ポケモンgoを自転車で楽しむ方法・正確な制限速度・装備など

ポケモンgoを自転車を使ってプレイしようと思う人は多いだろう。
私もその例外ではないのである。

  • 自転車に乗って移動できれば効率よく卵をふ化させることができる。
  • ジム間を高速で移動できれば報酬を多く獲得できる。

こんなメリットがある。
メリットをどれだけ享受できるのか?自転車好きとしていろいろ試したくなり、せっかく試したのだから記事にしてみようと思ったわけである。

ポケモンgoを自転車でプレイするために有用な機材は何か?
自転車はどれくらい有効なのか?
機材の取り付け方法は?

といったところをまとめてみたのである。
ちなみに、私はポケモンgoマニアというほどではなく、ゲーム開始約1か月後の8/28現在でレベル22といった普通のプレーヤーである。

使用した機材

取り付け方法については後述するのでまずは一覧である。

1.ママチャリ

私はロードバイクやクロスバイクといったスポーツ自転車も所有している。しかし、ポケモンgoのためには圧倒的にママチャリが向いている。
スポーツ自転車は速度を出すようにできており、ゆっくり走るのに不向きなのだ。時速10kmといった速度では安定して走るのが難しいのだ。
我が家のママチャリはサイクルベースあさひで売っている何も特徴もないごくごく普通のママチャリである。

2.サイクルコンピューター

サイクルコンピューターとは自転車の速度や走行距離、走行時間などを測る機材である。
今回は無線タイプの中で1,000円少々で最安値といえる、RAGU多機能コンピューターをチョイスした。
無線タイプは取り付けが圧倒的に楽なのでお勧めでである。慣れない人でも10分もあれば取り付けができるだろう。

安いのに防水だったりとかとても良い。

3.スマートフォンホルダー

自転車のハンドルの部分にスマホを取りつけるために使うものである。

700円もしない安物である。安物の危険なところは、振動があるとスマホが落ちてしまう危険性があることである。
しかし、スポーツ走行をするわけではなくのんびり走るのがメインなので、これで十分と判断してこれをチョイスした。
私のスマホはストラップがついているので万が一落ちてもいいように、ハンドルにストラップを通して使用していた。こうすれば絶対落ちないので安心である。

さて、このスマートフォンホルダーは安いだけでなく機能はとてもよくできている。
Amazonのレビューがよいのも納得である。

  • 工具を全く使わずに取り付けができること
  • ハンドルの太さを選ばないこと
    購入してみて、ハンドルの太さが合わないという事態は残念である。しかし、このスマートフォンホルダーは太さに合わせて可変できるつくりになっているのが実に素晴らしいのだ。直径15mm~30mmまで対応するのでどんな自転車でもつけられるだろう。
  • スマホの脱着がとても楽
    巨大な洗濯バサミみたいな感じで簡単に脱着が可能。使ってみればわかるが挟み込む強さも十分で容易には落ちない。
  • スマホの大きさの対応範囲が広い
    100mmまでの幅に対応するためどんなスマホでも挟めると思われる。

3.Bluetoothヘッドフォン

せっかくポケモンgoをプレイするのだから、通りかかりのポケモンを拾ったほうがいいだろう。
モニターを見ていると危険なので、ヘッドフォンをつけていればポケモンを見つけた時に音が流れるのでわかる。

コードレスでないと不便だし危険なのでこんなヘッドフォンを買ってみた。

送料込みでたったの1,000円。
ヘッドフォンをしていると道路交通法上はどうなのか?という罰則の問題と、実際に危険性の有無の問題がある。

ヘッドフォンをすると片耳であろうが違反であるというようによく書かれているがこれは間違いである。

東京都

道路交通法第71条(運転者の遵守事項)第6号
東京都道路交通規則(東京都公安委員会規則)第8条5号に、「高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。

神奈川県

道路交通法施行細則第11条(運転者の遵守事項)第5号
大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。

交通に関する情報が十分聞き取れればいいということだ。

ロケットニュース24にはこのあたり詳しく警視庁の広報課の回答を実際に引用して書いてある。
あとはJAF(日本自動車連盟)もこのことがらについて書いている

なお、片耳でのイヤホン使用は「安全な運転に必要な音または声が聞こえない状態」にはならず違反にはなりません。両耳のイヤホンも「安全な運転に必要な音または声」が聞こえる状態であれば違反ではないとされています。しかし、たとえ小さな音量でも密閉型イヤホンなどは外界の音が聞こえにくくなるため、違反となります。

