【2021年版:一覧表つき】目的別エアロバイクお勧め22選

「エアロバイクを買おう」と思っていても買う目的はそれぞれ違うはずで、大きく分けると下記の3つになるだろう。

この記事では目的別のベストチョイスを紹介するのである。
22選とは多すぎるように感じられるかもしれない。
しかし、エアロバイクは在庫が安定しない機材で、売り切れが非常に多いものである。
そこで「これだったら買ってもいい」と思える、おすすめ機種をできる限り多く紹介する次第である。

お勧めエアロバイク22選

まずは結論から書くのである。

Noタイプ型番①ダイエット②リハビリなど③競技力UPAmazon
ページ
楽天
ページ
メーカー実売価格
(税込み)
実売価格
(税抜き)
乗車姿勢タイプ
連続使用時間
適応身長
椅子前後調整
最大体重
負荷方式
負荷調整
ホイールカバー
ペダルタイプ
スマホ置き
心拍計測
電源
パワー計測
トレーニングプログラム
折りたたみ備考
1
コンパクトな家庭用
TR FB003-XBリンクリンクTIGORA9,9909,081アップライト60不明90kgマグネット式8段階フラット不要
2
コンパクトな家庭用
DK-662HリンクリンクDAIKOU17,20015,636アップライト・
リカベント中間タイプ
60155~190cm110kgマグネット式(推定)8段階フラット不要
3
コンパクトな家庭用
なしリンクMagic Life15,80014,363アップライト・
リカベント中間タイプ
60140~200cm200kgマグネット式8段階ありフラット不要
Amazon ベストセラー1位
適応身長に関しては実際は150cm以下では厳しい可能性
4
コンパクトな家庭用
型番なしリンクBTM15,80014,363アップライト・
リカベント中間タイプ
60不明120kgマグネット式(推定)10
段階
フラット不要
5
コンパクトな家庭用
DK-1020リンクリンクDAIKOU17,20015,636アップライト60150~190cm100kgマグネット式8段階フラット不要
6
リハビリ用・高齢者・腰痛持ちの方向け
DK-1021RBリンクリンクDAIKOU29,80027,090リカベント60150~190cm110kgマグネット式8段階フラット不要
7
リハビリ用・高齢者・腰痛持ちの方向け
DK-8304RリンクリンクDAIKOU35,00031,818リカベント60140~175cm100kgマグネット式8段階ありフラット不要
8
リハビリ用・高齢者・
腰痛持ちの方向け
DK-8604RリンクリンクDAIKOU45,10041,000リカベント60140~185cm100kgマグネット式8段階ありフラット不要
9
リハビリ用・高齢者・
腰痛持ちの方向け
DK-8718RPリンクリンクDAIKOU60,99955,453リカベント60150~190cm100kgマグネット式16段階ありフラット
10
リハビリ用・高齢者・腰痛持ちの方向け
SR145S-40リンクリンクDYACO62,63856,943リカベント60140cm~130kgマグネット式
(推定)
24段階ありフラット
無線式チェストベルト別売り サドルが回転する
スピーカー内蔵
11
高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
FITBOX LITEリンクAINEXT29,80027,090スピンバイク90145~185cm100kgマグネット式8段階フラット不要
12
高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
HG-YX-5006Aリンクリンクハイガー産業23,80021,636スピンバイク無制限155~180cm100kg摩擦式無段階スパイク不要
13
高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
L-001AリンクYOSUDA29,80027,090スピンバイク無制限150~180cm135kg摩擦式無段階なしフラット不要
16kgホイール
14
高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
HG-Y700リンクリンクハイガー産業39,80036,181スピンバイク120150~200cm100kgマグネット式無段階フラット不要
15
高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
FITBOXリンクリンクAINEXT49,80045,272スピンバイク90145~185cm100kgマグネット式8段階フラット/スパイク
両方付属
不要
16
高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
HG-ZA-5000Fリンクリンクハイガー産業49,80045,272スピンバイク無制限155~180cm120kgマグネット式無段階スパイク不要
17
コンピュータ制御による科学的トレーニング
GB50-19リンクリンクReebok62,24256,583アップライト99(推定)148~190cm(推定)120kg電磁負荷式(推定)32段階フラット必要
18
コンピュータ制御による科学的トレーニング
DK-8615PリンクリンクDAIKOU41,17237,429アップライト60150~180cm100kgマグネット式12段階ありフラット
19
コンピュータ制御による科学的トレーニング
DK-8920リンクリンクDAIKOU49,46444,967アップライト60150~180cm135kgマグネット式32段階フラット必要
20
コンピュータ制御による科学的トレーニング
AFB7218リンクリンクALINCO59,26753,879アップライト60160~190cm135kg電磁負荷式36段階フラット◯充電可必要
21
コンピュータ制御による科学的トレーニング
DK-8702PリンクリンクDAIKOU52,58047,800アップライト60150~180cm100kgマグネット式12段階ありフラット
22
コンピュータ制御による科学的トレーニング
LUXE BKJ7118リンクALINCO56,00950,917アップライト60150~180cm120kgマグネット式24段階ありフラット

