このコロナウイルスのさなかである。
家の中で運動するためにエアロバイクを買おうかと思っている人も多いだろう。

私はエアロバイクについては過去に3回、買ったことがある。
また室内で使用する自転車をセットする乗用器具も何台かある。

そんな私ではあるが、実は運動は嫌いで飽きっぽいのである。
それでも、もう4年以上に渡ってエアロバイクを家族みんなの体力づくりのために活用している。では、どのようなエアロバイクを選べばいいのか?どう付き合えばいいのか?について私の経験を踏まえてお話しようと思うのである。

様々なエアロバイクについての情報ページが最近はかなり増えている。
しかし、実際に自分で乗ったことがなく調べた情報だけで書いていたり、またトレーニングについての基礎的な知識がまったくないライターが書いた情報も数多くある。それに対して名指しは避けたいのだが、そんな記事が氾濫していることに危機感を感じている。
私はトレーニングは嫌いだが、かつてフィットネス施設の立ち上げを行った経験もある。また、トレーニング理論の本は15年ぐらいの間に数多く読んでいる。
ロードバイクといったスポーツ自転車も好きだ。
エアロバイクやトレーニング理論にはそれなりにくわしいつもりである。面倒な記事かもしれないが、読めば役に立つと思うので是非お付き合いいただきたい次第である。

エアロバイクは飽きやすいアイテム

市の廃棄物処理センターに行ったことがあるのだが、そこにはギャラリーがある。
資源の有効活用を訴える様々な展示品があるのだが、そこには職員の人がたまりかねて書いたとしか思えない掲示物があった。大体こんな感じのことが書かれている。

「鉄アレイ」「バーベル」はたくさん運び込まれますが、固くて処理が大変です。
「エアロバイク」もよくやって来ます。もう一度買う前に考えてみませんか?本当に使うのでしょうか?

そうなのである。おそらくは家庭で買われているエアロバイクのほとんどは活用されずに死蔵されているか、捨てられているのだと思うのである。メルカリやヤフオクなどで売ろうにも大きすぎて運賃が高いし、購入時の梱包がないとそもそも郵送することすらできない。だから不要になったら捨てるしかないのである。
これは実にもったいない。

というわけで、エアロバイクの正しい活用法についても、ここでは述べてみたいと考えている。

エアロバイクの選び方

エアロバイクを使うといっても用途が違えば必要な機能が変わってくる。
また、どんな用途であっても考慮するべき要素がある。ということで買う前に知っておきたいことを経験も踏まえて書くのである。
※これを読んで選ぶのが面倒であったら、用途別のエアロバイクのお勧めの機種を列挙するのでそこをご覧いただくのが早いので、面倒な方はどうぞ。

1.どんな場合でも考慮しなければならないこと

絶対60分以上使える機種を選べ!

これは絶対必須条件である。
家庭用のエアロバイクのほとんどがマグネット負荷方式なのだが、マグネット負荷方式の製品の9割ぐらいは連続使用時間が30分という制限がついている。それ以上使うと加熱して劣化してしまうのである。
ちなみに、私が候補にあげる選定機種は全て60分以上使える機種なのでご安心いただきたい。
これは諸説あるのだが、脂肪は運動開始から20分経過してから燃焼し始めるといわれていて、30分しか使用できないとなると、実質脂肪燃焼させるための運動時間は10分間しかないことになる。ということで、長時間できるということはダイエットのためには重要である。
また、後述するエアロバイクとの付き合い方で、楽に1時間程度乗ることができる方法を紹介するので、1時間は乗れる機種を買う必要があるのだ。

②自分の身長に対応していること

大抵のエアロバイクは平均的な日本人の身長であれば使えるのだが、155cm以下、180cm以上となると対応していないことがある。

③静かであること

家の中で乗るので静かであることが望まれる。
例えばリビングに置くといった場合であれば、家族のテレビの視聴を妨げたりするとなると問題である。
また、集合住宅であれば下の階の住民からクレームが来るという事態は絶対に避けなければならない。
2017年ぐらいまでは、低価格のエアロバイクの中でもスピンバイクというカテゴリにおいては、かなり騒音を出す機種が多かった。
しかし、現在はスピンバイクにおいても無音かほぼ無音に近い機種が多くなったのでほぼ気にする必要はなくなってきているのだが、もし、私がお勧めにあげる機種以外を買う場合は、レビューを読むなり、メーカーに問い合わせたほうが無難である。
「静かであるか」という質問には主観的な要素が大きいので、更に客観的に答えてもらうなら、動力の伝達方式について質問してみるのがいいだろう。
現在のエアロバイクのほぼ全てがゴムベルトによって動力をペダルからホイールに伝える方式になっている。これであれば問題ない。
しかし、以前はゴムベルトではなく自転車と同じ用に金属チェーンを採用している機種もあった。この場合は回転音がするので家の中で使うには向かない。
ちなみに、金属チェーンをエアロバイクに採用するメリットはひとつもないので、現在ではすたれたという経緯がある。
金属チェーンは音も出るし、摩耗するというデメリットがある。逆にメリットは変速ギアを搭載できること、ママチャリで使われている部品をそのまま流用できるのでコストを削減できるという点が挙げられる。
しかし、エアロバイクの場合は変速ギアを搭載する必要はないし、ゴムベルトが普及してきた現在ではコストも大きな差がなくなったのである。

というわけで、ゴムベルト方式を買いましょうという結論である。

④信頼のおけるメーカーであること

エアロバイクはかなりかさばり、かつ組み立てが必要なトレーニング器具である。もし、初期不良や故障があった場合に困る。
メーカーが返品交換に応じてくれたとしても、送り返すのも捨てるのも大変である。いずれにせよ非常に不愉快な思いをしなければならない。なので信頼できるメーカーの製品を買うべきだ。

というところでいうと以下の7社ぐらいに絞られる。
※他にも品質の良いメーカーもあると思うが、私が数年前から見ていた限りの話であることをあらかじめ。お断りしておく

  • ALINCO(アルインコ)
    家庭用のエアロバイクといえばラインナップで圧倒しているのがアルインコである。エアロバイクだけではなく、ランニングマシーンなどの様々な室内フィットネス用品を製造している。製造の歴史も古く製品の品質も安定している。
    アルインコのエアロバイクのラインナップとしては、2020年5月時点では約30機種ほどがラインナップされている。1万円程度の最廉価版から、最も高い製品でも5万円程度であり、あくまで家庭用というカテゴリに特化しているのが特徴だ。多くのラインナップを揃えており、その中には様々な特徴ある製品があり、エアロバイクを買うという目的に対して全て対応できることも特筆できるポイントである。
    同一社内で無線機なども設計・製造しているためデジタル機器の製造にノウハウがある。トレーニングプログラム機能のあるエアロバイクを安価に提供していることも特徴だ。
  • コナミスポーツ
    実はエアロバイク名称はコナミスポーツの商標で、本来はコナミスポーツ以外の製品はフィットネスバイクと呼ぶべきものなのである。
    コナミスポーツといえば、フィットネスクラブでは全国でも店舗数1位を誇る最大手でもある。そのコナミスポーツの販売しているエアロバイクだ。
    2020年5月時点で7機種が販売されており、 唯一TYPEeGGだけは5万円程度であるが、主力は10万円程度で買える準業務用である。
    フィットネスクラブ運営でつちかわれたノウハウが準業務用にも盛り込まれており、高機能、信頼性において定評がある。
  • Reebok(リーボック)
    シューズやスポーツウェアのブランドとして有名であるが、エアロバイクの製造も行っている。2020年5月時点で2機種(色違い、ほぼ同スペックを同一機種としてカウントすると)がAmazonでは販売されている。
    値段帯は大きく変わらず5万円程度の機種と7万円程度の2機種である。
    どちらにも共通するのが、目的に応じた、トレーニングプログラムを実行する機能がある。フィットネスクラブにある業務用機器の機能が家庭用にも関わらず搭載されていることである。やや高めであるが、コストパフォーマンスは高い。日本人の体型にあった機種も近年では発売されているのでおすすめできる。
    ただし、組み立ては一人では難しいのが唯一の欠点だろう。
  • ハイガー産業
    現在の家庭用エアロバイクの中で大きな位置を占めるのが「スピンバイク」である。スピンバイクとは家庭用エアロバイクの中でも、高強度のハードなトレーニングができる製品のカテゴリのことである。
    今日エアロバイクの中でスピンバイクは大きな位置を占めているが。私が初めてスピンバイクを購入したのは2015年のことだが、この当時はスピンバイクは自転車と同じチェーンで回転を伝える方式が主流だった。しかし、チェーンは伸びてしまったり回転音がうるさい欠点がある。しかし、当時のハイガー産業はチェーンではなく半永久的な寿命があり、ほぼ無音のゴムベルト方式を採用していた。他社がこれに追従したことによりスピンバイクが脚光を浴びるようになったのである。ハイガー産業は2020年5月現在、3万円程度から7万円程度まで10機種をラインナップしている。
  • 大広(DAIKOU)
    メインはルームランナーであり、他にもエアロバイクやステッパーといった歴史のある室内乗用器具の専用メーカーである。
    エアロバイクは23機種をラインナップしている。健康づくりを製品の中心コンセプトにすえている関係もあるのだろうが、リカベントタイプのラインナップが充実している。リカベントタイプは背もたれのある椅子にゆったり腰掛けてペダルをこぐため、全身への負荷が軽く楽に有酸素運動できるタイプである。
    製品の造りにおいて派手さはないのだが、準業務用を長年販売してきた実績から手堅い製品づくりのイメージがある。
    また、家庭用については価格も安価で、2万円程度の製品でも連続使用時間60分をクリアする製品もある。知名度はあまりないのだがもっと知られてもいいメーカーだと思う。
  • ダイヤコ(DYACO)
    台湾のフィットネス機器メーカーであるDyaco International Inc.の製品である。日本法人も2012年に設立されている。台湾は世界で最大のスポーツ自転車の生産国である。品質だけではなくデザインにおいてもスポーツ自転車競技の発祥の地であるヨーロッパを圧倒しつつあることでも知られている自転車大国である。
    そんな台湾にあるDYACOはフィットネス機器としては業務用として長い歴史があり、リハビリなど医療分野、ロコモ対策として老人ホーム、またフィットネスクラブなどでも使われている。ラインナップは業務用や準業務用がほとんどだが、家庭向けのリカベントタイプはリーボックなどと同じくトレーニングのプログラム機能がある。もしリカベントタイプでプログラム機能が欲しいと考えたらこの一択となる。
  • FITBOX
    エアロバイクの1カテゴリであるスピンバクでは最も後発に属するメーカーである。後発ではあるが、すでに3回のメジャーモデルチェンジを行っている。私も実はこのFITBOXを使っているが、最後発に属するだけあって、先行製品をよく研究して作られていることがわかる製品である。
    堅牢性・安全性・デザイン・組み立ての簡単さ・乗りやすさ・身長の小さい女性でも乗れるといったスペックで表現されない部分の熟成が進んでいる製品である。
    Amazonや楽天でも非常によく売れているようであるが、その理由は乗ってみればわかるという感じである。