両耳ヘッドフォンはいけないとか片耳でもダメとかいろいろ言われるが、実際はヘッドフォンそのものがダメなのではなく、音が聞こえない状況にあるのがいけないというのだ。

周辺の音が聞こえればいいのである。
私が購入したヘッドフォンは両耳タイプであるが片耳外しておけば、問題なく周辺の音は聞こえる。

このヘッドフォンの片耳について胸ポケットに入れておけばなんら差し支えないわけだ。自転車に乗るとき以外は普通のヘッドフォンとして、使うことができるのでおすすめである。

とはいえ、ポケモンが現れたときにいきなり止まるのは危険が伴うので、きちんと安全確認をして止まるようにするべきである。

4.モバイルバッテリー

ポケモンgoはめちゃめちゃスマホの電池を食うので、モバイルバッテリーは必須である。

私の使っているモバイルバッテリーの後継機種。4,999円とかなりお高いのだが、20,000mAhというとんでもない大容量。
日曜日に一日ポケモンgoをやっても、普通に乗り切れる大容量。また、ジャバラ状に太陽電池が折りたためて、非常時には日光で充電できるので一つ備えておけば安心である。これがあればもし震災とかがあって、数日停電となった場合でも何とか乗り切れる。あ、それから付属のLEDライトがめっちゃ明るく、屋外活動などでもお役立ちである。
あ、ちなみに現バージョンではQiワイヤレス充電に対応していて、便利だったりする。

重たいのではあるのだが、ポケモンgoに使う時は充電ケーブルをつないで、前かごに放り込んでおけばいいのである。
ママチャリには前かごって便利なアイテムがあるので、バッテリーの置き場に困らないのが素晴らしい。

実際やってみた

見通しが非常によい、自動車がほぼ通らない道路で実験をしたことをお断りしておく。

時速何キロで走れば卵のふ化は進むのか

時速10㎞以下という情報はよくあるが、実際に検証したというレポートは存在しない(ように思う)。
なので試してみた。0.93kmの直線を走ってどうなったか?である。

前述のサイクルコンピューターで速度と距離を測ってみた結果だ。
ちなみに安物であっても、速度が狂うということはまずないのでそこは心配はいらない。

  • 時速10km台で走った結果
    時速9.5km~11.5kmぐらいで走ってみた。
    その結果0.53kmふ化が進んだ。実際に走った距離の57%ほど認識されたようである。
    ほとんど進まないかと思ったのだが、割と進んだのが意外であった。
  • 時速9km台で走った結果
    時速8.5km~10.5kmぐらいで走ってみた。その結果奇跡が起こった。

    サイクルコンピューターで0.93km進んだ表示
    サイクルコンピュータに表示されている距離は0.93km。そして卵は・・・ポケモンの卵が0.93kmふ化が進んだキャプチャ
    0.93kmピッタリだ!

この結果には驚いた。
時々時速10kmを超えてもいたし、いつも歩く距離と卵のふ化の距離があっていないような気がしていたので、この結果にはものすごく驚いたのである。

卵のところに表示されている歩行距離は、逐次カウントされているのではないのであろう。
ある程度まとまった距離、A・B間を移動した場合にその距離と時間から割り出していると思われる。

時速9km台で走ることについて

これだけゆっくり走るとなるとママチャリでもわりと大変である。
時速10km台で走るのはまあまあだが、時速9km台で走るのはちょっと大変だ。
自転車はある程度速度があったほうが安定する乗り物なので、ゆっくりになると安定しにくい。9km台になると少々不安定な感じになるのである。

とはいえまあ大丈夫である。

時速9kmといえば自転車で走る速度としてはすごく遅いのだが、卵をふ化させてみるととてもはかどることがわかった。
歩く速度の倍以上なのでとても早い。

普段歩くときは信号があったりとかして止まるときもある。しかし、信号のない直線道路をひたすら一定に走るとさらに効率がアップするわけである。

卵をどんどん使ってしまいなくなってしまった。
これは初めての経験である。

ヘッドフォンについて

ポケモンが見つかるとヘッドフォンから音声が聞こえる。安いヘッドフォンではあるが、実用上全く問題はなかった。
このヘッドフォンはAndroidの充電ケーブルを使って充電するのだが、3時間ぐらい使ってみたのだが電池は十分もった。

現在ポケモンgoにはBGMが流れなくなってしまうバグがある。

これが電池が長くもった原因かもしれない。

サイクルコンピューターの取り付け方法

サイクルコンピューターの取り付けは難しくはない。
このサイクルコンピュータの説明書は英語しか表記がないし、操作方法しか書いていないので少々とっつきにくいかもしれない。