※この表はタイトル行のところをタップすると並べ替えができるので、ご活用ください

選定の基準について

下記の3点を基準に選定している。これは絶対必須だと考えている。

  1. 最低60分使用できること
    エアロバイクは長時間乗るほどダイエット効果が出るので、なるべく長時間乗りたい。
    しかし、廉価なエアロバイクの多くは連続使用時間が30分という制限がある。30分だと非常に物足りない。
    面白いドラマやアニメを見ながら乗ると飽きずに乗れるのでおすすめなのだが、ドラマを1本見ると50分程度はかかるので、60分程度は連続使用に耐える必要がある。
  2. 製品の信頼性
    信頼ができるメーカーが製造していること。
    または、Amazonのレビューでの評価が妥当であること(良いレビューではなく星一つといったレビューの内容が重要である。ある程度初期不良が出るのは仕方がない部分があるが、その時の対応がちゃんとしていることが重要)
  3. 静粛性が高い
    静かであることは家庭で使う上では非常に重要な条件である。静粛性の非常に高いマグネット式、電磁式、摩擦式の機種のみをチョイスしている。マグネット式、電磁式は負荷をかける部分が接触しないのでほぼ無音であることが特徴である。また摩擦式はこすれる音がするほぼ無音に近い。いずれの方式もふすま一枚隔てた隣の部屋が寝室であってもまったく差し支えないぐらい静かである。

タイプの分類について

表にはタイプが記載されているがその意味である。
エアロバイクを作ったメーカー側の製品コンセプトを大きく分けて、4タイプに分類してみたものである。

  1. コンパクトな家庭用
    使用していないとき折り畳めてコンパクトになるタイプ。
    負荷は大きくなく本格的なトレーニングには向かないが、ダイエットや運動不足の解消には充分使用できる機種
  2. リハビリ・高齢者・腰痛のある人向け
    楽な乗車姿勢で座ることができ、病後、高齢者、腰痛のある人に特にお勧めできるタイプ
  3. 高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ
    1時間を超える使用が可能かつ負荷が大きくできるタイプ。ダイエットには長時間乗れる機種が特にお勧めなので、このタイプは特におすすめ。
    またLSDといった競技力を高めるためのトレーニングにも向いている。
  4. 科学的なトレーニング
    コンピュータ制御で目的にあったトレーニングができるようにペダル負荷を自動的に制御してくれるタイプ。

用途別の適応度

エアロバイクの使用用途を冒頭の3つのタイプにわけ、それぞれについての適応度を評価したのが、表の中の型番からの3つの列である。

◎:最適
◯:適している
△:使用可能
無:あまり向かない

お勧め機種の説明

タイプ1:コンパクトな家庭用

価格が安いのが特徴である。
⑥DAIKOUのDK-1020を除いては、折りたたんで使わないときには置き場所をあまり取らないタイプである。
欠点としてはペダルの負荷が軽いことがあげられる。一番負荷を重くしても、やはりペダルの回転がそれほど重たくならず、高強度のトレーニングには向かない。しかし、ダイエットや運動不足の解消といった用途にはお勧めである。
とにかくスキマ時間にこまめに乗る、のんびり比較的長時間乗る(60分以内)といった使い方に向いている。

