Cycle Sports 2014/12号はめちゃお得な号・これを読んでバイクに乗るという生き方について改めて考えた

今回のCycle Sportsはすごかった。


まず、

「重量がすごい」

電話帳ですかっていうような重さ。
帰りの電車で膝に抱えて読んでいたのだが、読みにくいし、荷物が重くなってこまるったらありゃしない。
面白い内容が面白いだけにとっても残念と思ったのだ。

家に帰って重量を測ってみた。

CycleSports2014/12号の重要は何と2060グラム

何と2060グラムもある。
砂糖袋2袋分ですわ。

黄色い表紙と相まってまるで電話帳のようだ。

でもよく見たら、

「これって、表紙っぽいものが途中のページにあるぞ」

ということに気が付いて、背表紙のところが剥離するようになっていることにも気が付いた。

そろーりそろーりと引っ張ってみると、4分割になった。

4分割されました

なんだ、こうなるなら最初からそうしておけばよかったと軽く後悔した。

私は初心者で自転車競技そのものにはまったく興味がなく、バイクのインプレッション記事とかも読んでも難しすぎてよくわからない。
しかし、今回はとってもおもしろかったのだ。

マルチロードバイクの拓く新世界

と言う特集であるが、ロードバイクで未舗装路を走ることの楽しさ、乗り方のコツ、そもそもバイクに乗ることの楽しみって何なの?

これはすごく面白かった。
私はまだロードに乗り始めたばかりの初心者なのだが、この間霞ヶ浦一周をした時に砂利道になっている未舗装路が数百メートルあり、いきなり突っ込んだときに、

「うわうわうわ、こここここける、たおれる・・・わわわわ、たたた助けて・・・」

とめちゃめちゃ慌てたのだ。
何とか転びそうになりながら、パンクもせずに脱出できたときにはとても安堵したという経験をした。

また、私がロードバイクを買った店の店長は、日本チームのメカニックとして海外に同行しているぐらいの凄腕らしいのだがこの店長曰く、

「最初からついているロードバイクのタイヤは安いものなので、履き替えたほうがいいと思います。」
と言っていた。

「ではタイヤはどうすればいいのでしょう?」

と聞いてみると。

「そうですね、砂利道を走るっていう練習に使うという手もありますね。砂利道を走るのはとてもいい練習になりますが、あっという間にタイヤがダメになるのでそういう練習に使うのはいいかも知れません。」

と言っていたのだ。
なるほどぉ。

とその時は聞いていたので、未舗装路をMTBではなくてロードバイクで走るということに、何となく興味を持ったのだ。
そして、実際に走ってみてその難しさにシビレたので、こんなことを楽しみでやっている人が大勢いることに驚きと、ものすごい興味を持ったのである。

この特集は未舗装路を走ることに対してとてもとても興味を喚起した次第。

運動したことないし、40歳をとうに過ぎてからロードに乗り始めたので、今更トレーニングしたとしても競技とかでいい成績を取れるわけもない。
自分の場合、突き詰めてやらないと気が済まないたちなのだが、極めることが最初から望めないということがなんだか切ないのであった。
(でも乗っているだけで楽しいので、まあいいんだけど)

こういう楽しみ方はありかも。

と思った次第。
そうそう、バイクって車で行けば楽だし、あっという間に着くところにあえて人力で時間をかけて、行く必要もないところにあえて行くという趣味だ。

趣味なのだから、楽しめばいいんだよなと改めて思ったのだ。

自転車に乗って楽しいという原点に帰ってみませんか?

という提案が記事にはあった。
深くうなづくものがあったのである。
読んでよかった。

新連載、「自転車道 フレームの形状の謎に迫る」

これはすごいなあって思った。
anchorの設計技術者がフレームの力学的な設計の要素について語っているのだが、まるでプロジェクトXみたいである。
(正直難しいのですが・・・、昔だったら理解しようと必死に多分読んだ系の記事。歳をとるとこの手のものは面倒になってあんまり読めなくなった。後でちょっとづつ読もうって思った)

そうそう、付録もとてもよかった。

SIMANOの製品カタログ、眺めているととても楽しく、コンポーネントの互換性とか、

「これは詳しくなりますわ。」

って思ったり、

来月幕張メッセで行われるCycle Modeってイベントの紹介の別紙もこれもお役立ちだった。
実際に行ってみるつもりなので。

と言ったわけでお勧めです。

気になった方はぜひ買ってみてくださいませ。
(って、ロードバイク歴がある程度以上ある人はみんな知ってますね、すいません)

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