といったわけで要点を書いておこう。

1.タイヤの周長を確認する

ママチャリのタイヤのサイズ表記

サイクルコンピューターはタイヤの回転を検出して速度を表示する。
タイヤの周長とはタイヤの外周の長さのことである。タイヤの周長が2,000mmであったとすれば、タイヤが1回転すると2m進んだということがわかるわけだ。

ちなみにこのタイヤの場合は表記としてETRTO表記が37-590 タイヤサイズが26×1 3/8である。タイヤが劣化したりしていると、ETRTO表記かタイヤサイズ表記のいずれかしか読めない時がある。その際はどちらか読めるほうを使えばOKだ。

CATEYE社のタイヤ周長ガイドのページに一覧があるので、そこから探してみよう。

この場合、タイヤ周長は2,068mmである。

サイクルコンピューターに電池を入れると、周長のセットを求められる。
ボタンを押してやって上記の方法に基づいて周長をセットする。

電池を入れる際の注意点が2つある。

1.ゴムのパッキンがついているので入れ忘れないこと。

サイコンのゴムパッキン

このゴムのパッキンがついているので入れること。これが防水性を保つために必要な部品である。
まあ、雨の日に使わないのであれば問題はなかろうが。

2.無理にボタン電池を押し込もうとしないこと

無理に押し込もうとすると壊れる可能性がある。側面の電極がつっかえて入らない場合があるが、このような時は電極をマイナスドライバーなどで少しひっこめることで無理なく入るようになる。

2.スピードセンサーに電池を入れる

スピードセンサー

このスピードセンサーに付属の乾電池を入れてふたをする。

3.動作の確認をする

大丈夫だと思うのだが、自転車に取り付ける前に念のために動作の確認をすると安心である。

ワイヤレスタイプの自転車スピードセンサー

右側にある部品がマグネットである。このマグネットをタイヤのスポーク(タイヤを支えている針金の部分)に取り付けるのだ。
このマグネットがスピードセンサーの脇を通過することで、回転を検出するわけだ。

手でセンサーとマグネットを近づけてやったり離したりして、サイクルコンピューター本体に速度が表示されればちゃんと動作している。

ワイヤレスタイプを買えばサイクルコンピューター本体とスピードセンサーの間のコードがないのがとてもいいのである。取り付けがとても簡単で、かつ仕上がりがきれいである。

4.サイクルコンピューターを取り付ける

サイクルコンピューターを取り付ける台

こんな感じで、サイクルコンピューター本体を取り付ける台の部分を付属の短いほうのインシュロック(結束バンド)で取り付ける。
取り付けの向きは上下があるので気を付けよう。上の写真のような向きである。
インシュロックはぎゅーーーーっと引っ張れば固定される。引っ張っても固定されないときは、インシュロックの裏表が間違っているので裏表を変えてみよう。余ったインシュロックのひもの部分はペンチか爪切りで切ればOKだ。

取り付けが終わったらサイクルコンピューターを上からスライドさせて差し込む。

ちなみに駐輪中にサイクルコンピューターの盗難が心配であれば、簡単に外して持ち歩けるのだ。

5.マグネットを取り付ける

マグネットはねじ上になっていて、ねじを回すと2つのパーツに分割される。

そのうち小さいマグネットがついていない側のパーツを、自転車のスポーク(針金)のタイヤに近い部分に取り付ける。
溝があるので、そこにスポークをはめるのだ。

ママチャリのタイヤにマグネットを取り付ける

そのあと、先ほど外したマグネットを再度取り付ける。

6.スピードセンサーを取り付ける

スピードセンサーの取り付け

スピードセンサーの底部に付属の両面テープのついているスポンジを貼り、マグネットの位置に合わせて貼り付ける。
マグネットとセンサーの距離が空きすぎると、回転を検出できないことがあるので接近させるようにする。また、タイヤが回転するときにセンサーとスポークがぶつかってしまうといけない。ぶつからないようにできるだけ近くするようにするのだ。

とはいえ、そんなに厳密である必要はないので、割とてきとうで大丈夫なので安心してほしい。ちょっとぐらい離れていても検出するから大丈夫である。インシュロックでギュッと止めるまでは調整が可能だ。

タイヤを回してちゃんとスピードが表示され、ぶつからないことさえ確認できればそれでOKだ。

位置を決めたら長いほうのインシュロックで取り付ける。余ったインシュロックは同様に切り取る。

これで取り付けは終了である。

終わりに

ママチャリでポケモンgoのプレイはなかなかにおすすめである。

特に田舎ではポケストップもジムもポケモンも少ないので、こんな方法でカバーするという方法は有効だと思うのである。

コメント

ブログ村自転車用品ブログ