①TIGORA TR FB003-XB

唯一1万円を切る実用的なエアロバイク。アルペンの自社企画開発商品であり、全国で広く販売されており安心感がある。子供でも乗れる身長の適応範囲の広さがある。実際にアルペンの売場では子供が乗っているのをみたこともある。また大人が乗っても当然問題ない。

②DAIKOU(大広)DK-662H

ルームランナーなどの室内トレーニング機器の老舗DAIKOUの製品であり、信頼性は折り紙付きである。①TIGORA TR FB003-XBよりも少々高いが、背もたれもついておりこれもお勧めできる。

③AKNIO ④BTM

この2機種は背もたれと持ち手がついており、楽な姿勢で乗れるという特徴もある。次のカテゴリの「リハビリ・高齢者・腰痛のある人向け」としても勧められる。
中国メーカーで日本の中に販売代理店がないのが少々心配ではあるが、Amazonで買えば何かあっても返品交換といった対応が可能なので心配はないといっていい。


⑤DAIKOU(大広)DK-1020

この機種も老舗のDAIKOUの製品である。折りたたむことはできないが、低価格でコストパフォーマンスが非常に高く勧めできる。また、DAIKOUの製品はデザインが業務機っぽい雰囲気でちょっと味気ないものが多いのだが、この⑤DK-1020はミニマムでシンプルな感じで個人的には非常に好きである。

DAIKOU ダイコー フィットネスバイク アップライトバイク 静音 ネット限定商品 家庭用 スマホスタンド付き 連続60分 ダイエットトレーニング DK-1020
大広

タイプ2:リハビリ・高齢者・腰痛のある人などに

椅子の座る面が大きく、背もたれと両脇に取っ手があり、脚を前に突き出して運動するタイプ。このようなエアロバイクをリカベントタイプという。
体を支えるための筋力をあまり必要としないので、体の弱っている人のリハビリや高齢者のロコモ対策、また体重が重い人にもおすすめだ。短所としては部品点数が多くなり、価格が高くなることと場所を取ることである。また、ロードバイクやトライアスロンといった自転車競技を目的とする人には、乗車姿勢が全く違うのでお勧めできない。
体が弱っている人などにはウォーキングといった運動でも膝や腰への負担が大きい。そのため、リカベントタイプのエアロバイクがお勧めである。
このカテゴリは⑩SR145S-40を除いて全てDAIKOUの製品である。
実用的で安価な家庭用のリカベントタイプに力を入れているのが、日本国内だとDAIKOUだけである。

⑥DAIKOU(大広) DK-1021RB

比べてみるとすぐわかると思うのだが、⑥DK-1020とメインのユニットが共通になっており、低価格化を図っている。
実用的なリカベントタイプを3万円を切る実売価格を実現したのはすごいことである。

⑦DAIKOU(大広) DK-8304R / ⑧DAIKOU(大広) DK-8604R / ⑨DAIKOU(大広) DK-8718RP

いずれもDAIKOUの製品で、後ろにあげた機種の方が値段が高くなっている。
見ればわかるが作りが高価格の機種ほど高級感のある雰囲気になっていることがわかるだろう。
⑧DK-8304Rと⑨DK-8604Rはほとんど機能そのものは変わらないが、椅子の作りといった部分などに違いがある。
⑩のDK-8718RPはトレーニングプログラム機能のある最上位機種。
フィットネスクラブにあるエアロバイクと同じように、コンピュータ制御で負荷を自動的に調整して最も効果的なトレーニングができる機能がある。
これはもし予算が許せばお勧めである。

⑩DYACO(ダイヤコ) SR145S-40

DYACOは台湾のメーカーで、日本にも支社がある。
実は台湾はスポーツ自転車では世界でも有数の生産国で、ロードバイクの世界最大のメーカーであるGIANT社も台湾である。品質、価格ともに他を圧倒していることで知られている。
DYACOは業務用のエアロバイクを作っており、病院やフィットネスクラブなどで多く使われている。そのノウハウを家庭用につぎ込んだのがSR145S-40である。機能としては10のDAIKOU DK-8718RPとほぼ同等で、コンピュータ制御機能を搭載。面白いのはスピーカ内蔵でスマホなどをつないで鳴らすことができるといった機能がある。

