かに道楽の看板は自転車で動かしている?

「とれとれぴちぴちカニ料理」

という歌を覚えている人は多いだろう。ナニワのモーツアルトことキダタロー先生作曲の歌で有名な「かに道楽」のテーマソングである。
え?知らないですかすいません。40代で以上でないと知らないでしょうね。

とにかく店の前に巨大な動くカニの看板のあるカニ料理の店である。

こんな感じで足が動く看板である。
かに道楽といえばこの看板が有名である。この動くカニこそが文字通り店の看板なのである(意味不明)。

この看板にまつわる有名な都市伝説がある。それは、

「大阪では誰一人として知らぬものがいないかに道楽。
第一号店がオープンする際に看板を作るのにお金をかけすぎて、動力設備を作ることができなくなってしまった。
やむを得ずアルバイトに自転車をこいで看板を動かすようにした。
それ以来、新店がオープンする際も看板は人力で動かすようになったという」

そんなことあるわけないだろ!
という突っ込みはおいておいて、これを現実にやったらどういうことになるのか?という思考実験をしてみたのだ。

さて、この看板をアルバイトが動かすためにはどれだけの人員がいるのだろうか?
看板の正確な重量もわからなければ、この看板を動かすためのモーターの規格もわからない。

まじめに物理を勉強しておけば、ある程度推測することもできるのかもしれないが、物理は赤点といった体たらくなのでなんともならん。
勝手に前提を作って推測するのである。
一般的な産業用モーターのカタログから出力を類推してみるのだ。

一番小さい出力の製品で200W。
200Wぽっちの出力ではこの巨大な足とハサミを動かすことはできなさそうだが、この出力で見積もってみよう。

人間の脚力の出力は自転車の専門的なトレーニングをしていない人の場合はFTPは大体140Wぐらいだろう。
FTPとは頑張れば1時間持続できる平均パワーのことだ。FTPのパワーでこぎ続けると著しく疲労してしまう。長時間持続するためには最高でも75%程度以下にする必要がある。140Wの人がFTPの70%で走ると98Wである。

ということであれば、200Wの出力をまかなうためには常時2名が動かし続ける必要がある。
FTPの70%だとかなり疲労するので、60%程度程度に抑えた方がよいだろう。そして休憩も取った方がいいので3名は最低必要だ。

アルバイトに時給1,000円払い、8時間、3名だと1日に24,000円アルバイト代がかかる計算になる。
実際はわからないが、200Wでは足りないと思うのでその5倍の1KWぐらい必要な気がする。そうすると、1日に120,000円のアルバイト費用だ。

どう考えてもちゃんと動力設備を作った方がいいわw
って感じである。

かに道楽のことをしばし考えていたらカニが食べたくなった。
カニの通販はあたりはずれが多いので(実際自分は結構ハズレをつかまされています)、レビューを読んでから買った方がいい。といったわけで、このウェブサイトがおすすめである。

カニを買うならここで買え

とまあ、何のブログなんだかさっぱりわからないが終わりである。

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