2.場合によっては考慮すべきこと

④乗車姿勢による分類

乗車姿勢による分類で、乗車姿勢が異なるとエアロバイクの形状が変わってくる。大きく分けると以下の3つに分類できる。しかしながら、この中間的なタイプもあり、はっきりとした分類ができないエアロバイクもある。

  1. ママチャリのように乗る「アップライトタイプ
    一般的で特に特徴はない
  2. ロードバイクやタイムトライアルバイクといったスポーツ自転車に近い乗車姿勢で乗る「スピンバイク
    長時間のトレーニングや、高回転・高負荷といったアスリート向けのトレーニングも可能だが、アップライトタイプと同じように使うこともできる
  3. 背もたれのある椅子に楽に腰掛けて運動する「リカベントタイプ
    運動が無理なくできるため、高齢者、リハビリといった用途により適しているが床面積を多く必要とする

1)アップライトタイプ

家庭用・業務用を問わずほとんどのエアロバイクがこの形状に属する。

長所・短所:
長所も短所も特にない。いってみればこれがエアロバイクの標準であり、普通のエアロバイクである

ALINCO公式サイトより引用

このようにママチャリのような乗車姿勢で運動するのが、いわゆるエアロバイクである。

2)スピンバイク

一般的にはアスリート向けとされているタイプである。

長所:
①連続使用時間が長い
②スポーツ自転車に似たような乗車位置で乗ることもできるので、自転車トレーニングには一番向いている
短所:

ペダルを回すのをやめても、ペダルが惰性で回転し続けるため、足が滑った場合などに足に回転しているペダルが当たったり、ズボンが巻き込まれけがをする可能性はある(大した危険ではないが)
②ホイールが露出している機種も多いが、そのような機種では回転しているホイールに赤ちゃんやペットが巻き込まれることもありうる

ALINCO公式サイトより引用

さて、詳しく説明しよう。スピンバイクの特徴はふたつある。

スピンバイクの特徴その1:乗車姿勢

スピンバイクであれば上記の写真のような乗車姿勢をとって乗ることができる。
これはスポーツ自転車の1カテゴリであるタイムトライアルバイクの乗車姿勢に近い。

コンセプトストアブログ より引用

タイムトライアルは短距離を一気に走り切る競技で、空気抵抗をギリギリまで減らすためこのような乗車姿勢であるわけだ。
スピンバイクはこのような自転車競技をおこなうアスリートも使うエアロバイクなので、こんな乗車姿勢をとることもできるように作られている。
とはいっても、こんな姿勢をとる必要はまったくない。
一般人であればハンドルの上の方をつかめば、ごく普通のエアロバイクとしても使用することができる。

スピンバイクの特徴その2:負荷を生み出す仕組みの違い

ホイールの重さにより、基本的にはペダルの重さを生み出すのが基本的な仕組みだ。

ハイガー産業HG-YX-5006のホイール

この赤枠で囲っている部分がホイール。
スピンバイクは重量の大きいホイールがペダルに直接つながれて回る仕組みになっている。
競輪などで使われているピストバイクという自転車があるが、構造上はそれに近い。普通自転車はペダルを回すのを止めても、そのままタイヤは回り続ける。
しかし、ピストバイクはペダルを回すのを止めるとタイヤが止まるし、ペダルを逆方向に回すと自転車は後ろ方向に進む。
これと同じで、スピンバイクはいきなりペダルを止めるとホイールも止まる。

しかし、スピンバイクの場合はホイールの重量が重たいので、ペダルを急に止める事が難しい。ペダルをこいでいる足が滑ったりするとペダルが回転して、足を怪我したりズボンが巻き込まれる危険性があるわけである。

一般のエアロバイクはペダルから足が滑っても、普通の自転車と同じようにホイールが空回りするので全く危険性はない。しかし、スピンバイクにはこの危険性があるわけだ。

そのデメリットと引き換えに、スピンバイクは強度が高く、かつ長時間の連続使用に耐えるのだ。
スピンバイクと称されるエアロバイクは60分を超える連続使用に耐えるのが普通である(連続使用時間60分を切るスペックのスピンバイクは見たことがない)。
なので、一般的なダイエット用などでゆるく乗りたいという用途に使うのにも、長時間乗れることからおすすめできる。
近年では家庭用に作られたファッショナブルなスピンバイクも多く発売されている。
普通のアップライトタイプとスピンバイクの差は2020年現在ではほとんどなくなっている。スピンバイクはアスリートのトレーニング用途でも使えるエアロバイクのカテゴリという位置づけである。

3)リカベント (リカンベント )タイプ

背もたれのついた椅子に座り、前方に足を突き出した姿勢で乗るタイプである。

長所:
椅子に腰かけた楽な姿勢で乗るので体への負担が軽い
短所:

①床面積を多く必要とする
②乗車姿勢が大きく異なるので、スポーツ自転車のトレーニングには不向き
③部品点数が多くなるため比較的高価

ALINCO公式サイトより引用

もともと自転車にもリカベントバイクと呼ばれる自転車があり、この乗車姿勢をエアロバイクに応用したものである。

リカベント
WINDCHEETAH より引用
ちなみにこのリカベントバイクは大変人気が高く注文してから納品まで3年かかるそうだ

自転車でスピードを出す際に、時速が30kmぐらいになってくると前に進むことを妨げる抵抗はほとんどが空気抵抗によるものとなる。ということで、空気抵抗を減らすために、このように寝そべった姿勢で乗車するリカベントバイクが考案された。
平地や下り坂などでは非常にスピードが出るので、ロードバイクといったスポーツ自転車よりも有利とされている。
とはいえ、日本の道路では自転車と自動車が走る場所が不明確なことがほとんどだ。運転者から見えにくいため交通事故の危険性が高くほとんど普及していない。私も買ってみたいのだが怖くて乗れないw

リカベントバイクにはもうふたつの特徴がある。
ひとつは椅子に深く座ることができるため楽であること。
もうひとつはペダルを前に押すときに、体全体で支えているので力が入りやすいことである。

これをエアロバイクに応用したのが、リカベントタイプのエアロバイクだ。全身をリラックスさせた姿勢で無理なく運動できるという特徴がある。
そのため、フィットネスクラブだけではなく、老人ホーム、リハビリ施設、病院といった場所で広く使われている。
家庭用としてはマイナーなのだが、ダイエットに使う、運動不足の解消という用途にはもっと普及してもいいのではないかと思う。
デメリットとしては3つある。ひとつはスポーツ自転車用のトレーニングとしては、乗車姿勢が大きく違うので用いる筋肉が違うのでトレーニング効果が上がりにくいこと。もうひとつは設置場所の床の場所を大きいこと。最後に部品点数が多くなるため価格が高くなることである。