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タイプ3:高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ

ダイエットに最もよいエアロバイクは長時間の使用に耐える機種である。
軽い負荷でとにかく長時間連続して乗ると効果が高い。
負荷が軽ければ軽いほど、燃焼するエネルギー源として体脂肪を使う割合が高くなる。しかし、負荷が軽いと時間あたりに消費するエネルギー量が少ないので、とにかく長く乗ることが重要なのである。
ここで挙げているエアロバイクは全て60分以上の使用に耐えるのだが、それよりも長ければ更に望ましいわけである。
といったわけで60分を超えて使用できる機種がこの用途では最もお勧めとなる。

高強度のトレーニングという意味では、ふたつの意味がある。
ひとつ目の意味はひたすら長時間乗るトレーニングである。
LSD(Long Slow Distance:ロング・スロー・ディスタンス)といったトレーニングだ。
ふたつ目はペダルの重さを非常に重たくして筋力や瞬発力をつけることを目的としたトレーニングである。
安価のエアロバイクは一番ペダルを重くしても、非常に軽いのでこのような用途には全く向かない。
このふたつが可能なのが高強度トレーニングに向く機種であり、長時間使えるのでダイエットにもうってつけである。

このような用途に向いているのはエアロバイクの中でもスピンバイクに分類される機種である。

⑪AINEXT(アイネクスト) FITBOX LITE

FITBOX

これは我が家でも使っているFITBOXの廉価版である。しかしながら、違いは小さく、15,000円の価格差であれば、廉価版を買ったほうが絶対に得である。
詳しくはFITBOXとFITBOX LITEのどちらを買うべきか?を御覧いただきたい。
普通はスピンバイクは布などで摩擦することで負荷を生み出す仕組みだが、この機種だけは安価であるにも関わらず、マグネット負荷であり摩擦部分がないので消耗部品がないのが特徴。しかもほぼ完全に無音である。家庭で使うのであればベストチョイスといっていいだろう。

FITBOX
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⑫ハイガー産業 HG-YX-5006A

ハイガー産業は日本国内でスピンバイクの流行のさきがけとなったメーカーである。
低価格のベルト駆動タイプの安価なスピンバイクを、日本国内でいち早く製造し販売を始めたのがハイガー産業だ。
このタイプはメンテナンスフリーで、かつ連続使用時間の制限がないのが特徴である。2万円台で売っていたのはハイガー産業だけだ。
私も単身赴任先ではこの機種のバージョンアップ前の機種を使っており、非常に満足していた。この写真がちなみに私が使っていたものである。連続使用時間の制限がなく、かつ2万円そこそこで買えるという低価格である。
ボクシングジムで使われているという実績もあり、これもお勧め。

HG-YX-5006Aは回転するホイールが外に露出しているので、ペットを飼っている、赤ちゃんがいるという場所であれば、5,000円高くはなるがホイールをカバーしているタイプHG-YX-5006Sをお勧めしたい。

⑬YOSUDA L-001A

アメリカ版のAmazonでの評価が非常に高く、かつ日本版のAmazonの評価も数多くついており高い評価である。様々な人がブログでも実際に詳細なレビューを書いているが非常に良いという評価である。
ハイガー産業のHG-YX-5006Aに比べると6千円程高いが、ホイールの重量が重たく作ってあり、高強度のトレーニングにはこちらを勧めたい。
基本的にはスピンバイクはホイール重量が重くなるほど値段が高くなる。
ホイール重量を重くするとコストが高くなる。
しかし、ペダルを重たくする際に、摩擦で重くするのと、ホイール重量で重たくするのでは乗り心地が後者のほうが圧倒的に自然で気持ちいいのでホイールを重たくするメリットがあるのだ。
YOSUDAのL-001Aはホイール重量が16kgあるにもかかわらず3万円を切りコストパフォーマンスが非常に高い。
とはいえ、ダイエット目的であればホイールが重い高級機である必要はない。ということで、ダイエットであればHG-YX-5006Aでよいだろう。

