)であるが、249ドル(約30,700円)+送料10ドル出資すると開発に成功すると家に送られて来るのである。
クラウドファンディングではあのGarminも出資を募っていて、最近製品化されたものもある。後方から接近する自動車を検知して警告してくれるシステムである。まあ、これは南アフリカのスタートアップiKubuという会社が出資を募っていたものの資金集めがうまく行かず、会社自体をGarminが買い取ってプロジェクトが進められた形である。
といったわけなので、安いからといって必ず手に入るとは限らない。このLIMITSに関して言えばかなり開発は順調に進んでいるようであり、いい感じであったので出資しても大丈夫と踏んだのである。
当初は
このような形であるとされていた。
見ての通り、ペダルとクランクの間に取り付けるのでQファクターが広がってしまうのが問題視されてるのである。
Qファクターとは左右のペダルの距離のことである。
つま先が外に向いている人、足が大きい人、骨盤が広くてペダル間が狭いとこぐ場合に支障のある人以外は、Qファクターは狭いほうがいいとされている。そのためQファクターが広がってしまうこの製品は安いのだがなぁ、うーむ・・・。というように考えられてもいるわけである。
そこで新しく登場したブラックバージョンである。
おそらくであるがボタン電池を外側に縦方向にレイアウトすることで、薄くしたものと思われる。
さて、それはともかく英語を適当に拾い読みして製品の内容について書いてみよう(英語赤点でした)。
LIMITSの特徴
- どんなパワーメーターより安い信じられないほどの低価格
- どんな自転車にでもつけられる
- 取り付け簡単で特別な工具の必要がない
- IPX7をクリアする防水性能
- 振動に耐える
- ソフトウェアによる温度補正機能があり、夏でも冬でも使える
LIMITSの機能・性能・仕様
- パワー計測
0~2000W - 誤差
±2% - ケイデンス(ペダルの1分間当たりの回転数)を磁石なしで計れる
測定範囲 30~200rpm - 対応するクランク及びペダル
9/16th x 20tpiの一般的なクランクとペダルに対応する - チェーンリングに依存しない
どんなチェーンリングでも使える - フレームに依存しない
どんなフレームでも使える - 通信プロトコル
ANT+とBluetooth LEに対応 - 重量
47g - 不揮発性メモリ搭載
電池がダメになった時でも記憶内容は失われない
もっといろいろ書こうと思ったのだが、すでに疲れたのでやめますw
コメント
パワーメーターのLIMITS 送られて来た方いますか?