リカベントタイプとアップライトタイプの中間的なタイプも実は存在している。

DAIKO DK-662H

コンフォートバイクとALINCO社では呼んでいる製品カテゴリである。
楽に運動でき、設置場所を取らず、部品点数もあまり増えない。アップライトタイプとリカベントタイプのいいとこ取りという感じである。
ユーザーにとってデメリットがないので、今後この種のエアロバイクは実用的な機種が増えるのではないかと私は考えている。
※ここで紹介したDAIKOUのDK-662Hは2020年5月時点において数少ない2万円を切る価格で連続使用時間60分が可能なエアロバイクである。DAIKOU社では公式Webサイトに掲載していないのが謎なのであるが、小さく畳めるし、安くて実用的なエアロバイクが欲しいならこれが一番の選択肢だと思う。
Amazonで見る / 楽天で見る

最後にまとめると、体に何らかの故障があり、体を支えるのが困難だったり、高齢者、病中病後の体力維持、回復などにはリカベントタイプが勧められるが、そうでなければどのタイプでもよいということである。

⑤メーター表示の内容

メーターが付いている機種だと1万円ぐらいの安い機種でも以下の表示は必ずある。

  • 速度
  • 走行距離
  • 走行時間
  • 消費カロリー
上記4種類が読み取れるメーターの例(ハイガー産業HG-YX-5006A)

これらの表示で役に立つものは走行距離と走行時間だろう。
ノルマを決めて「30分乗る」とか「10km乗る」とか決めた場合に役に立つ。

ちなみにもし、ノルマを決めるなら、距離でノルマを決めるのは基本的には良くない。時間を定めるほうが良い。
距離でノルマを決めると、早く終わりにしたくて早く走って終わりにしたくなってしまう。しかし、ダイエット目的であれば負荷は小さめにして、長時間乗るほうが脂肪をより燃焼させることができる。なので、時間を決めた方がいいわけだ。
メーターは走っている間だけ走行時間がカウントされる様になっているので、走行時間の計測は非常に有用である。
消費カロリーはあくまで単なる目安だと思ったほうがよい。しかし「200カロリー」などと消費カロリーが表示されると、「これくらい乗って200カロリーか、ご飯お茶碗半分と同じだよな・・・」などと考えるようになれば、食事に気を使うきっかけになるかも知れない。
また、単なる目安であっても、ダイエット効果がある程度可視化されることでモチベーションが高まる効果は期待できる。

少し上位機種になるとプラスして、

  • 心拍数
心拍数も読み取れるメーターの例(ALINCOリカンベントバイク7020)

を測る機能がプラスされる。

科学的にトレーニングを行うなら、心拍数の計測は最低限必要だ。
走ったりすると、心臓がどきどきして心拍が速くなるのは誰でも経験していることだろう。
ゆっくり走るより、ダッシュしたほうがより心拍が速くなり苦しくなる。
運動の強さを増すと、自覚的な運動の強さ、苦しさは増すのだが、運動の強さを客観的に評価できない。その運動の強さを客観的に評価する測定器が心拍計だ。

運動の目的に応じて目標となる最適な心拍数の範囲が決まっている。
その心拍数の範囲をキープするようにトレーニングすると最大の効果を生み出すことができるのである。
例えばダイエットなら、最大心拍数の60~80%。
乳酸を除去するスピードアップのためのトレーニングなら、最大心拍数の90~95%。
といったあんばいで、心拍数を測ることで目的とする運動効果を効果的に得ることができるのだ。

とはいえ、必須とはいえない。
10万円を切るエアロバイクはごく一部の機種を除き、心拍を検出するセンサーがハンドルのグリップのところについている。そのグリップのセンサーを両腕で握っているときしか計測できないのだ。この姿勢を強いられるのは疲れる。
また、家庭用エアロバイクについている心拍計は大体が簡易型なので、急速な心拍数の増減に対応できない。
なので、心拍数を計測するトレーニングをするなら、結局は専用の心拍センサーのついたサイクルメーターが欲しくなるのだ。
安いものなら3,000円ぐらいで買えるので、後で買ってもいい。
心拍数計測は、なくても後でつけられるので全然問題ないのである。

ちなみに私も心拍数を計測できるエアロバイク(スピンバイク)を使っているが、心拍計は外付けのものを使用している。

最上位機クラスになると、

  • パワー計

がついている機種もいくつかある。

パワー計のついているメーターの例(リーボックGB50)

これがついているのとついていないのとでは、別カテゴリのトレーニングマシーンといえるぐらい違う。実際、メーターもいきなりIT機器っぽい感じになっているのがわかるだろう。

ダイエットや単なる健康目的での用途であれば、パワー計は不要なのでこの項目は読み飛ばしても構わない。

パワーとは、その人の出せる運動エネルギーの量である。単位はW(ワット)。
普通、エアロバイクの場合であれば速度計はついている。
現在時速20kmで走っているという表示は見ることができる。しかし、この速度はどれくらいの運動量なのかがわからない。

ペダルの重さが8段階調整できるとして、一番軽い1であれば比較的のんびり目にこいだら、時速20kmはラクラクかもしれない。これに対して一番重い8で時速20kmで走るのは相当の脚力が必要だろう。

速度だけでは脚力は測れない。そのためにな脚力を客観的に測る「唯一の」指標がパワーなのだ。

1時間限界まで漕ぎ続けて出せるパワーを平均したものをFTP(Functional Threshold Power:機能的作業閾値)といい、 その人の客観的な体力(心肺能力や脚力といった自転車をこぐために必要な総合的な体力)を表している。自転車の場合だと、ド素人で130W程度、トッププロになると400W程度にも達する。
このパワーを測ることで自分のトレーニングの成果を客観的に測ることができる。去年の今頃のFTPは160Wだったが、最近は230Wぐらい出せるようになった。などという客観的な進歩がわかる。

目的とするトレーニング効果のために心拍数を決めて、トレーニングを行うという方法を紹介したが、もっとトレーニング効果を高めるにはパワーを基準にしたほうがより高い効果を得ることができる。

「トレーニング効果を客観的に測る」
「高いトレーニング効果を得る」

このふたつのためにパワー計は重要なのだ。
ロードバイクといった自転車競技においてはパワー計は高価なものではあるが、広く使用されている。値段は5万円ぐらいから15万円ぐらいまでの幅がある。
エアロバイクであれば、パワー計がついている機種で最も安価な機種だと5万円ぐらいである。
パワー計だけで5万円ぐらいすることを考えれば、パワー計がついているエアロバイクはお買い得であることがわかると思う。

そして、ほぼ例外なくパワー計がついているエアロバイクにはトレーニングプログラムの機能がついている。この機能については次の節を参照のこと

まあ、とはいえ、一般的なダイエットや健康のための体力づくりといった目的でエアロバイクを買うのであれば全く必要はないのですが・・・。

⑥トレーニングプログラム機能

一部のメーカーの機種の上位機種のみについている機能である。
フィットネスクラブにある業務用のエアロバイクにはある機能である。
あまり、エアロバイクのことを書いているブログでもちゃんと説明している情報が少ないのでちゃんと書いてみようと思う。

トレーニングの目的に応じて、ユーザーがプログラムを選択する。
そうするとエアロバイクが自動的にペダルの負荷(重さ)をコントロールしてくれるといった機能だ。

以下のトレーニングは、42歳のユーザーが、高強度の心肺能力向上のプログラムを選択した場合である。
トレーニングの専門用語でいうと「ソリア」というトレーニングだ。肺機能がアップし、酸素摂取量が向上し、瞬発力の向上が期待できる内容だ(たった30分にも満たないがキツイトレーニングメニュー 普段運動していない人がいきなりこれをやったら体壊したり、死んだりするレベル)。
年齢を入力すると、適切な心拍数をコンピュータで計算して下記のようなトレーニングメニューを自動的にエアロバイクが実施してくれるのだ。
※あくまでこれはイメージなので実際のプログラムとは異なります。

  1. トレーニング開始 3分
    心拍数100~120をキープさせる
  2. トレーニング開始 3分~6分
    心拍数120~140をキープさせる
  3. トレーニング開始 6分~9分
    心拍数140~160をキープさせる
  4. トレーニング開始 9分~12分
    心拍数160以上をキープさせる
  5. トレーニング開始 12分~15分
    心拍数コントロールなし
  6. トレーニング開始 15分~18分
    心拍数160以上をキープさせる
  7. トレーニング開始 18分~21分
    心拍数140~160をキープさせる
  8. トレーニング開始 21分~24分
    心拍数120~140をキープさせる
  9. トレーニング開始 24分~27分
    心拍数100~120をキープさせる

文章だけだとわかりにくいので、グラフにしてみるとこのような感じで心拍数が推移する。オレンジの線がこのプログラムによるトレーニングでの実際の心拍数の推移である。

エアロバイクのプログラムトレーニング機能の心拍制御のグラフ

設定した心拍数になるようにコンピューターが自動調整するわけだ。
どうやって調整するのか?というと、設定された心拍数を下回った場合ペダルが重くなり負荷を多くかける。逆に設定心拍数を上回ったときにはペダルが軽くなるのである。
こうして、プログラムされたように心拍数が推移し、最大のトレーニング効果を生み出す事ができる機能なのである。