⑭ハイガー産業 HG-Y700

実売価格39,800円と少々高めではあるが、FITBOXやFITBOX LITEと同じくマグネット式であるため、無音でかつ消耗部分がないのが特徴。
5,000円ほどFITBOX LITEよりも高いが、HG-Y700は連続120分間の使用に耐えるということで30分長く使えるのは大きな違い。また、FITBOX LITEにはメーターが付属しないがHG-Y700には付属するので、コストパフォーマンスはほぼ同等と考えて良い。
LSDといったトレーニングにつかうのであれば、こちらを買うほうがお勧め。あとはスタイリングの好みで選んでもいいだろう。

⑮AINEXT(アイネクスト) FITBOX

これは私が買って家で使っているものである。
今であれば廉価版のLITEをお勧めしたいが、こちらを買いたいという人もいると思うので紹介しておくのである。

⑯ハイガー産業 HG-ZA-5000F

ハイガー産業の上位機種。これよりも高いHG-Y800という機種もあるが、値段が8万円近くもするのでそこまでの価格の差の価値はない。というわけでHG-Y800は掲載しなかった。とはいえスタイルはかっこいいので気に入ったらどうぞではあるのだが・・・。
HG-ZA-5000Fはマグネット式にも関わらず、連続使用時間制限がまったくないという画期的な機種である。
LSDといったトレーニングであれば人によってはぶっ通しで5時間とか乗る人もいるので、そんな方にはこれをお勧めしたい。

タイプ4:コンピュータ制御による科学的トレーニング

フィットネスクラブにある業務用のエアロバイクは、コンピュータ制御の機能がある。
目的に応じてトレーニングプログラムを選択すると、適切な負荷をかけてくれるという機能である。例えばこんな感じである。

ソリアの心拍数イメージ

これは無酸素運動能力を高めるための「ソリア」というプログラムのイメージである。ウォーミングアップで徐々に心拍数をあげていき、最大心拍数の90%を4分間保ち、4分間の休憩をはさみ、また心拍数160を4分間保ち、クールダウンするというトレーニングだ。ちなみに死ぬほどキツイトレーニング。
このように心拍数が推移するようにペダルの重さを変えたり「もっとスピードアップして!」といったようなメッセージがディスプレイに表示される機能である。
パーソナルトレーナーがつきっきりで指示してくれるようなものだ。

また、パワー計測ができるのがこのカテゴリの機種の特徴だ。
パワーとは客観的に脚力や心肺能力を測る指標となるものだ。これが測れることによってのみ、トレーニングの成果を測定できる。
これができる機種は別のトレーニング器具といっていいほど質的に違うといってよいだろう。

⑰Reebok(リーボック) GB50-19

リーボックがエアロバイクを作っているということはほとんど知られていない。しかし、リーボックはさすがスポーツ用品メーカーだけあって、ヘビーデューティーな使用に耐える製品を作っている。他の機種が連続使用時間60分である中で、これだけが唯一60分を超える使用時間に耐える。タイマーでは99分までの設定ができるようになっている。

実売価格約60,000円(実際はもっと安いこともあるので要チェック)。取り上げている機種の中では最も高い。連続使用時間を考えれば、真剣にトレーニングに使うのであれば第一選択肢だと考える。
GB-50には枝番の-19がついていないバージョンもある。このバージョンは適応身長がちょっと高めなので注意が必要である。160cm~210cm程度となっているため気をつけたい。もしGB-50-19を買おうと考えていて、品切れで買うことができない場合、適応身長が問題ないのであれば枝番なしのGB-50を買っても機能は全く変わらないのでいいだろう。

⑱DAIKOU(大広) DK-8615P

時々価格が変わっているのではあるが、これがおそらくトレーニングプログラム機能のあるエアロバイクとしては最安値であろう。※場合によっては3万円前後で買える可能性もある。
内蔵しているプログラムの数は12種類と少ない。
また負荷の調整も12段階とこれもまた少ない。
やや低機能であるとはいえるが、この中で紹介している全エアロバイクの中でもっともハイコストパフォーマンスモデルであるといえる。そもそもプログラムは通常使われるのは数種類であるし、負荷調整も手動であれば8段階がふつうであることを考えればそれより高機能である。
積極的にPRしていないのが非常にもったいない。

