やっぱりパナレーサーのタイヤは買ってはいけない

久しぶりに街乗り用のクロスバイクのタイヤを履き替えてみようと思ったのである。
で、近くのスポーツ用品店(ゼビオスポーツですな)に買いに行ったところ目についたのがパナレーサーのCATEGORY-S2というタイヤ。

なんかめっちゃ安い。

普通3,000円ぐらいのやっすいタイヤはワイヤービードである。
タイヤの骨格の部分であるビードの部分が金属のワイヤーである。
自転車屋さんでこんな感じで売っているのがワイヤービード。

この写真はI’m never being boring……..様よりお借りしました。
こんな感じで吊るされて売られている。ママチャリも100%ワイヤービード。

それに対して、ビードの部分がケブラー繊維でできているケブラービードは折りたたまれて売られている。ケブラーは防弾チョッキに使われているといったことからわかるように、軽量かつ丈夫な繊維である。鉄の5倍の強度があるといわれている。ケブラービードのタイヤは普通はワイヤービードのタイヤのお値段は3倍ぐらいするのである。

というわけで、売り場でパナレーサーのタイヤを見たときに

「えええ!ケブラーなのにこの値段!」

と驚いたのである。そして、もうひとつ驚いたこと。

タイヤの太さである。普通ロードバイクだと25mmというタイヤも最近は結構あるが、 23mmが主流である。クロスバイクといった街乗り用だと28mmとかが多い。
どのサイズでもなく26mmというなんとも不思議なサイズ。
これは買うしかない!

早速買ってきてつけようとしたところ・・・

固くてハマらない

あれ、こんなに自分ってタイヤ交換するの苦手だっけ?
タイヤレバーを駆使してはめ込もうとするが、かたい、カタい、堅い、固い、硬い、かてぇーーよぉ!!!!タイヤレバー折れるよぉーーー。
心もついでに折れるよぉーーーー。

最後がハマらないのである。タイヤレバーでテコの原理ではめようとしても、硬すぎてタイヤレバーを動かせない。

格闘すること1時間、ようやく2本のタイヤのうち1本は交換が終わった。

あと1本かぁ・・・。死にたい気分だ。

なんだか、指がすごく痛いのだが、

「あ、血が出てる」

力を掛けすぎて爪が少しはがれたらしい。
いやあああ、もう嫌すぎる・・・。

格闘すること約2時間。

「ようやくハマったわ。でも、これってパンクしたときにどうなるんだろう・・・」

不安しかない。でもとりあえず乗ってみることに。

「うわ、パンクしてるわ」

どうやらタイヤレバーでグニグニずっとやっていたので、チューブに穴を開けてしまったらしい。もう最悪である。前輪も後輪も両方ともパンクしていたのである。
もう一回外してチャレンジする気力もなく、近所の大手自転車チェーン店に持ち込むことにした。完全に敗北である。

店員さんいわく、

「26Cって珍しいですねぇ」

だそうだ。プロが見ても26mmって珍しいらしい。これなあ、普通に使えたら良かったのに・・・。

この日は結構このコロナウイルスのさなかであったが、結構自転車整備は混んでいて3時間待ちであった。

で作業が終わって、店員さんに聞いてみた。
「なんでこんなにハマらないんでしょうか?」
「うーん、タイヤとリムとの相性もあるんですよね。あと、パナは固いときがありますね。」
とのこと。

そうかぁ。これからどうしたものかと。

いろいろ調べてみたのだが、どうやらパナレーサーのタイヤはめっちゃ固いらしい。様々な人が嘆いている。

前まで使ってたSERFASは余裕で組み込めたのに、エリートプラスはタイヤに片側だけはめるのもしんどいくらい固く、(本来ならタイヤを外すときに使い、装着する時には使わない)タイヤレバーを使用して何とか後輪に組み込みました。 後輪だけに何十分費やしたかわかりませんが手が痛い……。
中略
で、今度は同様に前輪も組み込もうと同様にタイヤをホイールに(強引に)はめ込んでいると、プシューという不吉な音と同時にチューブがパンク。
そりゃそうだ。タイヤレバーで無理やりタイヤをねじ込めばチューブを噛んで穴が開く。
参ったなぁ…と、お亡くなりになったチューブをタイヤから剥がし、一度チューブ無しで組めるかどうか試してみたところ、最後のバルブ両端10センチくらいのところでどう足掻いても入らなくなる。
「あ、これ無理だわ」と、おとなしくショップに徒歩で30分かけて持って行くことに。ショップに持ってく道中、敗北感と悔しさに苛まれタイヤの色と同じブルーな気分でした。

ロードバイクのタイヤをパナレーサーのエリートプラスに交換した!

私と同じ目にあっている・・・。

ちなみに、私が過去に使ったタイヤの中ではパナレーサーの安価なタイヤは非常に硬かったです。怖くてもう同メーカーは買うことができず・・・トラウマ体験でした。

パンク修理の難易度はタイヤとタイヤレバーで大きく変わる

もう私もトラウマですよ。

日本メーカーのパナソニック製で尚かつ、コストパフォーマンス製が高いことから人気がある「パナレーサー」ですが、このタイヤは非常に固いので、初心者や力の弱い方は避けることをおすすめします。

ロードバイクのタイヤ交換をしよう!固いタイヤをはめるコツ

私は普段マウスより重いものを持たない力の弱い方に分類されるので、避けるべきでした・・・。

この動画がすごいわかりやすい。
この人も出血していたが、ホントこんな感じ。見ていて涙が出そうであった。

私は基本的には駄目なアイテムは紹介しないというスタンスなのである。
しかしながら、これは買ったらどうしようもなく困るであろうと考えたので記事にした次第である。

コメント

ブログ村自転車用品ブログ