※心拍数よりも実際はパワーの方が、目標値としてより適切なので、パワー計のついている機種であれば、心拍数ではなくパワーに基づいて実施するトレーニングもできる。

これはすごい機能である。
自分の隣にトレーナーがいて、ストップウォッチを片手に心拍数やパワーを見ながら、

「もっと回して!」
「スピード落として」

と声をかけてくれるのと同じなのである。

⑥スマホやタブレットを置ける

これは見落としがちだがかなり重要。後で述べるがエアロバイクを退屈せずに乗るためにはスマホやタブレットを置けることが重要。
こんな感じで置けるものを選ぶべき。
ただし、エアロバイクの前にテレビなどがあって視聴することができるのであれば、この機能は必ずしも必要はない。

FitBOXにタブレットをおいてみたところ

⑦ホイールを覆っているか(ペットや赤ん坊がいる場合の安全性)

エアロバイクには回転する車輪に相当する部分が存在する。
一般的なエアロバイクであれば回転するホイールの部分は全て覆われているので問題はない。しかし、スピンバイクの場合ホイールが露出していている機種が数多くある。
そのような機種の場合、ペットや赤ちゃんが巻き込まれる危険性に留意する必要がある。

⑧ペダルのタイプは大きく分けてふたつ

靴を履いて乗るタイプと、履かなくても乗れるタイプである。
一覧表には靴をはいて乗るタイプを「スパイク」、靴をはかなくても乗れるタイプを「フラット」と表記している。

特にスピンバイクの場合は、ペダルをこぐのをやめてもホイールに大きな慣性がついて回り続ける。ホイールが止まるまでペダルも回り続ける。
そのため、高速にペダルを回転させた場合、足がペダルから外れるとペダルが回り続けてペダルに足やズボンが巻き込まれるという危険がある。

そこでスピンバイクは足が滑って外れないようなペダルがついていることが多い。スパイク状の凹凸がついていて、かつペダルクリップにつま先を差し込むようになっているのが普通だ。

スピンバイクFITBOXの金属製ペダル
スピンバイクFITBOXの金属製ペダル

しかし、このペダルには欠点がある。
素足や靴下では痛くて乗れないのである。
そもそもダイエットといった目的で乗る人は、ちょっとしたすきま時間を活用してエアロバイクに乗りたいと考えている。
そのたびにシューズを履かなくてはならないのでは面倒である。

スピンバイクFITBOXに付属の樹脂ペダル
スピンバイクFITBOXの樹脂製ペダル

といったわけでこのような樹脂製のペダルが採用されている機種もある。
このペダルの写真は私も使っているスピンバイクであるFITBOXのペダルである。FITBOXは最初から両方のペダルが付属しており、用途に応じて選んで取り付けることができる。これはなかなかポイントが高い。

目的別のお勧め機種

お勧め機種一覧表

私がお勧めで取り上げた機種について一覧にしてみた。並べ替えなどもできるのでご利用いただきたい。

No型番メーカー定価(税抜)
乗車姿勢タイプ
連続使用時間
適応身長
椅子前後調整
最大体重
負荷方式
負荷調整
ホイールカバー
ペダルタイプ
スマホ置き
心拍計測
電源
パワー計測
トレーニングプログラム
TR FB003-XBTIGORA¥9,990アップライト60分不明90kgマグネット式8段階フラット不要
DK-662HDAIKO¥15,636アップライト・
リカベント中間タイプ
60分155cm~190cm110kgマグネット式(推定)8段階フラット不要
DK-1020DAIKO¥22,800アップライト60分150cm~190cm100kgマグネット式8段階フラット不要
HG-Y700ハイガー産業¥27,090スピンバイク120分150cm~200cm100kgマグネット式無段階フラット不要
DK-1021RBDAIKO¥27,090リカベント60分150cm~190cm110kgマグネット式8段階フラット不要
FiTBOXAINEXT¥45,272スピンバイク90分145cm~185cm100kgマグネット式8段階フラット/スパイク
両方付属
不要
DK-B11DAIKO¥288,000アップライト120分150cm~190cm120kg電磁負荷式(推定)20段階フラット不要(自家発電)
WattbikeWattbike¥315,000アップライト
(ロードバイクと同じ乗車姿勢)
無制限(推定)154.9cm~193cm150kg空気抵抗及び
マグネット式
無段階片面フラット+
ビンディング
必要(充電式)
ペダリング分析機能

HG-YX-5006Aハイガー産業¥21,636スピンバイク無制限155cm~180cm100kg摩擦式無段階スパイク不要
HG-ZA-5000Fハイガー産業¥36,181スピンバイク無制限155cm~180cm120kgマグネット式無段階スパイク不要
AFB7218ALINCO¥59,000アップライト60分160cm~190cm135kg電磁負荷式36段階フラット◯充電可必要
DK-8920DAIKOU¥45,800アップライト60分150cm~180cm135kgマグネット式32段階フラット必要
GB50-19Reebok ¥68,000アップライト99分(推定)148cm~190cm(推定)120kg電磁負荷式(推定)32段階フラット必要
DK-003BDAIKOU¥23,800その他60分なし不明9段階フラット必要

※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

目的1:やせたい・ダイエットしたい

  • ポイントその1:長時間の連続使用に耐えること
    最低60分、できればそれ以上が望ましい。
  • ポイントその2:思い立ったときにすぐに乗れること
    ガチで運動するためのスポーツタイプのペダルの製品だと素足で乗れず、室内履きを履く必要がある。これが面倒。
    ペダルが樹脂製やゴム製の素足で乗れるタイプであれば、隙間時間にちょっとずつ乗れることで、日常における運動量を増やすことができる。

予算1万円程度

1万円程度のエアロバイクで連続60分乗れるのはおそらくこの1機種だけであろう。

①TIGORA(ティゴラ)TR FB003-XB

TIGORA(ティゴラ)TR FB003-XB

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定価(税抜)
¥9,990
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
不明
椅子前後調整
最大体重
90kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴
折りたたみ可能

TIGORAはお勧めメーカーの中に入れていないが、これをまずはお勧めしたい。
実売価格は税抜9,990円という1万円を切る衝撃の安さ。
TIGORAというブランドは知っている人は知っているだろう。スポーツ用品販売最大手であるアルペンが企画、販売している商品である。

安さの理由として、圧倒的な販売力があると思われる。アルペンが販売しているということで、品質的には全く問題ないと考えている。また、各社販売しているエアロバイクは在庫が安定せず品切れになっていることが多い。
しかし、これは大資本のアルペンが扱っているだけあって、在庫が常に安定しているのも素晴らしい。
コンパクトに折りたたむことができ、しかも重量12kg、片手で持ち運べる重さである。

付加機能はまったくなく乗り心地もチープである。
そして、ペダルの負荷は8段階であるが最も重くしてもかなり軽いので、トレーニング用途にはあまり向かない。トレーニングで使うならば別の機種を選びたい。
しかし、ダイエット用途であればとにかく長時間運動し続けることだけが重要である。ちゃんと使える機種だ。
適応身長の明記はないが、実際にアルペンの売り場で観察していると、子供でも大人でも乗れているので普通は大丈夫だと思われる。

このTR FB003-XBをダイエットには第一候補としてお勧めしたいと思う。
なぜなら、ダイエットしようという目的でエアロバイクを買う人の多くが飽きてしまうからである(※飽きないで乗る方法については後述するが)。
飽きてしまった時に押入れに収納する、メルカリとかで売る、捨てる、いずれにしても大きくて重たいと大変である。その点これは負担が小さい。しかも、安いため無駄な投資が小さくて済むのである。

予算2万円程度まで

②DAIKOU DK-662H

DAIKOU DK-662H
DAIKOU DK-662H

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定価(税抜)
¥15,636
乗車姿勢タイプ
アップライト・リカベント中間タイプ
連続使用時間
60分
適応身長
155cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
110kg
負荷方式
マグネット式(推定)
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴
折りたたみ可能

実売価格17,200円(税込)という衝撃の安さ!
しかも、この機種は前述したようにアップライトタイプでありながら、背もたれがついており、リカベントタイプのような楽な姿勢をとることができる。
しかも折り畳めるタイプであるのが特徴だ。
製造はこの業界では老舗のDAIKOUである。品質は間違いないだろう。

安いだけではなく最も実用性の高いエアロバイクといえるかも知れない。
しかし、不思議なことにDAIKOUの公式Webサイトにも掲載されていない。そのためこのような安い金額で実用的な機種が手に入ることを知らない人が多いであろう。
DAIKOUはいい製品を作れても、残念なことにPRの努力が足りていないとしかいいようがない。