⑲DAIKOU(大広) DK-8920

パネルの見やすさ、機能の豊富さ、価格のバランスを考えると非常に良い機種である。デザインもなかなかイケてると思う。
Amazonのレビューでは初期不良というか、手違いがあったというようなレビューがある。これらのレビューは古いものである。クレームに対してはきちんと対応しており、その後は問題なく使用できているということである。
DAIKOUは老舗でもあり、何かあっても心配はないはずである。
これで90分とか使用できるのであったら私としては迷うことなくこれを買ったと思う。

⑳ALINCO(アルインコ) AFB7218

メータの表示の充実ぶりが、フィットネスクラブにある業務機のような感じである。ALINCOの最上位モデルではあるが実売価格約54,000円ということで機能を考えればむしろ安く、コストパフォーマンスは高い。
ALINCO社はアマチュア無線機といった、高度な技術を要する電子機器を自社で製造しており、電子機器の製造の得意なメーカーである。
廉価版の機種であってもメーターの表示や制御機能が充実している(廉価版は30分という時間制限があるが)。

アルインコのフィットネスバイクAFB7218の液晶モニター

このメーターの表示だけでもテンションの上がりっぷりが違うっていうものだ。

㉑DAIKOU(大広) DK-8702P

値段的にはほぼ同程度の⑲DAIKOU DK-8920や、⑳ALINCO AFB7218に比べると見劣りする。カタログスペック的には⑱DAIKOU DK-8615Pとほぼ同様である。
とはいえ、値段は常に変動しているので、値下がりする可能性もあるかもしれない。他の機種を買う前に一度念の為に価格のチェックをしてみてもいいだろう。

㉒ALINCO(アルインコ) BKJ7118

なぜかALINCOの公式サイトに掲載されておらず、⑳ALINCO AFB7218と比べて値段ではほぼ同等、しかしスペックで少しだけ劣っている。正直ALINCOもこの機種をそれほど真面目に売ろうとは思っていないような気がする。
とはいえ、値段が安くなっていれば考慮に入れてもいいだろう。

さて、結局どれを買えばいいのか?

ちなみに自分はなぜReebokやDAIKOU、ALINCOのエアロバイクを買わなかったのか?
というと、すでにパワーを測れるパワーメーターを持っていて、ガチの自転車トレーニングをする場合は、競輪選手がトレーニングするような感じで室内で自転車に乗っているためである。

もし、ガチで科学的に有酸素や無酸素トレーニングをしたいのであれば、⑰Reebok GB50-19が一番お勧したい。
しかし、これ以外の機種となると「タイプ4:コンピュータ制御による科学的トレーニング」の他の機種は60分までという時間制限があるため選択が難しい。
次点で⑳ALINCO AFB7218と⑲DAIKOU DK-8920のいずれかを身長を考慮していずれかを買うか、「タイプ3:高強度トレーニング・ダイエットなどオールマイティ」の中の機種を買うのがいいと思う。

そう考えるとコストパフォーマンスから⑪AINEXT FITBOX LITEがいいのではないか?と思うのである。デザインが洗練されているし、身長の許容度が大きく家族で乗るには非常にいい機種であると思う。我が家でもFITBOXを使っているし、これは使っていてお勧めできるのである。

あと下記もエアロバイク(スピンバイク)について参考になるかも知れない。

エアロバイクを購入するべきか?買うならどのエアロバイクを買えばいいのか エアロバイクのメーカーの特徴 エアロバイクを買ったらついでに買うといいかもしれないものについて エアロバイクを使ったトレーニング法 エアロバイクをクラウドにつないでトレーニングする方法(IoT化)

コメント

  1. weboo より:

    ⑭DAIKOU DK003Bですが、リハビリ用でペダルが自動で動くタイプだと思われます。

    • chari-nikki より:

      コメントありがとうございます。レビューとかをみた感じではそう思えなかったのですが、何か情報ありますか?教えていただけたら幸いです

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