今までサイクルコンピューターを何台買ったことやら。
10台以上今までに間違いなく買っているし、また、Amazonで売っている機種もほぼすべて網羅して調べている。
しかし、なかなかいい機種がないのである。
もちろん高価なGarminだったら、間違いなく満足のいく機能があるのだが、もっと安いものでないのだろうか?というところで、AliexpressやWishといった中国系通販サイトをいろいろ調べてみたり、メーカーに問合せてみてもなかなか見当たらない。
結論からいうとCYCPLUS M1が最強
しかし、やっと最高のサイクルコンピューターに出会ったのである。
「CYCPLUS M1」である
私が求めていた条件は以下の4つである。
- 本体が5,000円以内程度で買える
- インターネットに接続してサイクリングの詳細な履歴をスマホやパソコンで見ることができる
- パワー計測ができる
- ローラー台といった室内トレーニングでも使える
私がやりたいのは
家の中にあるエアロバイクやローラー台でも使いたい。
家の外で普通にロードバイクに乗る場合でも使いたい。
かつトレーニングの履歴を見て、パワーの伸びといった進歩を見ることができる。
ということができる機種である。
これが全部できるのである。しかもGPS内蔵という素晴らしさ。
CYCPLUS M1の特徴
1.何といっても安い
CYCPLUS M1は実売価格約4,000円という低価格である。
サイクルコンピューターで日本国内で一番使われているであろう、CATEYEであればこの価格だと本当にただ速度とケイデンス、距離といったような表示ができるだけである。そろばんと電卓ぐらいの機能の差だ。
CATEYEのこの程度の機能のサイクルコンピューターであれば、中国製だと1,000円未満で買える。
中華製なんて言葉で馬鹿にされるが、さすが中国は世界の工場といわれるだけある。
日本メーカーには頑張って欲しいものだが、高機能なものを安く作るという技術においてもう日本はかなわないと思う次第である。
2.インターネットに接続して履歴を見られる
XOSSというアプリがあり、これを使って詳しい履歴を見ることができるのが「素晴らしいぜ!」という感じである。
こんな感じである。
Stravaとの連携にも対応しているので、マラソンといった他のスポーツも行っている方であっても、トレーニングの履歴の一元管理が可能である。
このあたりのオープンなシステムという考え方を取り入れているのが、アメリカや中国ってすげーーなあって思う次第。タニタとかもっと頑張ってもらいたい・・・。
3.パワー計測ができる
中国製に限らず1万円程度までのサイクルコンピューターではパワー計測ができない機種がほとんどである。
まあライトユーザーはパワーメーターを持ってないことが多いので、それでほとんど不都合はないはずである。しかし、近年パワーメーターは低価格化が進み3万円程度で購入できるようになった。
また、GIANTのロードバイクでは20万円程度という低価格にもかかわらず、最初からパワーメーターが付属している機種もある。急速にパワーメーターの普及は進んでいるので、パワー計測ができるサイクルコンピューターを買うのがお勧めである。
このCYCPLUS M1はとても安いのに、パワー計測ができるというのが実に素晴らしい。
4.室内トレーニングでも使える
不思議なことに中国製の低価格のほとんどのサイクルコンピューターは、速度計測に磁気といった物理的なセンサーではなく、GPSを使っているため室内では使用できないのである。
磁気センサーの方がローテクなのに、低価格にもかかわらずたいていハイテクなGPSを使っているのである。
いろいろ中国の通販サイトも調べたのだが、この点でほとんどの低価格サイクルコンピューターは使えないということがわかったのだ。
しかし、CYCPLUS M1はGPSを搭載しており、更に物理的なスピードセンサーでも速度を計測することができる。
5.ANT+やBluetoothの汎用のセンサーが使用できる
スピードセンサー・ケイデンスセンサー・ハートレート(心拍)センサー・パワーメーターとの接続について、ANT+とBluetoothの両方に対応している。
6.GPS対応
こんな低価格にもかかわらずGPS内蔵である。
だからセンサー類を全くつけなくてもスピードを測ることができる。GPSの感度も上々で、実用性充分である。
また、走行履歴も記録しており、あとでマップ上で走った経路を確認することもできる。こんな低価格なのにすごい高機能だ。
7.画面が大きくて見やすい
CATEYEとかは画面が小さくて見にくい。しかも、表示内容としてすべて1画面で表示できなかったりする。
しかし、CYCPLUS M1は2.9インチという大きな液晶を使っていて、すべての情報が大きな文字で、かつ1画面ですべて表示されるのが実に素晴らしい。
こんな感じである。平均や最大値はボタンを押して切り替える必要があるが、これで基本的には充分だろう。
隣にGarmin EDGE520Jを置いてみると、表示領域の大きさの違いがよく分かると思う。
重量もほとんど変わらない。CYCPLUS M1が77.5グラム、Garmin EDGE520Jが60グラムである。
まあ、ロードバイクにおいて軽いのは圧倒的に正義なのだが、18グラムぐらいの差で、値段は何分の1なんだから充分だろう。
8.バックライトが自動
暗い状態で使用する場合、自動的にバックライトが付く。
これ地味だが便利。
9.防水
IPX6をクリアする防水性能。ホースで強い水を3分間掛け続けても大丈夫という防水性能である。
10.説明書がちゃんとしている
中国製の機器の説明書って読んでもよくわからないものがときたまあるが、この説明書はちゃんとしている。
英語・簡体字中国語・ドイツ語・日本語の説明が付属している。日本語に関しては間違いがなくわかりやすく正しく訳されている。このあたりにもちゃんとコストを掛けているという感じである。
欠点はあるのか?
当然ながらこの価格なのでマップの機能はない。あるわけ無いだろw
設定は若干わかりにくいかもしれない。とはいえGarminとかCATEYEもわかりにくいのはやっぱり一緒なので、欠点とはいえないと思う。
また設定は最初にしかやらないのでそもそも問題ではないと思う。
といったわけでおすすめである
いやあ、素晴らしいのである。
ちなみにブラケットは付属しないので、別途購入の必要がある。
Garmin用のブラケットとして売られている製品が普通に使えるので、こんな安いやつで充分である。
安いので買って損はしないだろう。というか私的にはこれで充分である。
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