ちなみに60分の使用に耐えDK-662Hのように背もたれがついていて、かつ折り畳める機種がBTM社より販売されている。しかもDAIKOUより2,000円程度安い。
しかし、お勧め機種にあげなかった理由がある。ひとつ目が適応身長の記載がなかったこと。写真のモデルの乗車姿勢から165cm~175cmぐらいが適応身長であると思われる。
また、中国メーカーであり、日本の中に販売拠点がないため若干不安がある。
Amazonで買えば何かあった場合はクレームに対応してくれるので、身長が適応範囲内であればBTM社の「BTM エアロフィットネスバイク」の購入を検討してみてもいいだろう。

DAIKOU DK-1020

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定価(税抜)
¥22,800
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
150cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
100kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

実売価格約2万円という安さ!
メーカーは老舗のDAIKOUである。品質は間違いないだろう。
あと、特筆すべきはデザインである。DAIKOUはこれまで堅実な健康機器というイメージがあった。そのイメージを大きく打ち破って、ミニマムでシックなデザインとなっている。私としてはこれだけでもかなり驚き。
あまり宣伝もされておらず、Amazonでも売られていない。これもいい製品なのに実に残念である。

予算3万円まで

④ハイガー産業 HG-Y700

完成度が素晴らしい!ベルト駆動式スピンバイクの草分け的存在であるハイガー産業はこのレベルに到達したのだという感慨がある。

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定価(税抜)
¥27,090
乗車姿勢タイプ
スピンバイク
連続使用時間
120分
適応身長
150cm~200cm
椅子前後調整
最大体重
100kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
無段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

実売価格29,800円と、廉価版モデルとはいえない価格であるが、超絶ハイコストパフォーマンスモデル。
連続使用時間120分というマグネット方式として業務機に匹敵するほどの連続使用性能を誇る。
一般的に30分を超える連続使用時間があるエアロバイクの多くは摩擦力で負荷をかける方式が一般的である。しかし、摩擦でフエルト生地が摩耗したりするので消耗品の交換が必要になる。
また、摩擦力によるペダルの重さは、なにか重たいものを引っ張っているような不快な感覚があるのである。
そして、発生する音は非常に小さいとはいえ、摩擦により「シューーーー」という音が発生する。
これに対してマグネット方式は全く無音である。
この値段帯のマグネット方式で120分の連続使用時間を実現したのはすごいことである。

音は非常に静かで無音に近い。

サドル(椅子)及びのハンドルの高さが無段階で調整できる。
大体の廉価版のエアロバイクは高さ調整が6段階とかそういう感じなのだが、高さを自由に調整できるのが素晴らしい。

適応身長の幅が非常に広く150cm~200cmまで対応している。
※200cmって・・・orz

しかし欠点もある。

  • スマホやタブレットを置くスペースがない
  • ペダルはスパイクみたいな凹凸はないものの、樹脂といった柔らかい素材ではない。そのため、もし素足で乗るならば別途ペダルは買い替える必要がある。

⑤DAIKOU DK-1021RB

実用に耐えるリカベントタイプにもかかわらず、3万円を切る超低価格で販売できるというのもDAIKOUならではという感じである。
高齢者のロコモ対策、リハビリ、病中病後の体力回復などの用途にエアロバイクを購入するならこれ一択だ。

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定価(税抜)
¥27,090
乗車姿勢タイプ
リカベント
連続使用時間
60分
適応身長
150cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
110kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

DK-1020と見比べていただけるとわかるかと思うが、心臓部である回転体であるホイール部分が共通パーツとなっている。このようにコストダウンをはかっているわけである。素晴らしい企業努力である。

しかし、欠点はある。

「リカベントタイプなので床面積が多く必要になる」

ことである。これが問題ないのであればダイエットなどでの使用に対しても第一選択肢になりうる。
特に肥満の度合いが強くなると、体を支える事自体がつらいという場合もある。体重を支える筋力が足りないという場合だ。このような場合にはリカベントタイプが最も良い選択肢となる。

予算5万円まで

⑥AINEXT FITBOX

実売価格49,800円。安い方ではないのだが後発だけあって、先行製品をよく研究して作られている。

これは実は我が家でも使っているエアロバイク。
適応身長の幅が非常に広く145cm~185cmまで対応している。小柄な女性であればこれ一択かも知れない。我が家の妻は身長が145cmぐらいしかないのだが、これなら普通に乗れている。

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定価(税抜)
¥45,272
乗車姿勢タイプ
スピンバイク
連続使用時間
90分
適応身長
145cm~185cm
椅子前後調整
最大体重
100kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
8段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット/スパイク両方付属
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

スペック的な派手さはないのだが、連続使用時間90分というのが実用的には充分で、好みを選ばない洗練されたデザインが高評価である。実際にかなり売れているらしく、デザインと基本性能が支持された結果であろうと考えている。
また、ペダルはスパイクタイプとフラットタイプの両方が付属しており、使用目的に応じてアスリート的なハードなトレーニングにもダイエットのようなゆるいトレーニングにも使えるのが長所である。
マグネット式であるが、一般的な短所であるところの負荷のムラがまったくなくスムーズなこぎ心地である。また、高い負荷にも対応しており、最高負荷の8にすると、アスリートの脚力でもかなり厳しいレベルの重さになる。

目的2:科学的なトレーニングを行いたい

  • ポイント1:120分以上の連続使用
  • ポイント2:トレーニングプログラム機能

科学的なトレーニングという意味では、ふたつの条件がそろった機種が最適だ。

ポイント1について:
長時間連続使用するLSD(Long Slow Distance:ロング・スロー・ディスタンス)というトレーニングがある。マラソンや自転車競技などでは重要なトレーニングだ。LSDはどれくらいの時間かについては定説がないが2時間以上がひとつの目安としても良さそうだ。
とにかく長時間使用する必要がある。

ポイント2について:
心拍数やパワーをマシンが制御して最大限の効果を生み出す機能。
人間が時計を見ながらトレーニングを行ってもいいのだが、どうせならエアロバイクが自動的に制御してくれればトレーニングにより集中できる。
また、自覚的な運動強度ではなく、客観的な運動強度に応じて制御してくれたほうがより効果が高まる。

残念ながらポイント1の長時間使用とポイント2のトレーニングプログラム機能の搭載の両方がある家庭用エアロバイクはまったくない。
というのも、ペダルの重さの負荷のコントロールができる方式はマグネット式か電磁式になってくる。
この2つの方式は熱発生の問題があり長時間使用することを想定すると、低価格で製造することが難しいのだと思われる。

優先順位としてはポイント1の長時間使用は必須、ポイント2のトレーニングプログラムはできれば欲しいという優先順位となる。LSDはやらないというのであれば、ポイント2のみを満たしている機種でよいとなる。

両方を満たす機種を強いて探すと下記の⑥・⑦の2機種が挙げられる。その2機種は業務用、あるいはプロのトレーニング用である。
家庭用として普通に購入可能な金額で買える機種は「最低120分以上の連続使用ができる」「トレーニングプログラム機能」のいずれのみを満たす機種となるが、これは後述する。

⑦DAIKOU 準業務用アップライトバイク DK-B11

これがおそらく最安値ではないかと考えられる。
フィットネスクラブのように一日中使われるのではなく、リハビリ施設などの業比較的低頻度での使用をすることを想定して作られている。連続使用時間は120分。トレーニングプログラム機能ありだ。

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定価(税抜)
¥288,000
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
120分
適応身長
150cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
120kg
負荷方式
電磁負荷式(推定)
負荷調整
20段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
不要(自家発電)
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

実売価格は256,000円。重量も60kgを超える。
一般的なフィットネスクラブで売っている機種に比べたらかなり安いのではあるが、一般の家庭で買う値段ではないように思う。とはいえ、当記事を読んでいる人は家庭用を探しているだけではないだろう。
介護施設などで使用するエアロバイクを探している人もいると思うので、参考にしていただけたらと考える次第である。

⑧Wattbike

ここまで来ちゃったらいっそのことプロ用の機器であるWattbikeを買っちゃったほうがいいのではないかという気がする。
UCI WCC公認、自転車のプロが使っているトレーニング機材である。お値段は30万円を超える・・・。

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定価(税抜)
¥315,000
乗車姿勢タイプ
アップライト(ロードバイクと同じ乗車姿勢)
連続使用時間
無制限(推定)
適応身長
154.9cm~193cm
椅子前後調整
最大体重
150kg
負荷方式
空気抵抗及びマグネット式
負荷調整
無段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
片面フラット+片面ビンディング
スマホ置き
心拍計測
電源
必要(充電式)
パワー計測
◯ペダリング分析機能
トレーニングプログラム
その他特徴

空気抵抗を負荷に用いることにより、速度が上がると負荷が増えるという自転車の自然な負荷を再現している。
ロードバイクのトレーニングには、ローラー台を使うのが普通であるが置き場所があるのであれば、Wattbikeはいい選択肢だろう。トレーニングのたびにローラー台を用意するのは面倒である。また、Wattbikeにはペダリングの分析機能がある。高機能なパワーメーターとして有名なパイオニア社の製品と同じような機能である。

Wattbikeのペダリング技術分析ツール、Polar View

120分以上使える機種

これまでに挙げたうちハイガー産業のHG-Y700は120分の使用に耐える

④ハイガー産業 HG-Y700

HG-Y700は120分、FITBOXは90分である。
さて、更にLSDで240分といったとてつもない長時間乗ることも想定してみよう(こんな長時間のLSDはちょっと気が狂いそうな気がするが・・・)。

これができるとなるとドラムにパットで圧力をかける圧力式か電磁式しかない。

⑨ハイガー産業 HG-YX-5006A

ハイガー産業 HG-YX-5006

実売価格23,800円と非常にリーズナブルなロングセラーモデルである。私もこの前のマイナーバージョンアップモデルを使っていた。
連続使用時間の制限がないのが特徴だ。また非常にシンプルな作りであり、カスタマイズして使うのに最適である。

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定価(税抜)
¥21,636
乗車姿勢タイプ
スピンバイク
連続使用時間
無制限
適応身長
155cm~180cm
椅子前後調整
最大体重
100kg
負荷方式
摩擦式
負荷調整
無段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
スパイク
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

摩擦での圧力の強弱でペダルの負荷を変えるため、若干フエルト生地がこすれる音がするが、ほぼ無音に近いレベル。ハイガー産業のページでの表現としては「ガス管からガスが出るような音」という形容であるが、まさしくそんな感じである。
フエルト生地がこすれて摩耗するため、いずれ交換が必要になる。とはいえ、1日1時間程度乗るぐらいなら3年以上は軽く持つ(2年以上使ったが目視では全く減ったということはわからなかった)交換用のパットは794円で売っている。
ペダルは金属製。素足で乗るならば取り替える必要がある。

心拍測定はない。
ホイールが露出している。そのためペットや赤ちゃんがいる部屋では注意が必要。
ホイールが露出していない、HG-YX-5006Sという製品もある。3,000円高いが、ホイールの危険性が心配であれば5006Sを買うという選択肢もある。 Amazonで見る楽天で見る
※ホイールが露出しているのはデメリットだけではない。ちょっと工夫すれば市販のサイクルコンピューターを取り付けることが可能である。ロードバイク乗りにとってはいい部分もある。

適応身長の幅が比較的狭く155cm~180cmまで。小柄な女性には無理で、また身長が180cmに近い場合だと、足を伸ばしきったときに膝が少し曲がってしまって力が入り切らない。

メーター部にスマホは置けないので、スマホを置く場合はスマホホルダーを別途購入する必要がある。

⑩ハイガー産業 HG-ZA-5000F

またしてもハイガー産業なのだが、別にハイガー産業の肩を持ちたいわけではなく、使用時間無制限をうたっている機種としてハイガー産業ばかりなのである。
HG-ZA-5000Fは実売価格39,800円とちょっとだけ高いが、負荷をかける方式が電磁式方式を採用しており、ホイールとの接触部分がないため摩擦音が発生しないこと、消耗部分がないことが特徴である。

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定価(税抜)
¥36,181
乗車姿勢タイプ
スピンバイク
連続使用時間
無制限
適応身長
155cm~180cm
椅子前後調整
最大体重
120kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
無段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
スパイク
スマホ置き
心拍計測
電源
不要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

高級機に採用される渦電流方式を採用し、4万円を切る低価格を実現したのはすごいことである。
また、ハイガー産業には渦電流方式の更に高級な機種もある。
その中でもこのHG-ZA-5000Fをあえて推薦したいと考えた理由がある。HG-YX-5006Aと同じくあとで市販のサイクルコンピューターを取り付けることが改造なしでできるからである。
Garmin社のサイクルコンピューターを取り付ければ、トレーニング履歴をコンピュータで細かく管理したり、 ペダルの負荷は変化しないがトレーニングプログラムを設定することもできる。このようなカスタマイズをした上で科学的トレーニングに使うのであれば、1万5千円程度の価格差であれば、HG-ZA-5000Fを買うことを推奨したい。

トレーニングプログラム機能のある機種

⑪ALINCO AFB7218

ALINCOの最上位モデル。とはいえ実売価格54,000円ということで機能を考えればむしろ安く、コストパフォーマンスは抜群に高い。
スポーツクラブと同じ運動ができるというのが売りである。負荷のレベルが36段階と細かく別れており、1(45W)~レベル36(300W)と細かく設定ができる。この負荷を細かくコンピューターで制御するので、より緻密なトレーニングプログラムを実行する事ができるのである。12種類のプログラムが内蔵されており、目的に応じて選択できる。

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定価(税抜)
¥59,000
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
160cm~190cm
椅子前後調整
最大体重
135kg
負荷方式
電磁負荷式
負荷調整
36段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
◯充電可
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

メータを見るだけでこの機種のすごさがわかると思う。

アルインコのフィットネスバイクAFB7218の液晶モニター

フィットネスクラブにあるエアロバイクと同じような多彩な機能があることがこれだけでもわかると思う。

欠点としては適応身長の幅が狭いことが挙げられる。160cm~となっており、身長158cmの女性がサドルカバーをかけて乗っているというレポートもあるが、それくらいまでが限界であると思われる。身長が低い方が使うのであれば、後述のDAIKOUのDK-8920が第一選択肢になるだろう。

スマホを置けるだけではなく充電もできる。これは地味だがかなり便利だろう。
これからトレーニングを始めよう。と思ったときにスマホの充電が残り少なくなってしまっていた・・・。といったときにうれしい機能だ。

これで60分の使用制限さえなければ・・・。と惜しまれてならない。
アルインコにはもう1機種、BKJ7118という類似の機種もある。
公式のWebサイトの一覧の中にも表示されていないのだが(謎)、60分の連続使用ができ、トレーニングプログラムを搭載した機種もある。
機能としては若干劣るのだが(最初から搭載されているトレーニングプログラムの種類が少ない、負荷のレベルが24段階と少しすくない、 スマホは載せられない )という違いはあるが消費電力少ないメリットがある。

どちらを選んでもトレーニングの効果そのものはほぼ変わらないので、AFB7218が売り切れで手に入らない場合は、BKJ7118を検討してもいいかも知れない。
BKJ7118をAmazonで見る ※楽天では売っていないようだ

⑫DAIKOU DK-8920

実売価格は5万円を切りコストパフォーマンスは抜群に高い。
負荷のレベルは1(35W)~レベル32(270W)、12種類のプログラムが内蔵されておりスペックはALINCOのAFB7218とほぼ同等。しかし、適応身長についてはやや小さい人向けとなっており、150cm~180cmとなっている。身長が180cmに近い人はALINCOのAFB7218を買うことを推奨する。

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定価(税抜)
¥45,800
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
60分
適応身長
150cm~180cm
椅子前後調整
最大体重
135kg
負荷方式
マグネット式
負荷調整
32段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

ちなみにDAIKOUではトレーニングプログラム内蔵のエアロバイクでDK-8702Pという機種もある。Amazonで見る楽天で見る
値段もほぼ同等なのだが一般の人にはあまりおすすめできない。楽天のページから引用しよう。

16段ギアで最小75~最大326W 回転数60RPMで測定した場合(トルク12〜52Nm)

となっている。ペダルの負荷強度が最大300Wを超える強い強度を出せる反面、最小負荷が75Wとなっているため、普段から全く運動をしていない人や高齢者などには最少負荷でも負荷が高すぎる可能性が高いのである。
しかしながら、もっと競技力をアップしたいと考えている人にはDK-8702Pでもいいだろう。とはいえ、DK-8920の方が無難でお勧めである。

⑬Reebok GB50-19

実売価格65,000円(実際はもっと安いこともあるので要チェック)。
Reebokのロゴがいい感じである。スペックを比較してみたのだが、連続使用時間を除いて、機能としてはALINCOのAFB7218やDAIKOUのDK-8920とほぼ同等である。
1万円程度の価格差があるが、99分の連続使用ができる(と考えられる)ことを考えればこれが第一選択肢かも知れない。また、適応身長の幅が広いのも特徴だ。公式の資料には適応身長の記載がないのだが、ペダルからサドルまでの高さが65cm~95cmと記載があるので、148cm~190cmぐらいまでは乗れると思われる。

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定価(税抜)
¥68,000
乗車姿勢タイプ
アップライト
連続使用時間
99分(推定)
適応身長
148cm~190cm(推定)
椅子前後調整
最大体重
120kg
負荷方式
電磁負荷式(推定)
負荷調整
32段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴

連続使用時間については推定なのだが、プログラムに時間を最大で99分59秒までセットできることを考えれば、99分は使えると考えてまず間違いないだろう。99分までセットできるのに60分以上使ったら壊れるとしたならば、PL法で訴えられてしまうはずである。

さて、Reebokは日本国内では主にエアロバイクを2機種販売している。
GB-40のシリーズ(Astoro4.0に近年では呼称が変わっている)とGB-50のシリーズである。
そのあとに-19という名称がついている機種は、日本人向けの小さい体格に対応しているモデルである。なのでGB-40とGB-50は買うと体格に合わないかも知れない。体格に合うのはGB-40-19とGB-50-19とAstoro4.0である。

GB-40のシリーズとAstoro4.0にはパワー計がついていないので、買うならお勧めはGB-50-19これ一択である。

番外編:いわゆるエアロバイクではないがお勧め

⑭DAIKOU DK003B

机の下などに置いたりして使うタイプである。
この種の簡易エアロバイクは数多く市販されているが、そのほどんどが連続使用時間30分という制限がある。私が調べた限り唯一このDK003Bが60分の連続使用時間を耐える機種である。

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※青文字の項目名はタップすると説明が表示されます

定価(税抜)
¥23,800
乗車姿勢タイプ
連続使用時間
60分
適応身長
椅子前後調整
最大体重
負荷方式
不明
負荷調整
9段階
ホイールカバー
ペダルタイプ
フラット
スマホ置き
心拍計測
電源
必要
パワー計測
トレーニングプログラム
その他特徴
持ち運び可

こんな感じで様々な使い方ができる。
この機種は電源を使用する。65Wという消費電力でありそこそこの消費電力である。その消費電力からの推測であるが、電源は冷却ファンに使っているのではないか?と考えている。冷却機構を設けることで60分の連続使用に耐えるようになっているのではないかと推測しているわけだ。

この種の簡易エアロバイクは普通は強い負荷をかけることはできないのだが、ながら運動に使ったりするのであれば、これでも充分ではないかと思うのである。
場所も取らないし、簡単に持ち運べるので、都度作業場所に運んで運動するなんて使い方も可能だ。
ペダルを内側に折り畳めるようになっているので、机の下といったところに収納しておいてもそれほど邪魔にならないのも素晴らしい工夫である。

定価は23,800円であるが、実売価格は15,000円を切っている。非常にリーズナブルである。また普通のダンボールに入る大きさなので、最悪飽きてしまったらメルカリで売ることもできるだろう。※これ意外に大事

DAIKOUはすごいメーカーだと本当に感心する次第である。

エアロバイクを飽きずに長く乗る方法

実は一番肝心なのは飽きずに乗ることである。

トレーニングという明確な目的があって買うのであればいいのであるが「ダイエットしたい」「運動不足を解消したい」といったそれほど強くない動機で乗ると飽きてしまう。
エアロバイクは実に退屈である。

そこで私のやっているお勧めの方法をご紹介したい。

私は毎日アニメを見ながらエアロバイクに乗っている。
もともと私はアニメを見るという習慣はなかったのだが、正直子供が見るものだと前まで思っていたのである。
会社の同僚に勧められて見てみたら面白いのである。

エアロバイクに乗る時だけアニメを見ると決めているので、そうすると続きを早く見たいからエアロバイクに乗りたくなるのである。
実は一日のなかで一番楽しい時間がエアロバイクに乗っている時間なのだ。

面白いアニメになればなるほど、続きを見たくなるのでさらに乗っている時間が長くなる。アニメはオープニングとエンディングをスキップすると、ほぼ1話20分である。3話見ればちょうど1時間だが、面白いアニメだと

「あともう1話見よう」「・・・あともう1話だけ」
などとついダラダラ、全部で5話見てしまったりとかして、気がつくと結構ヘロヘロというときもある。

それでも翌日もまたアニメの続きを見たくてついついエアロバイクに乗ってしまうという感じだ。
まあ、ドラマとかでもいいと思うのだが、ドラマだと1話40分以上あるので、もう一話見ようとはなかなかならないのではないかと思う。
ところがあと20分ぐらいだと思うと、ついつい、あと1話だけ見よう、というふうになってしまうのである。
最近だと、鬼滅の刃とかアルスラーン戦記とかゴールデンカムイとか見ていたときはやばかったわw もう、エアロバイクが止まらないっていう感じである。

私はAmazonPrime会員なのでいろいろいろいろ見放題で、本当にエアロバイクが止まらなくて大変である。

無料体験もあるようなのでホントお勧め。
で、アニメにハマるコツなのだが、最初はどんなジャンルが好きかわからないので、とにかくいろいろ見てみようなのだ。
一言でアニメが好きといっても「弱虫ペダル」が好きというのと「化物語」が好き、だとアニメが好きである意外の何も共通点がないといってもいい。
別の趣味というぐらいの違いがあるわけだ。

1話見て面白くなければやめて次を見る。
絶対面白くない作品というのはレビューを読めばわかる。全員が酷評している作品は避けよう。まあ、たくさんあるんだわ、スゲーつまんないアニメw
とにかく自分が見て面白いと思うものを見つければこっちのものだ。それを見るためにエアロバイクに乗りたくなること間違いなしである。

無理がなく効率的な運動とは

その1:ダイエット目的

ふたつの注意点

  • 長く乗ることが重要。
    負荷は軽くのんびり乗るのがコツである。長時間乗りさえすれば痩せるということだ。
  • 運動の2~3時間程度前に炭水化物を含む食事を摂ること
独立行政法人農畜産業振興機構 運動と生活習慣病予防~運動時の糖質利用を踏まえて~ より引用

この図が分かりやすい。
横軸が運動の強度(酸素摂取量)である。右にいくほど強い運動となる。
縦軸が運動における糖分と脂肪の利用割合だ。右の縦軸が50%のところだと、糖分と脂肪の使用割合がちょうど半分というところである。
運動強度が60%ぐらいまでは脂肪と糖分が半々ぐらいに使われることがわかる。
60%を超えると、脂肪の使用割合が下がっていき運動強度が100%になるとほぼ脂肪は使われなくなることがわかる。
※ちなみにこの右上がりの曲線であるが、帯状になっているのは人によって違うからである。普段からトレーニングをしている人は、帯の下の方になる。つまり強度の高いトレーニングでも脂肪を活用することができるということである。

ということで、運動強度が低いほうが脂肪がより使われることがわかる。
しかしながら、運動強度が低いということは、使われるエネルギーの総量も少ないということでもある。ということで、エネルギーを大量使う、言い換えれば脂肪を減らすには長時間の運動をすることが望ましいということなのである。

もうひとついえることは、低強度のトレーニングであっても脂肪だけを使うことはできないということである。エネルギー源の半分は糖分が必要である。
ということで、のんびりと行うトレーニングであっても、糖分が必要なのだ。食事を行った2~3時間後にトレーニングを行うと糖分が体内に多くある状態なので、無理なく運動を行うことができる。
その逆に、糖分が枯渇した状態でトレーニングを行うと、筋肉の減少につながる。糖分は脳の活動にとって必須のエネルギーなので(厳密にいえば違うが)糖分が足りなくなった場合に、筋肉を壊して糖分として使うように体はできている(この働きを糖新生という)。
筋肉は多くのエネルギーを何もしていなくても使用するので、筋肉が増えるほど太りにくい体質になる。
その逆に筋肉が減ると、太りやすい体質になってしまうのである。
糖分がない状態でトレーニングを行うと、筋肉が分解され、逆に太りやすくなってしまうのだ。

よく食事制限をするとリバウンドしやすくなるというのはこれが理由である。
食事制限をすると糖分が足りなくなるので筋肉を壊して糖分として使ってしまう。なので、筋肉量が減り太りやすい体質になってしまうのだ。

ということで、大切なことはふたつ。
楽な運動強度で、できる限り長時間運動する。
運動の2時間~3時間前に炭水化物を含む食事をとる。
もし、運動が長時間に及ぶ場合には、途中で果物ジュースを飲むといった対応をすることが望ましい。

負荷は軽くとは具体的にはどれくらいか

心拍数で目標値を定めるのが科学的な方法である。
多くのエアロバイクには心拍数を計測する機能があるが、この機能がとても重要なのである。

その求め方は以下の通りである。これはカルボーネン法といい広く使われている計算方法である。

目標心拍数
= (最大心拍数 – 安静時心拍数)× 運動強度 + 安静時心拍数

まず、最大心拍数を求める。
これは年齢から推定するその人の限界の心拍数である。

最大心拍数=220-年齢

40歳であれば220ー40で180が最大心拍数となる。

次に安静時心拍数である。

30分程度安静にした後、1分間の脈拍数を測る

次に運動強度を決めよう。
前述のグラフで示されているように脂肪の使用効率が下がらない範囲で、一番高い運動強度は60%である。
これよりも低い運動強度でもいいのだが、できる限りこの範囲内で運動強度が高いところをとったほうが、時間あたりのエネルギー消費量が大きくなるので効率がいいのである。というところで運動強度は60%とする。
といったわけで、計算してみよう。
ここまで計算式を書いてみたが、自動計算機を用意してみたのである。

計算の手間が省けるのでお使いください。
やってみるとわかるが、60%の負荷のトレーニングはかなり楽である。
歩いているのとそれほど変わらないレベルである。是非試してみていただきたい。

その2:トレーニングを始めてみようという人向け

おすすめのトレーニングがマフェトン理論によるトレーニングである。
これはかなり楽なトレーニングである。
非常に楽なのに多くのプロのアスリート支持されているトレーニングである。

”No Pain! No Gain!” 苦しみなくしては得られない!

という考えを捨て去れ!と強調している。

近年ではプリズナートレーニングという書籍が話題になっている。
この書籍も楽なトレーニングを無理なく積み重ねることで無理なく、実用的な総合的体力、肉体美を獲得する方法を理論的に説いている本である。
とてつもない高評価であり、軍隊経験者も絶賛している。たまに☆ひとつのレビューもあるのだが、中に掲載されている懸垂のトレーニングは家の中ではできない、Kindleでは読みにくいといった内容である。大多数が大絶賛なのだ。是非ご一読を勧めたい。
苦しまなくても体力はつくのである。

ではプリズナートレーニングと同じく、苦しまないで体力がつくマフェトン理論のトレーニングを説明しよう。

マフェトン理論でのトレーニングは簡単。

180―年齢

という式によって心拍数を計算する。40歳ならば、140となる。
その上で、この心拍数を上限として、マイナス10を下限とする。

40歳であれば、心拍数を130~140に保ってトレーニングをすればいいのである。
ただし、その人の状態によって少々の調整をする。

A 2年以上の間、順調にトレーニングができており、競技の成績が伸びている場合 プラス5の調整
B 過去2年間、風邪をひいたのが1~2度で、大きな問題もなくトレーニングが出来ている場合 調整なし
C 競技の成績が伸び悩んでいて、よく風邪をひいたり、故障やケガを繰り返している場合 マイナス5の調整
D 病気にかかっていたり、治ったばかり、手術したばかり、退院したばかり、もしくは投薬中の場合 マイナス10の調整

※引用: 体脂肪を燃やすカラダになる! 新・実践 マフェトン理論 (別冊宝島) 中塚 祐文 (監修)

やってみればわかるのだが、この程度の心拍数での有酸素運動トレーニングは非常に楽である。
しかしながら、ランニングなどだと運動をし始めた人だと、すぐこの心拍数を超えてしまい範囲を守ることが難しい。これに対してエアロバイクであれば、心拍数の範囲に収めることは非常にたやすいのである。

運動する前のウォーミングアップと運動後のクールダウンがまた重要とされている。
ウォーミングアップは15分をかけてこの心拍数までゆっくりと上げていく。
クールダウンも同様に15分かけてゆっくり心拍数を下げていく。
という手順を推奨している。ちなみにこれだけで30分かかるのだが、時間がなければ、ウォーミングアップとクールダウンだけでもいいとされている。
非常に楽である。

トレーニングを始めたばかりの頃は、まだ体に有酸素運動システムが出来上がっていないので、3~4ヶ月を有酸素運動に費やすようにする。
その後無酸素運動を取り入れる。
無酸素運動の時間は全体の10~15%を理想とする。
もし、1週間で10時間有酸素運動を行ったのであれば、合計で1時間~1時間半の無酸素運動トレーニングを行うことになる。1日平均10分である。

その3:すでにトレーニングをしている人向け

なのであれば、私から話すことはないので工夫してエアロバイクに乗ってみてもらえればという感じである。
それでもやり方がわからないというのであれば、パーソナルトレーナーを雇って、アドバイスをもらうのが一番いい。

それが難しい、金銭的に厳しい、または近隣にパーソナルトレーナーがいないといった場合であるが、ココナラというサービスを使うことをお勧めしたい。
私も、自分用のトレーニングメニューを作ってもらったこともある。
ニーズや体力の状況を詳しくヒヤリングしてもらい、丁寧かつ具体的なトレーニングメニューを作っていただいたのである。
更に食事のアドバイスなど詳しくアドバイスしていただいて助かった。

ココナラでパーソナルトレーニングを行っている人一覧はこちら

エアロバイクと一緒に買いたい物

①汗カバー

1時間以上乗るのであれば、汗防止グッズは必須である。
最低限必要なのは汗防止カバーとマットだ。

スピンバイクの汗防止カバー

軽い負荷であっても1時間程度以上乗るのであれば、水たまりができるほどの発汗量になる。
私は汗はかかない方なのだが、何も対策をしないと床に水たまりができる。
で、この汗がエアロバイクにしたたるとさびたりするので汗カバーは真っ先に買うべきだ。

かっこいい汗カバーを買うとテンションも上がるのでかっこいいものを買うのがお勧め。GORIXの汗カバーはメッシュ状になっていて、見た目もいかにもトレーニングするぞ!って感じでかっこいい。

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我が家ではこれではないがこんな感じで使っている。

汗カバー

②床マット

エアロバイクによってはおまけで床に敷くマットはついてくることがある。
もしエアロバイクが届いてマットがなかったら、購入を検討したほうがいいだろう。
のんびり30分程度しか乗らないのであれば通常は問題ない。しかし、乗ってみて「これはやばいわ」と思ったらマットを買ったほうがいいだろう。
お勧めはズバリALINCOの製品。

材質がとても丈夫。
ヨガマットみたいなフワフワした素材だとあっという間にだめになってしまう。
このマットの上で引きずろうが何しようが全く傷がつかない。
また、同じPVCという材質でも、開封時に有機溶剤のニオイがするものがある。人によっては気持ち悪くなったり、息苦しくなるかも知れない。
このALINCOのマットは無臭であり、おすすめできる。私はALINCOの2つ使っているが非常に満足している。

EXP100:長さが短いタイプ(長さ100cm)
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EXP150:長さが長いタイプ(長さ150cm)
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③スマホホルダー

もしエアロバイクにスマホのホルダーがないのであればつけたいところである。
エアロバイクなので揺れるわけではないのでそれほど丈夫な取付強度や防水機能は必要ない。簡単にスマホを取り外しできて安いものがお勧めだ。

私がいろいろ調べてみた感じではこれが一番いいと思う。

TSスマートフォンホルダー
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これに限らずゴムで止めるタイプがお勧めである。
というのも、大抵のスマートフォンホルダーにはハンドルのところを止める留め具がついているのだが、留め具の直径と、ハンドルの直径が合わないと取り付けができないのである。
これに対してこのようにゴムで止めるようなタイプであれば、買ってはみたけど合わないといった悲劇は避けられる(自分はそんな悲劇を経験しているので・・・)。

④サドルカバー

足が疲れる前にお尻が痛くなって長時間乗れないということもある。
大体は慣れれば大丈夫なのだが、慣れないので痛いということであれば、サドルに痛み止めのカバーをかけるのがお勧めだ。

ズボンが傷まない乗り心地がいいNASAの博士発明のサドルカバー

商品タイトルが非常にうさんくさいのだが、我が家ではこれを愛用している。
これまでのサドルカバーはクッションを乗せることで、痛みを和らげるという発想なのだが、その全く逆の発想である。これをサドルに乗せることで、スルスルと滑るので、一箇所に圧力が集中しないようになる。
そのため痛みを緩和できるという逆転の発想の製品だ。
通勤・通学にもズボンが傷まなくなるのでおすすめだ。
我が家は息子がこれを使って片道10kmの距離を高校まで通学していた。お尻が痛くてたまんないといっていたのだが、これを使ったら全く痛くなかった。と言っていたぐらい効果があったのである。

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Amazonのレビューも非常に高評価の製品である。
たまに低評価のレビューもあるがその多くは「値上げしてけしからん」というものである。
しかしながら、この値上げはAmazonに配送代行を依頼した結果、手数料が高くなっていたしかたがない結果だったのである。

実はこの製品についてはこれを発明した柘植健司先生に直接やり取りをしていろいろ聞いている。
柘植先生氏は実際にNASAの研究所であるJet Propulsion Laboratoryに客員研究員として勤めていたこともある。
また、武蔵野大学の文学部の教授でありながら発明家でもあるというマルチな才能の人である。
東大柔道部の出身で全日本学生柔道連盟元会長で、NASAの研究所にもいたという。古き日本の産業を支えてきた人物の一人でもあるわけだ。

研究者としてのプロフィールはちゃんとReseachmapに載っている。

1960年に大学を卒業しているので、 御年80歳を超えているのである。
こんなすごい人がチマチマ一個一個サドルカバーを梱包したり配送したりしていたのである。そりゃあ、だめだろう!と思うわけだ。高くなってもAmazonにやってもらわなきゃ!って思う次第なのである。というわけでみなさん買ってくださいm(_ _)m

終わりに

ここまで長々お付き合いいただいた方には感謝である。
選び方、飽きない乗り方、トレーニング法、用品について今までの経験に基づいて書いてきた。

エアロバイクに乗ると、家から出られないストレスも解消して気持ちいいことをぜひ実感してもらいたい次第である。
というわけでエアロバイクお勧めである。
私の分かる範囲であれば何でもお答えしたいと思うので、質問など何でも大歓迎である。

ではよい、エアロバイクライフを!